社会人から公認会計士になれる?働きながら合格する方法を解説

社会人から公認会計士になれる?働きながら合格する方法を解説

公認会計士を社会人でも目指せるのか無謀じゃないかと不安に思う人もいるでしょう。この記事では、社会人が公認会計士を目指すメリットや社会人のための勉強方法、押さえておきたいポイントなど解説します。

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目次

社会人から公認会計士を目指すのは可能?

会社員や公務員といった、社会人から公認会計士を目指すことは十分に可能です。実際に多くの社会人受験生が公認会計士試験に合格しており、2022年は受験生全体の最終合格率7.7%に対して社会人の最終合格率は13.3%で、2023年が全体7.6%に対して社会人は14.4%でした。

学習に多くの時間を当てられる学生や無職者に比べると合格率は低いですが、毎年一定の社会人受験者が合格しています。なお、社会人は働きながら少ない時間で勉強しなければならないため、効率のよい学習が必須です。

(引用:公認会計士・監査審査会「令和5年公認会計士試験合格者調べより」)

実際に社会人から公認会計士に転職できる?

社会人の場合、公認会計士試験に合格しても転職先があるか不安に思うかもしれません。実際には社会人で公認会計士試験に合格後に、監査法人などに就職するのはもちろん可能です。

しかし、今の仕事を辞めて転職するのは勇気がいるもの。そこでもし迷いがある場合は、下記のポイントを材料に検討するとよいでしょう。

・自身の年齢とスキル
・転職市場の状況

年齢が20代であれば成長見込みを、30代であればスキルや経験値をアピール材料にできるので、決して不利にはなりません。また転職市場についても、主要な就職先である監査法人の採用は新型コロナの影響で一時的に減少したものの、経済状況の回復とともに増加が期待できます。社会人で公認会計士試験に挑戦して、転職することを心配する必要はないでしょう。

社会人から公認会計士になるメリット

社会人から公認会計士になるメリット

「社会人が公認会計士を目指すのは難しい」と感じる人がいるかもしれませんが、実際にはメリットがいくつかあります。ここでは、社会人が公認会計士になるメリットを解説します。

高収入が目指せる

公認会計士に転職した後の収入が気になる社会人も多いと思いますが、公認会計士は比較的高収入の職業です。平均年収は746.7万円と、数ある職業の中でも高めで、社会人から公認会計士に転職した場合に収入が増える例は多くあります。さらに、独立・開業した場合は年収3,000万円を超える人もいるため、公認会計士は高収入を目指せる職業です。

社会的にステータスが高い

公認会計士は医師・弁護士に並ぶ3大国家資格のひとつであり、公認会計士試験は難関です。公認会計士になるにはたくさんの努力が必要で、その分社会的意義が大きく、仕事の責任は重くやりがいがあります。とくに公認会計士の独占業務である監査業務は、上場大企業の財務諸表にお墨付きを与えられるためインパクトが大きく、社会的なステータスの高さを実感できます。

景気に左右されにくく安定して仕事がある

公認会計士になるメリットの一つに、士業の仕事は一般企業の会社員に比べて不況に強く、景気に左右されない仕事があることが挙げられます。一般の商品やサービスと異なり、監査業務や税務は不景気でも不要になることはありません。景気に左右されにくく安定して仕事があるのは、公認会計士になる大きなメリットです。

AIに仕事を奪われる心配が少ない

「AIの登場により公認会計士の仕事もなくなるのではないか」と心配する人もいますが、公認会計士はコンサルティングや、企業の不正リスクに関する判断など、人間の判断を必要とするため、AIに代わられる可能性が低いです。AIに仕事を奪われる心配が少なく将来的に安心であることも、公認会計士になるメリットといえます。

