公務員予備校にはいつから通い始めるべき?社会人・大学生・高校生の場合

就職や転職など幅広い世代に人気の職業である公務員。公務員を目指している方は、公務員試験対策を行う公務員予備校にはいつから通い始めるべきか迷っている方も多いでしょう。本記事では社会人・大学生・高校生と3世代に分けていつから通うと良いか解説します。


この春からの公務員試験対策 資料請求はこちら!/

この春からの公務員試験対策/
資料請求はこちら!/

目次

公務員予備校はいつから通うべき?

試験本番の1年前から

試験区分や、1日に確保できる勉強時間にもよりますが、公務員試験の勉強は1,000時間程度が必要と言われています。公務員予備校はいつでも入学できるカリキュラムが組まれていることが多く、試験を受ける1年前から通うのがおすすめです。また1年前を切ってしまっても、手遅れということはなく受験先の科目や試験タイプを考慮し、効果的に学習を行っていくことが大切です。

公務員試験の合格に必要な勉強時間の目安

下記は公務員の試験区分別に必要とされている勉強時間の目安です。総務省や外務省などの中央省庁で働く国家公務員(総合職)の難易度が高く、難易度に比例して学習時間も多く必要です。こちらの時間はあくまで目安のため、基礎知識の量などによっても変化する点は注意をしておきましょう。

試験区分<求められる学力>勉強時間の目安
国家公務員(総合職)<大卒・院卒程度>1,200~1,500時間
国家公務員(一般職)・国家公務員(専門職)・地方公務員(上級)
<大卒程度・一部の国家公務員(専門職)は高卒程度>
800~1,200時間
地方公務員(中級)<短大卒程度>500~800時間
地方公務員(初級)<高卒程度>300~500時間

社会人が公務員予備校に通い始めるべき時期

どの予備校にしようか迷っている人の写真

本章では、仕事をしながら公務員予備校に通う社会人に必要な学習期間について解説します。

国家公務員(総合職)の場合

一般的に必要な勉強時間は、1,200〜1,500時間と言われています。毎日欠かさず平日1時間、休日5時間の勉強をしたと仮定すると、400〜500日がかかる計算です。通常であれば1年~1年半が学習期間の目安ですが、忙しい社会人の方であれば2年間程度を見積もっておくと、無理なく勉強を進められます。

国家公務員(一般職)・国家公務員(専門職)・地方公務員(上級)の場合

国家公務員(一般職)・国家公務員(専門職)・地方公務員(上級)になるために必要な勉強期間は、800~1,200時間と言われています。毎日欠かさず平日1時間、休日5時間の勉強をしたと仮定すると、約270〜400日が必要です。つまり半年〜1年、場合によっては1年を超えて学習期間が必要なケースもあります。忙しい社会人である場合や突然の予定で勉強できない日も想定しておくと、1年半ほど前から通うのがおすすめです。

地方公務員(中級)・初級の場合

比較的学習範囲が狭い地方公務員(中級)・初級の場合は、500~800時間程度が勉強時間の目安です。基礎的な知識を持った人であれば短い人で3カ月ゼロベースで学習を始める場合は10カ月程度の期間を見込んでおきましょう。忙しい社会人であれば少し余裕を持って1年程度を見ておくのがおすすめです。

大学生が公務員予備校に通い始めるべき時期

大学生が予備校を検討している様子

次に、大学生をケースに解説します。大学生が受験する公務員試験は4年生の春以降です。そこに照準をあわせて、勉強を始める時期を解説します。

国家公務員(総合職)の場合

国家公務員(総合職)の場合、必要な勉強時間は1,200~1,500時間程度と言われています。期間に直すと1〜1年半程度が必要な計算で、大学生であれば2年生後半から3年生の頭に予備校に通い始めるのが丁度よいタイミングです。サークル活動やアルバイトで忙しい学生さんであれば、2年生の頭から始めると余裕を持って勉強できます。

国家公務員(一般職)・国家公務員(専門職)・地方公務員(上級)の場合

国家公務員(一般職)などに必要な勉強時間の目安は、800~1,200時間です。1日3時間程度の勉強時間を確保すれば、半年から1年程度が学習期間として必要と計算できます。大学生の場合は、2年生の終わりから3年生の夏ごろまでに予備校に通い始めるとちょうどよいタイミングです。忙しい学生の方や少し余裕を見ておくのであれば、2年生の夏頃から予備校に通い始めましょう。

高校生が公務員予備校に通い始めるべき時期

高校生が公務員予備校を選んでいる様子

次に、高校生が公務員予備校に通い始めるべき時期について解説します。高校生の場合、実際の試験日は3年生の春以降です。

国家公務員(専門職)の場合

国家公務員(専門職)に必要な勉強時間の目安は、800~1,200時間です。高校生は通常の授業や部活などで忙しく、あまり時間が取れないことを踏まえると1年生の後半から予備校に通い始めても早くはありません。また警察官や消防士を目指す場合は体力測定も試験科目に含まれるため、日頃から体を鍛えておく必要もあります。

地方公務員(初級)の場合

地方公務員(初級)の場合、勉強時間は他の試験に比べ少ないものの300~800時間は必要と言われています。期間に換算をすると、3~10カ月が目安です。まだ学生で専門的な知識が少ない点や、部活などで忙しく、あまり時間が取れないことを考慮すると1年生の後半から予備校に通い始めるのも決して早すぎる選択ではありません。

公務員予備校に通い始める時期が早すぎてもダメ?

