公認会計士試験の勉強法とは?科目ごとの対策、独学法や合格者の体験談をご紹介!

公認会計士試験の勉強法とは?科目ごとの対策、独学法や合格者の体験談をご紹介!

公認会計士試験は出題範囲が広く、難易度も高いため勉強法に悩む方も多いでしょう。合格するためには効率的に学習する必要がありますが、独学ではハードルが高いのが実情です。この記事では公認会計士試験合格に必要な勉強時間や科目ごとの効率的な勉強法、実際の合格者の体験談などをご紹介します。

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目次

公認会計士試験の難易度

公認会計士試験の科目数は多く、短答式試験で4科目、論文式試験で5科目あります。そのどの科目も専門性や難度が高く、合格難易度が高い試験です。ここでは公認会計士試験の難易度や必要な勉強時間について解説します。

公認会計士試験の合格率

公認会計士は弁護士や医師と並ぶ三大国家資格の1つで、公認会計士試験の合格率は近年10%前後で推移していることからも、試験の難易度は高いことがわかります。

ただ、2020年度は出願者13,231人のうち合格者は1,335人だったのに対し、2023年度は出願者20,317人、合格者1,544人であり、受験者と合格者は増加傾向にあります。難易度が高いとはいえ、効率的な勉強法でしっかりと対策をすれば、十分に合格できる資格です。

公認会計士の試験合格に必要な勉強時間

あくまで目安ですが、公認会計士試験に合格するための必要な勉強時間は4,000時間といわれています。社会人で働きながら合格を目指す場合、仕事の忙しさもあることから2~3年間を学習期間として設定するのが一般的で、3年間で合格を目指す場合は平日2~3時間、休日8~10時間を目安に勉強時間を確保する必要があります。

他方、大学生も学業やアルバイトとの両立が必要ですが、比較的自由に時間を使える場合は合格までの目標期間は1.5~2年といわれています。

公認会計士試験を勉強するための選択肢

公認会計士試験を勉強するための選択肢
方法メリットデメリット
予備校効率よく学習する仕組みがある・モチベーションを保ちやすい値段が高い・時間と場所の融通が効かない
通信講座時間や場所に囚われない・効率よく学習する仕組みがある自制心が必要・ある程度費用がかかる
独学費用をかなり抑えられる・時間や場所に囚われない自分一人で学習計画を立てて実行する必要がある

公認会計士試験の勉強方法には、「受験予備校に通う」「通信講座を受講する」「独学で勉強する」の3つがあります。ここでは、それぞれの方法のメリットとデメリットを解説します。

公認会計士受験予備校に通う

公認会計士合格者の大半は受験予備校に通って合格しています。これは、テキストや講義が最適に組み立てられていて、効率よく学習する環境が整っているというメリットがあるためです。また、周囲にモチベーションの高い競争相手がいることも刺激になります。

デメリットは費用がかかることで、代表的な予備校では1年半~2年のコースで約70~80万円ほどの授業料がかかります。さらにこのほかに、模試や参考書の費用や交通費もかかり、総額100万円を超えることもあります。また、1年半~2年のコースを受講してすぐに合格する人は多くなく、そこから数年かけて勉強することが多いため、さらに追加でコストがかかります。

通信講座を利用する

通信講座のメリットは、場所や時間に囚われず、自分のペースで効率よく勉強できることです。このため、働きながら勉強する社会人などには通信講座は便利な勉強方法です。また、通信教育を利用した場合、費用は40~60万円であり、予備校より費用を抑えられます。

ただし必要なカリキュラムや環境があっても、予備校通学と異なり受験生仲間のいる環境に身を置けないため、ある程度自己管理しながら勉強を進める必要があります。

独学で勉強する

独学の最大のメリットは費用が模試代や参考書代に限定され、非常に経済的であることです。そして、勉強のスケジュールや進め方も自分で柔軟に設計できます。

しかし、合格に向けた学習計画を立てることや、実際にそれを自分でコントロールすることはかなり難しく、この点が独学のデメリットといえます。もし、予備校や通信講座の受講を迷っているのであれば、まずは独学をしてみて様子を見てから決定するのも一つの手段です。

会計士試験の科目ごとの内容と勉強法

公認会計士試験の科目はどれも専門性や難度が高く、それぞれに特徴があります。ここでは科目ごとの勉強法を解説します。

財務会計論(短答・論文)

財務会計論は公認会計士試験の学習の基礎となる最も重要な科目で、配点比率は他の科目よりも高く、必要な勉強時間も最多です。

財務会計論は「簿記」(計算分野)と「財務諸表論」(理論分野)に分かれますが、勉強法の基本はテキストの例題と問題集を繰り返し解き続けることです。各問題に対して、問題を見て瞬時に解答パターンを書き出せるくらい頭にたたき込む必要があります。ただし、その際に内容をきちんと理解し、設問の形が変わっても対応できるようにすることが重要です。

管理会計論(短答・論文)

管理会計論は、製品原価の計算方法が問われる「原価計算」と、経営指針の決定方法などが問われる「管理会計」から構成されます。短答式試験ではその2つがまとめて1科目として扱われ、論文式試験では財務会計論と合わせて会計学として扱われます。

管理会計論の勉強も財務会計論と同様に、テキストの例題と問題集の反復が基本の勉強法です。ただし、内容を理解せずに問題を反復しても点数に直結しづらい科目のため、きちんと解釈することが重要です。また、短答式試験と論文式試験で試験範囲が変わらないことから、短答式試験のうちから得意科目にしておくことが重要です。

監査論(短答・論文)

