クレアールのデジタル教材とアプリのシナジーで学習効率をUP!

司法書士コラム

こんにちは。司法書士講座で受講生サポートを担当している関口と申します。日々、受講生のみなさまからのご質問や相談に対応しております。

実は私も司法書士試験の受験生でした。合格をつかむまでは紆余曲折があり、そうした自身の経験も踏まえながら、受験勉強中に役に立ったと感じたノウハウをご紹介していきたいと思います。ご参考になれば幸いです。

クレアールではデジタルの教材類も提供しています!

クレアールでは、テキスト・教材類を紙だけではなくPDF形式でも提供しています(※)。「紙のテキストじゃないと勉強できない!」という方も多いとは思いますが、デジタルにはデジタルならではの利点があり、上手に使うことができれば、より効果的な学習を実現できます。そこで今回は、クレアールのテキストとアプリを使用した、デジタル教材類の活用方法の一例をご紹介したいと思います。
(※)提供するテキスト・教材類の内容は、講座によって異なります。

学習にデジタルを取り入れよう!

みなさまは『暗記マーカー』というアプリをご存知でしょうか。
※編集部追記:Androidでは「i-暗記シート -写真で作る問題集-」でも同じようなことができます。

私が学生時代に愛用した暗記ツールがあります。例えば教科書に覚えたい箇所があるとき、その部分を緑色のマーカーで塗りつぶし、赤いシートで隠します。すると、緑色のマーカー部分が黒くなって文字が見えなくなり、教科書を穴埋め問題集のようにすることができる、そんな便利グッズです。ただ、非常に便利ではあるのですが、マーカーのインクが裏に滲んでしまったり、隠したはずの文字が透けて見えてしまったりと、あまり使い勝手がよくありませんでした。
でもこのアプリを使えば、同じことをデジタルで、簡単に、そして素早くできてしまうんです。

アプリはこんなに便利!

実際の使い方を見てみましょう。
暗記マーカーには、画像やPDFデータをインポートする機能があります。下の画像は、司法書士講座のテキスト『択一六法(民法1)』のPDFデータを取り込んだものです。
詳細は割愛させていただきますが、使い方はいたって簡単です。覚えたい箇所をタブレットペンでなぞると、その箇所がグレーのマーカーで隠れます。

タブレットペンでマーカー部分をタッチすると、マーカーがはずれ、答えを確認することができます。

マーカー部分を思い出すことができれば「〇」、思い出せなければ「×」を押すことで、その箇所の正答率、回答数といった記録を残すことができます。
設定によっては、正答率ごとにマーカーの色を自動的に変えることもできるので、苦手な箇所を重点的に復習することも可能です。

テキストの再読、実は非効率?

勉強といえば、まずはテキストを読むことが思い浮かぶと思いますが、認知心理学の研究によると、単に再読するだけの学習は、記憶の定着の面から言うとあまり効果的ではないそうです。記憶の定着には、何度も読み返すよりも学習したことを自分の力で思い出そうとする試みが大切です。暗記マーカーを使えば、アウトプットしながらテキストを読み進めることができるようになるため、記憶の定着率の向上を期待できます。
そもそもテキストを読む作業は、多くの方にとって苦痛が伴うものだと思います。私も長らく司法書士試験の合格を目指していた受験生であったため、この気持ちが痛いほどわかります。私の場合、学習期間が長くなれば長くなるほどこの気持ちは強まり、徐々に学習へのモチベーションが維持できなくなってきました。そんなときに暗記マーカーの存在を知り学習に取り入れたところ、ある種ゲーム感覚で楽しみながら読み進めることができるようになり、学習への意欲がまた少しずつ湧いてきました。

アプリは2種類

ご紹介したアプリには、無料版(暗記マーカーLite)と有料版(通常の暗記マーカー)があります。今回は有料版を使用してご紹介しました。無料版と有料版の双方に共通する機能もありますが、有料版では、取り込んだテキストに文字の書き込みをすることができたり、アプリ内でWeb検索ができたりと無料版にはない機能が搭載されています。とはいえ、無料版でも文字を隠して覚えるという基本的な機能は使えるので、まずは無料版を試してみるのもよいと思います。

最後に

デジタル教材類を使用することに抵抗がある方もいらっしゃると思います。私も以前は「デジタルなんて邪道!」と考え、紙のテキストしか使ったことがありませんでしたが、今ではなくてはならない学習ツールとなりました。資格試験合格を目指して学習しているみなさまには、アナログとデジタル両方のよいところをうまく取り入れて、効率的に、そして楽しみながら学習に励んでいただきたいと思います。

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