公認会計士試験に合格するためには、多くの勉強時間が必要だといわれています。実際に何時間勉強すれば合格を目指せるのでしょうか。この記事では、必要な合計・1日あたりの勉強時間、勉強期間、大学生や社会人などの勉強期間の目安などについて解説します。
1.公認会計士試験の勉強時間はトータルどのくらい?
国家試験の中でも難易度の高い公認会計士資格を取得するには、どのくらい勉強時間が必要なのでしょうか。一つの基準として、合格までに必要といわれている勉強時間を把握し、ぜひ計画を立ててみてください。
勉強時間は4000時間必要
公認会計士試験合格に必要な勉強時間は、一般的に4,000時間といわれています。また、クレアールでは、約3,000時間以上※、勉強期間は1.5~2年間必要としています。こちらの勉強時間はあくまで目安で、必要な勉強時間は人それぞれです。
※勉強時間については、一般的には4000時間以上を必要と伝えられておりますが、クレアールでは「非常識合格法」を推奨しており、一般と比べ勉強時間が短くなっております。
受験回数によって勉強時間は変わる
必要な勉強時間が3,000時間~5,000時間以上と人によって大きく差が出る理由は、受験回数の違いです。1回で合格する人に比べ、2回以上に渡って受験し合格する人は、必然と勉強時間も長くなります。試験は短答式と論文式に分かれており、短答式試験の合格者が論文式試験を受験できる仕組みです。それぞれ1回で合格する人もいますが、2回以上の試験を経て合格する人も多いのが現状となっています。
2.公認会計士試験合格までの勉強期間
1日の勉強時間によって合格までにかかる期間は変わってくるでしょう。1日の勉強時間の目安や合格までの勉強期間を解説します。
勉強期間は約2年間かかる
公認会計士試験合格までにかかる年数は一般的に約2年間です。今日から1日に5.5時間勉強すると、合格に必要な勉強時間4,000時間に達成するのは二年後となります。
5.5時間×7日間=38.5時間(1週間の勉強時間)
38.5時間×52=2002時間(1年間の勉強時間)
1日あたりの勉強時間を5.5時間とすると、一週間の勉強時間は38.5時間です。一年は52週間と1日であるため、一年の勉強時間は約2,000時間。したがって、2年間毎日5.5時間の勉強時間を確保すると合格に必要な4,000時間に達します。
この計算式で考えると、一日により多くの勉強時間を確保できるほど勉強期間は短いです。勉強時間や勉強期間はあくまでも目安ですが、計画的に勉強を進めるための基準として意識するとよいでしょう。
また、クレアールの勉強法だとさらに短く1.5~2年間で設定しています。「非常識合格法」を推奨しており、一般と比べ勉強時間が短くなっております。
最短で1年間で合格する可能性もある
公認会計士試験合格にかかる年数が約2年といわれる理由は、一日の勉強時間を5.5時間と仮定しているからです。そのため、倍の11時間毎日勉強できるのであれば、勉強期間は半分の1年で合格を目指せます。しかし、1日に10時間以上の勉強を毎日続けるのは難しいでしょう。1年で合格を目指す場合は、現実的に可能なスケジュールなのか検討する必要があります。
人によって勉強期間は異なる
一日にどれだけの時間を勉強に充てられるか人によって、当然勉強期間も異なります。ある程度時間にゆとりのある大学生なのか、忙しい社会人なのか、受験に専念できる人なのか。一日に確保できる勉強時間は人それぞれであるため、受験勉強とそれ以外のこととの優先順位をつけて、自分の生活に合った計画を立てましょう。
3.大学生・社会人・受験に専念する人の勉強期間の目安
大学生や社会人、受験に専念できる人の勉強期間の目安を解説します。忙しい大学生や、時間にゆとりのある社会人もいるので、あくまで目安として参考にしてみてください。
大学生
大学生には専攻した学問を学ぶという大きな目的がありますが、授業以外の時間を自由に使えることも多く、比較的短期間で合格を目指せる人が多いです。しかし、中にはアルバイトやサークル活動に取り組んでいる学生も多く、試験勉強の時間を十分に確保するのが難しい人もいます。学生生活と両立しながら試験勉強をすると考えると、合格までの目安の勉強期間は1.5~2年です 。アルバイトやサークルと試験勉強をうまく両立できるかが合格へのカギとなります。
社会人
社会人が毎日長時間、試験勉強に時間を割くのはなかなか難しいです。短期間での合格を目指して無理なスケジュールを立てるのではなく、自分の生活に合ったスケジュールを立てて計画的に取り組むことをおすすめします。忙しい社会人の勉強期間の目安は、2~3年です。隙間時間を活用して勉強する習慣をつけるとよいでしょう。
受験に専念する人
勉強時間を十分に確保できる人は、合格までの目安が1~1.5年と短期間で合格を目指せます。毎日まとまった時間で勉強するためには、モチベーションの維持が重要といえます。時間に余裕があるからこそ、しっかりと計画を立てることが大切です。息抜きにもルールをつけて取り組むとよいでしょう。
4.公認会計士試験で多くの勉強時間が必要な理由
公認会計士試験は、出題範囲が広く学習量が膨大なため多くの勉強時間が必要となります。試験は「短答式」と「論文式」に分かれており、「短答式」は財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目です。「論文式」が会計学、監査論、租税法、企業法のほか選択科目(経営学、経済学、民法、統計学から一つ選択)の5科目となっています。試験科目が多いうえにどの科目も専門性が高いため、多くの勉強時間が必要となるのです。
5.公認会計士試験の合格体験記
試験科目数が多く専門性も高い公認会計士試験の試験勉強は、どれだけ勉強時間を確保できるかが重要です。しかし、十分な勉強時間の確保が難しくても勉強のやり方次第では、働きながら一発合格や、一年未満の短期合格を目指せます。クレアールでは合格者の合格体験記を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
6.自分に合った効率のいい学習法で合格を目指す
Web学習を中心に、初めて学習を始める方なら、学習経験者に向けたコースをそれぞれご用意しています。ぜひ効率的かつ質の高い学習で計画的に合格を目指しましょう。

クレアール公認会計士講座では独自の「非常識合格法」を採用しています。重要な論点にポイントを絞って学習するため、効率良く、しかし質を落とすことのない学習で合格を目指すことができ、短期合格して早くキャリアアップしたい人には最適の学習法です。
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