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社労士の試験内容を把握しよう|問題数や配点、試験時間、科目や合格基準まで解説

社労士試験は、労働関係科目と社会保険関係科目から成り立つ国家試験です。8科目あり、出題範囲も広いため、効率的な学習が求められます。問題数も多い社労士試験では、受験当日の時間配分も重要です。今回は、試験内容だけでなく、配点や時間配分、合格基準まで詳しく解説します。ぜひ、社労士試験の全貌を把握するために役立ててください。

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社労士試験はすごく難しい試験ではなく、基本的な内容をしっかり勉強すれば合格できる試験と言われています。
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目次

社労士試験の概要

社労士試験は、毎年8月の第4日曜日に実施されています。受験申込期間は4月中旬から5月下旬で、受験手数料は15,000円です。2023年の試験日は8月27日(日)で、申込受付期間は4月17日(月)~5月31日(水)となっています。

合格発表は2023年10月4日(水)です。例年11月中旬に行われていましたが、2022年の合格発表も10月初旬と、昨年から例年より1か月弱程度早まっていますので、今後は、10月初旬の発表が固定化しそうです。

受験資格には、「学歴」「実務経験」「厚生労働大臣の認めた国家試験合格」のなかから1つを満たす必要があります。

社労士試験の内容

社労士の試験科目は「労働法規」と「社会保険」、「一般常識」の3種類に大別され、8科目存在します。要点を押さえるために、問題数や配点とあわせて確認しておきましょう。

社労士試験の問題数と配点

社労士試験の出題形式は、「選択式試験」と「択一式試験」の2つに分かれています。

選択式試験は、80分で計40問が出題されます。5点×8科目で、満点は40点です。択一式試験では、210分間で計70問が出題されます。10点×7科目で、満点は70点です。

解答は、すべてマークシート形式で行います。

社労士試験の科目

社労士試験で出題される科目は、「労働法規」と「社会保険」、「一般常識」の3種類に大別されます。どの分野も、社労士として活躍するために欠かせないものです。

以下にて全8科目の詳細を記載します。

  • 労働基準法及び労働安全衛生法
  • 労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
  • 雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)
  • 労務管理その他の労働に関する一般常識
  • 社会保険に関する一般常識
  • 健康保険法
  • 厚生年金保険法
  • 国民年金法

社労士試験の科目ごとのポイント

ここでは、社労士試験で出題されるそれぞれの科目のポイントと、学習のコツを紹介します。

労働基準法及び労働安全衛生法 <労基・安衛>

労働基準法は、労働条件の基準を規定する法律で、労働者の保護を目的に制定されました。規定の内容を正確に理解しながら、頻出項目を中心に記憶するとよいでしょう。

労働安全衛生法は、労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境の形成を促進することを目的とした法律です。こちらは、規定理解よりも、暗記学習がメインです。

労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む)<労災>

労働者災害補償保険法は、労災事故の補償や通勤災害の保険といった業務上のケガや病気に対する給付を規定する法律です。国が行う医療サービスや現金支給による補償がまとめられています。

法改正事項が少なく、難易度が安定していることから、試験対策がしやすい科目だとされています。過去問題集を中心に、頻出論点を確認しておきましょう。

雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む)<雇用>

雇用保険法は、労働者の生活及び雇用の安定、求職活動、職業の安定などを目的として、昭和22年に制定された法律です。

雇用保険法は、労働者災害補償保険法と比較しながら要点を押さえるとよいでしょう。細かい規定まで試験範囲に含まれていますが、まずはひと通り目を通し、全体像を理解しておくのがおすすめです。

労務管理その他の労働に関する一般常識<労一>

労働に関する一般常識は、試験の中でも特に難しいといわれています。出題範囲が広く、出題予想をすることが困難なため、苦手とする受験生も少なくありません。

法律条文をしっかりと理解することが重要ですが、基本は押さえつつも、あまり深入りしすぎないことも重要です。

社会保険に関する一般常識<社一>

社会保険に関する一般常識は、「社会保障」と「法令」の2つに分けられます。法令については、数は多いものの、問われる内容は基本知識がほとんどで、得点を取りやすい分野だと考えられます。

