CROSS STUDY始動しています!

司法書士コラム

初めまして。クレアールの講座を受講して令和4年度司法書士試験に合格したR.Nと申します。現在は、司法書士講座の教務担当として、受講生の皆さんのサポート業務に携わっています。

司法書士講座では、8月1日に CROSS STUDYをリリースしました。
CROSS STUDYは、認知心理学の知見を取り入れた学習法を体系的に整理して、
誰でも知らず知らずのうちに効果的な学習を実践することができる問題演習ツールです。
私は現在、CROSS STUDYのコンテンツをより充実させようと、
同期合格の関口と共に日々知恵を絞り、奮闘しております。

そこで今回は、CROSS STUDYについて詳しくご紹介したいと思います。
なお、CROSS STUDYは今後他講座にも展開していく予定ですので、
楽しみにお待ちください!

関口執筆の過去の記事はこちら

1.CROSS STUDYについてもっと詳しく!

現在、CROSS STUDYには民法(司法書士試験の直近の過去問19年分)が収録されています。
他の科目も順次リリースし、2023年12月末までにすべての試験科目をカバーする予定です
基本テキストに準拠するコース・択一六法に準拠するコースと分かれており、
受講生の皆さんにはメインで使われている教材に対応するコースが割り当てられています。
ちなみに択一六法はクレアールが受験界に誇る補助教材です。
法律学習の基本はなんと言っても条文の内容を正確に理解すること
択一六法は、司法書士試験に必要な知識を条文ベースで集約したものとなっています。

では早速CROSS STUDYの機能を見ていきましょう。
CROSS STUDYにログイン→コース選択→問題を選択・解答→出題カテゴリ決定
と進んでいただき、問題設定画面をご覧いただきますとわかる通り、
前回間違えた問題」のみを選択して効率よく解き直しをしたり、
ランダムに出題」することによって飽きのこない問題演習をしたり、
その時々に応じて多様な演習をことができます。

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また、クレアール事務局の基準で設定した「クロスワード」で絞った問題に
解答していただくことによって、横断的に理解度を深めることも可能です。

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ちなみに、クロスワードは、私や関口が受験生時代に
ここは横断的に整理しないとキツかった…」と感じた項目を主にピックアップしています↑
随時更新中でして、今後も充実させていく予定ですのでお楽しみに!

え?これだけならよくある問題演習ツールと大して変わらないって?
実はCROSS STUDYの凄いところはここからなんです!

なんと、利用者の皆さんが独自に「ユーザータグ」を設定して、
ご自身だけの基準で問題をリスト化したり、
主観的な「重要度」をもとに問題演習の頻度に濃淡をつけたり
要はご自身専用のオリジナルのデジタル問題集を作り上げることができるのです!

得意分野も苦手分野も人それぞれなのですから、
スクール側から一方的に示された基準だけではなくて、
受講生の主観に基づいた問題演習をしていく方が
効率が良いと思いませんか?

CROSS STUDYを使えば、ユーザータグや重要度を自由に編集することができるので、
多種多様なカテゴリ等をランダム出題して、科目の全体的な習熟度を高めたり…
ユーザータグにより苦手分野のみに絞った出題をして、弱点潰しを徹底的に行ったり
試験が近づいたら、複数の科目を跨いだ出題をして全範囲の知識の総仕上げをしたり
利用者の皆さんの思い思いに、また時期に合わせた臨機応変な問題演習
を展開することができます!

なぜこのような仕様にしたかというと、範囲が非常に広い難関資格試験の学習を
効率よく”かつ”継続的に”実践していくためには、
認知心理学”にキーがあるのでは?ということに、クレアールが気づいたからです!

2.認知心理学とは?

認知心理学とは…
「実験的・統計学的なアプローチ」により、人間の心、
特に「知覚」「記憶」「思考」「言語」「学習」「意思決定」「行動選択」などの
「認知の働きを解明」して「認知をコントロールすること」を目的とする学問です。
このように堅く書いてしまうと少々難しいですが、簡単に言うと、
実験を通じて、認知の働きを解明することを目的とする心理学の一分野」ということです。
ここでいう「認知」とは、「見る」「聞く」「書く」「話す」「考える」など、
頭を働かせること全般を指します。頭を働かせること全般が対象ですから、
その領域には「記憶する」ことも含まれます。

CROSS STUDYには、認知心理学の知見に基づく
記憶の定着を向上させるための仕組み」が随所にちりばめられており、
学習効果を高めるための工夫がなされているのです!