監査論は、監査業務で必要となる理論や関連制度に関する知識を問う科目です。学習の対象は監査基準が中心ですが、暗記しなければならない量がとても多く、単純に丸暗記する勉強法は非効率です。

このため、他の科目以上に深く内容を理解していることが重要ですが、理解をするには実際の監査の現場をイメージすることが大切です。自分が実際に監査業務を行っているような気持ちで学習することで、暗記も苦にならず、効率的に理解できるでしょう。

企業法(短答・論文)

企業法は会社法や商法、金融商品取引法といった企業に関連する法律を学ぶ科目です。短答式試験では問題の8~9割程度が、論文式試験ではほぼすべてが会社法から出題されるので、会社法が学習の中心です。

企業法は短答式試験のみならず、論文式試験でも暗記だけである程度点数が取れます。問題演習を通じて条文を深く理解し、知識を網羅的に蓄えることが企業法を攻略する上で重要です。

租税法(論文)

租税法は論文式試験でのみ出題され、法人税法、所得税法、消費税法の3つの税法の知識に関連する計算問題および記述問題が出題されます。まずは暗記すべきことを暗記し、知識がある程度定着したら、頻出論点から計算問題に取り組みましょう。

会計と税務の違いを、計算問題を通じて体感していくことで、より効率的に税法を理解することができます。

選択科目

選択科目は論文式試験でのみ出題され、「経営学」「経済学」「民法」「統計学」の4科目から1つを選んで受験します。実際は大半の受験生は経営学を選択しています。経営学は他の科目と比べて難易度が低く必要な勉強時間が少ない上に、合格後の業務に知識が生かせることが人気の理由です。

数学が得意であれば経済学や統計学が得点源になるかもしれませんし、民法も法学部でみっちり学んだ経験があれば有利になるかもしれません。しかし、そのような特別な理由がない限りは、経営学を選択することをおすすめします。

公認会計士を目指すならクレアールの勉強法がおすすめ

クレアールの「非常識合格法」では、試験問題を研究し、出題傾向を見極めて学習範囲を定めています。科目間の学習のバランスを考慮して、得意科目を作るのではなく不得意科目を作らないようにする学習方法を採用します。各科目の合格に必要な範囲の基礎的な内容を徹底的に学習し、そのための教材も必要最小限に絞って短期合格を実現しています。

試験範囲のすべてを網羅しようとすると消化不良となり、モチベーション維持も難しくなりますが、非常識合格法では重要な論点のみを抽出して学習するため、効率よく、質の高い学習で合格を目指せます。忙しい社会人や、受験に専念できない大学生にも最適の学習法です。

【体験談】公認会計士試験の合格者による勉強法紹介

【体験談】公認会計士試験の合格者による勉強法紹介

地方公務員として働きながら合格した勉強法

現状と向き合い、努力と工夫を続けることができれば誰でも合格できるのが公認会計士試験です。要点のまとまったテキストと自作の答練ノートで問題を整理し、メリハリをつけて学習することで、社会人でありながら短期間での合格を達成した合格者の勉強法を下記よりご紹介いたします。

公認会計士試験に上位合格した勉強法

勉強時間を測り、毎日決まった時間の勉強を習慣化させればモチベーションを維持できます。テキストを何度も読み返し、自分の弱点を意識して問題を何度も復習し続けることで、日商簿記3級の学習開始から1年半以内に公認会計士試験の論文式試験合格までを達成した方の勉強法を下記より詳しくご紹介します。

試験短期合格のための勉強法

公認会計士試験では、膨大な試験範囲を網羅的に勉強するよりも、ポイントをいかに絞って効率よく勉強するかが重要です。どの科目も完璧を求めずに配点を考えて取捨選択し、試験当日は最後まであきらめず回答を埋めることで合格を勝ち取った方の勉強法を下記よりご紹介いたします。

公認会計士試験の勉強法にまつわるQ&A

公認会計士は大学生でも目指せますか?

公認会計士試験の合格にはまとまった勉強時間が必要ですが、大学生は3年生ぐらいから授業に余裕が出てくる人も多く、忙しい社会人に比べると有利です。実際に大学生の合格率は受験者全体の合格率よりも高めで、当然、合格を目指すことができます。

社会人が公認会計士を目指すために重要なことは?

社会人が公認会計士を目指す場合、日中は仕事があり、学生や無職の人に比べてどうしても勉強時間が少なくなります。合格のためには、長期的な無理のない計画を立てて勉強時間を確保することが必要です。予備校や通信講座をうまく利用し、効率的に学習を進められれば合格は十分に可能です。

正しい勉強法で公認会計士試験は合格できる!

公認会計士試験は難関ですが、科目ごとに効果的・効率的な勉強法を実行して着実に実力をつけていけば、社会人か大学生かに関係なく合格は可能です。膨大な試験範囲のすべてを網羅する必要はありません。自分に合った予備校や通信講座を選んで、ポイントを押さえた勉強法を実行し、合格をつかみましょう。

クレアール公認会計士講座では独自の「非常識合格法」を採用しています。重要な論点にポイントを絞って学習するため、効率良く、しかし質を落とすことのない学習で合格を目指すことができ、短期合格して早くキャリアアップしたい人には最適の学習法です。

働きながらであっても無理なく自分のペースで合格を目指すことができます。興味のある人は、下記より無料書籍をご請求ください。

監修:公認会計士 森 大地

大学在学中に公認会計士の勉強をはじめ、公認会計士論文式試験に一発合格。現在は、クレアールの公式YouTubeチャンネル「公認会計士対策ワンポイントアドバイス」にて、監査法人での仕事や試験対策の学習法などを紹介している。

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