キャリア設計の選択肢が多い

公認会計士は難関資格であり、その専門性の高さから、監査法人・会計事務所・コンサルティングファーム・一般企業・官公庁など、必要とされる就職先が多くあります。そのため公認会計士は転職してキャリアアップするケースが多く、経験を積んで独立開業する人も多いです。このようにキャリアの選択肢が豊富にあることは、公認会計士になる大きなメリットです。

社会人が公認会計士試験に合格するための勉強方法

社会人は学生に比べて時間の余裕がないため、公認会計士になるには勉強方法を工夫する必要があります。ここでは、独学、専門学校・予備校、通信講座のそれぞれの方法について解説します。

独学

独学は予備校にも通わず、通信講座も利用しない自分だけで学習する方法です。独学のメリットとして費用が抑えられることや、時間がない社会人にとって融通が利くことが挙げられます。しかし、学習計画の管理を一人で行うのは大変です。また、相談や競争をできる受験生仲間が周囲にいないので苦労することもあります。

独学のメリット・低コストで学習できる(模試代や参考書代のみ必要)
・勉強のスケジュールや進め方を自分で柔軟に設計できる
独学のデメリット・周りに受験生仲間がおらず、相談や競争をする相手がいない
・学習計画やスケジュールのコントロールは一人では難しい

専門学校・予備校

専門学校や予備校といったスクールに通う方法もあります。テキストや講義が整備され効率よく学習できるほか、受験生仲間の存在もメリットの一つです。ただし、授業料がかかることに加えて、講義の時間が決まっているため、忙しい社会人には講義に合わせて通学することが難しい場合もあります。

専門学校・予備校・スクールのメリット・テキストや講義が合格のために整備されているため、効率よく学習できる
・受験生仲間には相談ができ、時には競争相手にもなる
専門学校・予備校・スクールのデメリット・コスト(授業料)がかかる
・講義の時間が決まっているため社会人は通学が難しいこともある

通信講座

通信講座は、パソコンやタブレット端末で好きな時間に好きな場所で学習できる方法です。また、リキュラムがあるため、自分で学習スケジュールを立てる必要がありませんそれに加え、通信講座では効率のよい学習方法が確立されており、安心して学習を進められます

通信講座のメリット・場所や時間に関係なく自分のペースで学習できる
・カリキュラムが存在し、効率の良い学習方法が確立され安心して学習を進められる
通信講座のデメリット・ある程度自己管理しながら学習を進める必要がある。
・通学ほどではないがコストがかかる

社会人が公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間

公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間の目安:4,000時間

公認会計士試験に合格するために必要な勉強時間は約4,000時間です。平日3時間休日12時間の勉強を2年程度休まず続ける必要があります。

しかし、通信講座クレアールでは、合格に必要な勉強時間を3,000時間、勉強期間を1.5~2年としています。これはクレアールの推奨する「非常識合格法」により、短時間で効率の良い勉強法のためです。

「非常識合格法」は重要な論点のみを抽出して学習するため、効率良く、しかし質を落とすことなく学習を実現しています。各科目の合格に必要な範囲の基礎的な内容を徹底的に学習し、教材も必要最小限の分量に絞って短期合格を実現します。

社会人から公認会計士を目指すときに知っておきたいポイント

社会人から公認会計士を目指すときに知っておきたいポイント

社会人が公認会計士試験に合格するためにはいくつかのポイントがあります。ここでは、社会人が公認会計士を目指すために知っておきたいポイントを解説します。

退職して試験勉強に専念する人もいる

社会人として働きながらだと、まとまった勉強時間が取りにくいという問題があります。そのため、退職して試験勉強に専念する人も多くいます実際に退職して試験勉強に専念する場合は、資金の余裕があるか、モチベーションが維持できるかどうかなど、しっかり計画を立てておきましょう。その場合は、スクールや通信講座を利用することでモチベーションを保ちやすくなります。