3.CROSS STUDYのどこに認知心理学の”キー”がある?

以下の①~⑤は、認知心理学の知見に基づく効率的な学習法の代表例です!
CROSS STUDYに具体的にどのように反映されているか、1つ1つ見ていきましょう。

分散学習一度学習をした後は間隔をあけて復習する。
忘れかけてきた頃に学習すると記憶に定着しやすい!
CROSS STUDYは、利用者の皆さんの解答情報に基づいて、
おおよそ1週間間隔今復習すべき問題が確認テストとして自動で出題されるので、
復習のペースメーカーとして利用することができます!

検索練習学習事項を記憶から呼び起こそうと取り組む。
学んだ内容を思い出そうとする(想起する)と記憶に定着しやすい!
CROSS STUDYは、インターネット環境さえあれば
いつでもどこでも気軽に司法書士試験の問題にチャレンジすることができるので、
日ごろから想起学習に取り組むハードルを下げることができます!

交互配置複数の学習事項を交互に織り交ぜて学ぶ。
長時間1つのことばかり勉強するのではなく、
分野や科目を切り替えて勉強した方が記憶に定着しやすい!
CROSS STUDYを利用すると、「複数カテゴリ出題を組み合わせて出題」「ランダム出題」
クロスワード検索」「ユーザータグ検索」「重要度検索」等の機能を用いることにより、
様々な観点から横断的な出題を行って、無理なく、そして簡単に幅広い範囲の問題演習
行うことができます!

二重符号化:言葉と図を組み合わせる。
文章のみより、文章と図を組み合わせて学んだ方が記憶に定着しやすい!
CROSS STUDYには、出題によっては解説ページに択一六法内の図表が掲載されているので、
その出題で問われる知識と比較すべき別の知識や関連する周辺知識等を、
その都度まとめて確認することができます!

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メタ認知自分の理解度や状態を客観視する。
自分の認知活動(「考える」「記憶する」「判断する」等)を認知することにより、
弱点と向き合い、またモチベーションを維持することができる!
今までに説明した①~④によって実践されたCROSS STUDY上の問題演習の結果をもとに、
弱点分野の補強を効率的に行うことができます!
また、CROSS STUDY上に学習の記録が集積されることにより、
受講生の受験勉強の達成率(進捗)と正答率(精度)を常時把握することができ、
それを動機付けとしてテンポ良く学習を進めることができます!

如何でしょうか?効率の良い勉強法を追及すると、
認知心理学から得られるヒントが沢山あると感じられませんか?
CROSS STUDYは、以上の5つの認知心理学に基づく効率的な学習法を、
意識することなく取り入れることができる画期的な問題演習ツールとなっております。
まだ登録されていない方は、是非今すぐログインしてみてください!

4.最後に

司法書士試験等の難関資格試験の受験勉強は、多くの受講生にとって長く険しい道のりであり、
途中で挫折してしまう方も数多くいらっしゃると思います。
私自身、何度も挫折しそうになりながら無理やり学習を進めていた部分が大きかったですし、
自分では努力したつもりなのに模試や答練で結果が全然出なくて、
自己嫌悪に陥ることもしばしばありました。

そのような現状があるからこそ、また多くの受験生と同じ苦労を味わっているからこそ、
私たちは、少しでも多くの受講生に
しなくてもいい苦労はしなくていいように
楽をしてもいい部分は少しでも楽ができるように
昨年司法書士試験に合格した知見と、
より効率的に司法書士試験に合格できる方を増やしたいという情熱を基に、
CROSS STUDYを製作しております。

まだ民法のみのリリースで、完成形には程遠いCROSS STUDYですが、
これから他の科目も続々とリリースしてまいりますので、
民法の問題演習に励みながらお待ちいただきますよう、
引き続きよろしくお願いいたします!

執筆:R.N(司法書士有資格者)

クレアールの初学者向け司法書士講座を受講し、令和4年度司法書士試験に一発合格。
大学在学中は司法試験を目指していたが、挫折してしまい法科大学院に進学しなかった経験あり。法律難関資格への想いを断つことができず、司法書士試験を目指すことに。
現在は、クレアールの司法書士教務担当として受講生のサポートなどを行う。他に行政書士、宅建士、日商簿記2級、漢検準1級等を保有。

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