今回は、2021年にクレアールの行政書士講座を受講して合格された田中さんにインタビューを行いました。合格から約2年が経った今のご状況をお伺いいたします。
(※当時お寄せいただいた合格体験記はこちら)
2021年合格体験記「社会保険労務士とのダブルライセンス!」田中 伴典さん
自己紹介・ご経歴
それではまず、簡単な自己紹介からお願いいたします。
開業行政書士・社会保険労務士の田中伴典と申します。
私の経歴ですが、簡単にご紹介させて頂きますと以下の通りです。
2016年に社会保険労務士試験に合格後、社会保険労務士法人のスタッフとしてお客様を外部からサポート。その後、民間企業の人事として内部からサポートしつつ、2021年に行政書士試験に一発合格を果たし、2023年に行政書士・社労士事務所を開業するために独立。
資格取得のキッカケ
社労士として十分ご活躍されている最中、なぜ行政書士も目指されたのでしょうか?
私が行政書士の資格を取得しようと思ったきっかけですが、「社労士試験で培う法律の知識だけでは足りなかった」からです。また、「独立するにあたって同業者と大きく差別化できる力が欲しかった」からです。
上記のような気持ちを持ったのは会社員時代に「大きな逆境」に立たされたからです。少し前の話になりますがクレアールの行政書士講座を申し込んだ時の私は、上場企業の人事として労務・給与計算・社会保険手続き等を行っていました。丁度その頃、会社の体制が大きく変わる時期に差しかかっており、組織再編や希望退職の実施などの人事にとって正念場が続く日々でした。日々、新たな問題が起き続けこれまでの経験ではカバーできないような事が立て続けに起き、「このままではダメだ。根本的なアプローチが出来ていない。」「法律全体を学ぶ必要がある。」そう思い、法律を幅広く学べる行政書士試験を受けることを決意致しました。
ただ、申し込んだ時は4月くらいだったので「約半年」しか勉強期間は残っておらず全く受かる自信はありませんでしたが、運よくクレアールの行政書士講座に巡り合い合格することができました。
合格に効いた学習法
本試験まで約半年、短期集中で乗り越えられたのではと思います。勉強中を振り返ってみて、合格に効いたなと思った学習法はありますか?
大きく分けて3個あります。
1つ目は「徹底した時間管理」です。
1日を平日と休日に分けて、平日なら仕事、休日ならイベント等の1日の大きな割合を占めるものを引いていって結局自分は何時間自由に使えるのかを調べました。そして、クレアールの行政書士講座の講義を視聴する時間、テキストを1チャプター読み切る時間、過去問を1チャプター解く時間などをざっくりですが調べました。ここまで調べると試験日から逆算した「毎日やるべきタスク」がはっきりするようになり、漠然とした不安(果たして合格できるのか、落ちたらどうしよう)は有るものの、やるべきことをやるだけだと試験日まで駆け抜けることが出来ました。
2つ目は「自分の勉強ルーティンの確立」です。
私は、講義を視聴→テキストを読む→過去問を解く→分からなかった部分を講義・テキスト・質問で補う→次の講義を視聴→テキストを読む→過去問を解く→・・・
という様に科目が変わっても流れ作業のようにガリガリ勉強していました。何が言いたいかと言いますと、「人それぞれに勉強をする方法がある」という事です。私のやり方は王道中の王道(講義の前の予習はしないので、そこは王道ではないかもしれません。)だと思われますが、人によってはテキストを読むより講義の音声を何度も聞く方法や、まず過去問から始めて分からないところを調べていく方法など、「自身が腑に落ちる勉強方法を見つけること」が合格するためには大事です。この点に関しては、色々と試して自然と身についていくものかと思われます。
3つ目は「分からなくても止まらない」ことです。
どうしても勉強をしていると、分からないところが出てきます。学習段階が浅いうちは全体像を掴むことが大事なので、5分~10分調べても分からない時は「2週目以降で分かればいい」と考えて一旦飛ばす勇気を持ちました。不思議なことに2回目以降に読んだ時に「何を悩んでいたのだろうか」とあっさり理解できることがあります。1科目ごとに山場があるので、そこで挫折して勉強が嫌になってしまうことを避けてください。重複しますが嫌になるくらいなら飛ばしてしまいましょう。
時間管理を含めた前向きな気持ちの切り替えと、効率的な学習法によって合格をつかみ取ったのですね!

資格取得後に変化したこと
ここからは資格取得後の変化について伺います。生活面や心理的な面などで、取得の前後でなにか変化はありましたか?
一番は「独立できたこと」です。
独立をいつするか、ずーっと悩んできましたが、合格したことが分かったときに踏み出す決断が出来ました。そのサポートをして頂けたクレアールの行政書士講座には感謝してもしきれません。
そう言っていただけるなんて感無量です…!
資格取得後の強み
抽象的な質問になりますが、生活の中で資格が活きていると感じることはありますか?
社労士・行政書士としてお客様にそれぞれの資格がもつ業際を超えて複合的なアプローチができることです。「社労士の出来る予防労務」×「行政書士の出来る予防法務」は魅力的な掛け合わせだと思っています。ただ、幅広く手を広げすぎてもダメなので専門性を高めていけるように模索中です。
将来の展望
最後に、将来の展望をお聞かせいただけますでしょうか。
売上も大事ですが、「自分で納得のできる仕事が出来たと言えるようになりたい」と思っています。
また、合格後も勉強は一生続きますので人生の一部として勉強を楽しみたいと思っています。
資格取得後もさらなる高みを目指している田中さん。今後ますますのご活躍をクレアール一同応援しております!
田中さんの「講義を視聴→テキストを読む→過去問を解く」という勉強方法は、弊社でもおススメの方法です。学んだ内容を効率的に記憶定着するためには、小テストが欠かせません。
最近リリースしたWeb学習ツール「CROSS STUDY」には、行政書士講座では「論点別過去問題集」が搭載されています。スキマ時間で過去問を解けますので、いま勉強中の皆様はぜひご活用ください!