一方の社会保障は、学習範囲が膨大で、対策が難しい分野です。広く浅く学習することで、合格基準点のクリアを目指すよう意識しましょう。

健康保険法<健保>

健康保険法は、労働者及び被扶養者に業務災害以外の事由による保険事故が発生した際に、被保険者に対して保険給付を行うことを目的とする医療保険法です。

身近な法律で、仕組みもそれほど複雑ではありません。基本事項が多く、得点を稼ぎやすい科目でもあります。過去問題に満遍なく取り組み、数字の暗記を行うのが効果的です。

厚生年金保険法<厚年>

厚生年金保険法は、老齢・障害・死亡のいずれかで保険事故が発生した際、加入者と遺族の生活の安定や福祉の向上に寄与することを目的とする法律です。法改正が頻繁に実施されているもののひとつでもあります。

学習のポイントとなるのは、後述する国民年金法との違いです。相違点と法改正の趣旨を理解しながら、問題演習を進めましょう。

国民年金法<国年>

国民年金法は、健全な国民生活の維持・向上に寄与することを目的とした法律です。全国民共通の基礎年金を規定している社会保障制度でもあり、厚生年金保険法とも深い関係にあります。

制度が複雑で学習範囲も広いため、理解と暗記を使い分けながら学習するのがおすすめです。年金額もよく出題されているため、計算問題対策も欠かせません。

社労士試験の解答目安時間

選択式試験は、1問に空欄が5つ含まれる問題文を計8問、80分間で解答します。1問につき、およそ7~8分が目安時間です。

択一式試験では、5つの選択肢のなかから正しいもの(誤っているもの)を選びます。文章は長いものの、計70問(7教科・10問)を210分で解かなければなりません。目安時間は、1問あたりおよそ2~3分になります。

余裕を持って解答を進め、見直しや難しい問題の検討等に時間を使えるように調整したいところです。

社労士試験の基準と合格率

社労士試験に合格するためには、総得点の7割程度の正解率が必要だといわれています。ただし、合格基準は出題形式・科目ごとに設けられており、1科目でも基準点に満たなければ、合格にはなりません。

2022年社労士試験では、選択式試験(40点満点)は合計27点以上かつ各科目3点以上、択一式試験(70点満点)は合計44点以上かつ各科目4点以上という合格基準でした。

合格率に関しては、平均6~7%だとされています。社労士は、10名中1名が合格できるかどうかの難関資格です。

参考:第54回(令和4年度)社会保険労務士試験の合格基準について|厚生労働省

社労士試験の合格率が低い理由

社労士試験の合格率が低い背景には、合格基準の厳しさがあると考えられます。出題形式・科目ごとに合格基準が設けられるため、総得点が基準点をクリアしていたとしても、1科目で1点でも不足してしまうと、不合格となってしまいます。

社労士試験において苦手科目の存在は命取りで、バランスのとれた効率的な学習が求められます。記憶しなければならない範囲が広く、法改正への対応も欠かせないことが、合格率の低さにつながるといえます。

社労士試験で合格を目指す方法

社労士試験の合格を目指すためには、800~1,000時間ほどの学習時間が必要といわれています。広範囲に及ぶ膨大な知識を身につけなければならないため、限られた時間でいかに効率的に学習できるかがポイントです。

通信講座を利用すれば、通勤や家事などの間で発生するスキマ時間を有効活用しやすいでしょう。さらに、社労士試験に精通した受験のプロから教わることで、効率的な学習順序もわかります。最短距離で合格を目指しやすい方法です。

まとめ

社労士試験は、「労働法規」と「社会保険」、「一般常識」の3分野8科目が2つの形式(選択式・択一式)で出題される試験です。試験内容は広範囲に及び、法改正への対応も求められます。

合格には800~1,000時間ほどの学習時間が必要だといわれますが、効率的に進められなければ、さらに必要な時間はかさみます。隙間時間を有効活用し、効率的な学習方法で、最短距離での合格を目指しましょう。

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