監査トレーニー制度を活用する

「監査トレーニー」とは、公認会計士の資格取得を目指す人が実際に監査法人で監査業務に従事しながら試験合格を目指す制度で、一部の大手監査法人で導入されています。実際に監査トレーニーになれば、働きながら試験勉強ができるため、公認会計士試験に合格して転職した後の仕事のイメージが持ちやすいです。また、トレーニー職員の残業・出張禁止試験直前3カ月の試験休暇同制度の過年度合格職員による学習サポートなど、監査法人ならではの受験生への配慮があります。ただし、各監査法人によって具体的なサポート内容は異なるため、必ず確認しましょう。

ポイントを絞って学習することが合格への近道

社会人は勉強時間が限られているので、公認会計士試験に合格するためにはポイントを絞った学習が重要です。たとえば、最重要科目の財務会計論はテキストの例題と問題集を繰り返し解いて問題パターンを覚えるのが効果的ですが、科目ごとに効果的な学習方法は異なります。そのため、各科目の特徴を押さえて効果的な勉強を心がけましょう社会人でも、スキマ時間を活用すれば勉強時間が確保できます。いかにポイントを絞って学習できるかが合否を決めるでしょう。

社会人から公認会計士を目指す場合のよくある質問

社会人から公認会計士を目指すにあたって、分からないことは多いと思います。ここでは、社会人が公認会計士を目指す場合のよくある質問について解説します。

社会人の公認会計士の合格率はどのくらいですか?

2022年(令和4年)の社会人の公認会計士試験合格率は、会社員が2.9%、公務員が2.9%、教員が2.2%でした。学生や無職に比べると合格率は低いですが、一定数の合格者がいます。(引用:公認会計士・監査審査会「令和4年公認会計士試験合格者調べより」)

社会人が公認会計士になるためにはどのくらい勉強すればよいですか?

公認会計士試験の合格には一般的に4,000時間の勉強が必要といわれています。これは平日3時間休日12時間の勉強を2年程度休まず続けることを意味します。ただし、社会人は日中働いているのでこのような時間確保は難しく、スキマ時間の活用などの工夫が必要でしょう。

社会人が公認会計士になるのに何年くらいかかりますか?

公認会計士試験は難関なので、受験勉強に専念しても通常は合格までに2~4年かかります。社会人の場合は勉強時間が限られているのでさらに長期戦となることもありますが、ポイントを押さえた勉強により短期合格を狙うことも可能です。

公認会計士の年収はどのくらいですか?

公認会計士(および税理士)の全国の平均年収がピークに達する年齢は、男性が50代後半で1,133万円、女性が50代前半で749万円です。なお転職が遅くなるほど、年収のピークに到達するのが遅くなることに注意しましょう。

公認会計士の資格は何歳くらいで取る人が多いですか?

2022年(令和4年)の公認会計士試験では20代の合格者が86.9%を占めています。20代の中には学生を含むため多くなっていますが、この中にはもちろん社会人も含まれます。合格者の11.7%は30歳以上なので、30代の社会人も相当数合格しています。

社会人でも公認会計士試験に合格できる。ポイントを押さえて短期合格をつかもう!

社会人でも転職して公認会計士になることは十分に可能で、高収入など転職するメリットはたくさんあります。しかし、公認会計士試験に社会人として合格するためには、学習費用を用意できるか・自己管理できるかなどを考えて、その上で勉強方法を選ぶことが大切です。

クレアール公認会計士講座では独自の「非常識合格法」を採用しています。重要な論点にポイントを絞って学習するため、効率良く、しかし質を落とすことのない学習で合格を目指すことができ、短期合格して早くキャリアアップしたい人には最適の学習法です。

働きながらであっても無理なく自分のペースで合格を目指すことができます。興味のある人は、下記より無料書籍をご請求ください。

監修:公認会計士 森 大地

大学在学中に公認会計士の勉強をはじめ、公認会計士論文式試験に一発合格。現在は、クレアールの公式YouTubeチャンネル「公認会計士対策ワンポイントアドバイス」にて、監査法人での仕事や試験対策の学習法などを紹介している。

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