宅建士を目指した理由
私が宅建士試験受験を志したのは、銀行に33年勤めた後の出向転籍先が開発にも強みを持つゼネコンで、法令を中心とした知識が非常に実務に役立ちそうなことと、周囲のプロパー社員の方々が昇格昇進の要件の一つとなっており若い方々を中心として宅建の勉強に勤しんでいる真摯な姿を拝見していたことがきっかけです。
銀行員時代も宅建試験の存在とその難度は見聞しており、銀行出身者の自分には今の会社では昇給等には関係ないのですが、国家資格という一生の資格ということで、自分にとっても受験する良いきっかけだと思ったことです。
学習開始当初の取り組み
受験当初は、分量は多いですが4択ということで、はっきり言って自分は舐めていた感がありました。しかし、1回目2点不足、2回目1点不足という複数回の辛酸を味わい、合格レベルの知識ボリウムの定着難度、併せて学生時代とはわけが違う加齢（来年還暦です）による記憶力の衰えを実感し、宅建試験は本当に甘くはないことを痛感しました。
過去2回の受験に向けての勉強方法は、いずれも他社の通学でしたが、1回目が8月中旬からの直前演習講座のみ、2回目は本科生となり通学しましたが自分にとっての費用対効果が薄く、せっかちな性格の私は結局いつのまにか独学に戻っていました。
クレアールを選んだ理由
複数回の受験を経た相応の基本知識をもとに、今年は徹底的に問題演習を中心に行うのが時間のない中での効率的な方法だと考えました。そこで、時間と内容と費用とのコスパの断然いい内容のクレアールさんを知り、「上級パーフェクトコース」を受講しました。
クレアールさんの「上級パーフェクトコース」の内容で一番惹かれたのは、模擬試験が5回と多くあり、しかも講義は問題演習をしながらの実践的な形式、他社ではペーパーで提供される法改正も講義があり、この内容でこの費用と、充実度があらゆる点で秀でていたことです。
加えて、受講が始まるとＷｅｂで自分の都合の良い時間に受講できる便利さ（倍速視聴でさらに効率的）に加え、講師の石川先生の説明もわかりやすく、かつポイントを明確にはっきり指示してくれることに信頼感が高かったです。一般的にどこが出るか断定できない試験問題ですが、石川先生はそこのリスクを考えながらも曖昧にせずにきっちり講義されて、自分の納得感を高めることができました。
仕事との両立について
仕事をしながらの勉強ということで、平日はもちろんのこと、休日も自分の予定等があり、思うような集中した時間を毎日とれるわけではありません。それで私は、勉強時間は平日には敢えて高望みせず一日平均最低1.5時間の目標、土日は一日平均3～4時間と無理しない計画としたように、毎日自分を無理して追い込まず、しかしこの時間確保だけは継続することを徹底しました。
Ｗｅｂ講義と併せた内容の濃い教材と演習問題なので、間違った問題はできるようになるまで、時間を相応置いて再度解くことを繰り返しました。中には2回ならず4回ほど反復した問題もありました。
上記のようにクレアールさんの厳選した様々な問題を粘り強く繰り返し解くことによって、実力が定着していったと確信しております。
最後に
年々難しくなっている宅建試験ですが、自分が合格のために想起したポイントは、①長文化傾向の問題はもとより選択肢に対する慣れやその内容理解のために問題演習で相応のボリウムを徹底的にこなすこと、②間違えた問題ができるようになるまで我慢強く繰り返すこと、③単なる暗記で終わらせて妥協するのではなく自分の頭での理解を浸透させること、だと考えます。
理解や記憶の定着には、慣れや時間や年齢等によって個人差があることと割り切って、他人と比べることなく粘り強く継続することに尽きます。また、その努力は裏切らないはずです。
クレアールの皆様、ありがとうございました。