1年程度の勉強時間が必要な試験のため、できるだけ早くから公務員予備校に通い始めたほうが知識が定着するのではないかと考える人もいます。しかし試験までの時間に余裕がありすぎると、途中でだれてしまったり、モチベーションが低下する恐れがあります。また大学生は、早くから勉強にだけに集中をしてしまうとサークル活動など大学時代にしか経験できない貴重な時間を逃すことにもつながります。最近の公務員試験では人柄を重視して面接に重きを置く傾向も出てきています。勉強だけに集中した結果、アピールできる「ガクチカ」が無くならないよう、試験本番の1年ほど前になったら勉強に切り替えるのがベストです。

警察官・消防士になりたい人が予備校以外に考えるべきこと

警察官が治安活動をしている様子

警察官や消防士を目指すのであれば、地方公務員試験を受験します。地方の自治体ごとに採用試験が行われるのが特徴です。ここでは、筆記試験以外に対策すべき事項について解説します。

論文対策

論文では、課題に対する前向きな姿勢や、実際の業務で使う文章力、論理的な思考などが求められます。実際の試験では以下のような、その時代の社会課題にあったテーマなどが出題されることが多いです。

警察官:なぜ警察職員には高い倫理観や規律の遵守が求められるのか。あなたの考えを述べなさい。
消防士:あなたの専門分野の見地から消防の課題と解決策について述べよ。

体力試験対策

筆記試験の他に警察官・消防士の採用試験では体力検査が課せられます。具体的には、身長・体重・視力検査の他に1km走、反復横とび、上体起こしなどが行われます。採用後も身体訓練は行われますが、受験前に勉強だけでなく運動習慣も身につけておきましょう

予備校よりも効率的に学習できる公務員の通信講座の魅力

本章では、予備校よりも予算を抑えて効率的に学習ができる通信講座について、6つのメリットを紹介するので、自分の学習スタイルに照らし合わせてご確認ください。

好きな時間に好きな場所で勉強できる

スクール形式の学習と異なり、いつどこでも好きな時間に勉強できるのが通信講座の最大のメリットです。部活や授業で忙しい学生仕事でなかなか勉強時間が取れない社会人でも夜間や早朝の時間を使って学習を進めましょう。またスマホを使った学習にも対応しているため、通勤やランチ休憩などすき間時間の有効活用も可能です。

カリキュラムがあり学習リズムがつくれる

時間を気にすることなく学習ができるといえども、合格するためには計画的な学習管理が重要です。通信講座は長年の実績に基づいたカリキュラムがしっかりと組み立てられているため、指示に従って勉強をすれば確実に知識の定着を行うことができます。何を勉強したらよいのかを迷う余計な時間をかける必要がないのも魅力的なポイントです。

自分に合ったコースを選べる

通信講座はいくつものコースが用意されているため、自身にあったコースを選択すれば着時にステップアップが可能です。予備校と異なり必要なものだけを選択できるため、過去に公務員試験の受験経験がある人でも、無駄な時間とコストをかけることなく自身の弱点だけを補強するといった学習方法も選択できます。

講師に質問・相談ができる

通信講座は予備校同様に、メールなどを利用して分からない点や困ったことがあれば講師に相談が可能です。予備校のように校舎に行く時間や、講師の予定や時間を気にする必要がないため、質問や相談を先延ばしにする不安もありません。また回答は文章で残るため、振り返りが簡単なのも通信講座ならではのメリットです。

面接対策・論文対策もできる

通信講座にも、面接や論文対策など、筆記試験以外の科目も対策できるサービスが用意されています。クレアールの面接対策では、面接対策講義や実践的な個別指導が人気です。個別指導はオンラインで行われるため、日本全国どこからでも受講できるため地方に住んでいる方も安心して利用ができます。

費用が抑えられる

通信講座は校舎などを用意する必要がないため、予備校に比べ割安な価格で受講が可能です。すでに紹介した通り、値段が安いからと言って内容が劣るといったこともありません。手厚いサポートがあるため、初めて公務員試験を受ける人でも勉強を確実に進めていくことができます。

通信講座を利用して公務員試験対策をするのもおすすめ

公務員予備校へ通うタイミングや必要な勉強時間について解説しました。公務員試験の勉強は、職種や受験者の経験にもよりますが試験日の1年程度前を大体の目安に学習をスタートしましょう。また忙しい社会人や学生の方で、通学時間や決まった時間での学習が難しい方は通信講座を利用するのもおすすめです。予備校と比較をして費用を抑えて利用できるのも嬉しいポイントです。

クレアールの公務員講座は「合格できる通信講座」をモットーにカリキュラムが組まれています。また、通信講座は1人で頑張れるか不安な方もいるかもしれませんが、クレアールでは専任のサポート制なので安心です。ぜひお問い合わせください。

この記事を監修した人
クレアール公務員相談室タニオカ
これまで、公務員試験の受験・学習を考える3,000人以上の相談に答えた実績を持つアドバイザー。「公務員 転職ハンドブック」「ココからスタート!公務員試験入門ハンドブック」などを執筆。

講座パンフレットなどを無料でお届けします。

講座についてのご相談を受け付けております。お気軽にお問合せください。

講座のお申し込み案内ページです。講座をお申し込みの方はこちらからどうぞ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次