数的処理への対応力で合否が分かれる!
数的処理とは、多くの公務員試験で課される教養試験の中で最も出題数の多い重要な科目であり、苦手意識を持つ方が多い科目です。
教養試験(国家公務員の場合は「基礎能力試験」)の科目別出題数をご覧いただくと、一般知能分野の出題ウェイトが非常に高いことがわかります。特に数的処理は出題数が多く、この科目で得点が取れるかどうかによって合否が分かれると言ってもよいでしょう。

数的処理の重要度は非常に高い一方で、数的処理に苦手意識を持つ方は多く、下記のような不安が絶えません。
数学に対する苦手意識
数的処理のベースは中学時代までの数学と言われていますが、学生時代から数学に苦手意識を持っていた方や、数学から遠ざかってしまったという方にとっては不安を感じることも多いようです。
問題の解き方がわからない
知識分野と異なり、数的処理は「問題の解き方」が問われます。問題集を解いている時に「解答と解説を読んでも、どうやって解いているのかイメージが沸かない」という「疑問解消の難しさ」も、この科目ならではの不安につながっています。
数的処理の例題
数的処理は細かく「数的推理」「判断推理」「資料解釈」「図形把握」などに分類されています。
数的推理は、食塩水の濃度や速さといった問題や、約数・倍数、整数問題、比・割合、確率、平面図形といった分野からの出題が見られます。(中学レベルの数学がベースとなっています)
数的推理の例題を見る
ある川の下流のP地点と上流のQ地点の間を航行する船A、Bがあり、AはPからQへ 3 時間、BはQからPへ 1 時間30分で到着する。今、AはPを、BはQを同時に出発したが、Aは出発の48分後にエンジンが停止し、川を流された。BがAに追いつくのは、Aのエンジンが停止してから何分後か。ただし、川の流れの速さは 8 ㎞/時、静水時におけるAの速さはBの速さの1.5倍であり、川の流れ及び船の速さは一定とする。(特別区Ⅰ類)
1 24分
2 26分
3 28分
4 30分
5 32分
正答:4
判断推理は、文章や図形などで与えられた条件をもとに論理的に考えていくという問題が出題されます。
具体的には、集合、命題、対応関係、順序・配置、試合の勝敗、発言の真偽、軌跡、折り紙などです。
判断推理の例題を見る
A~Eの 5 人が、ある競技の観戦チケットの抽選に申し込み、このうちの 1 人が当選した。 5 人に話を聞いたところ、次のような返事があった。このとき、5 人のうち 3 人が本当のことを言い、 2 人がうそをついているとすると、確実にいえるのはどれか。(特別区Ⅰ類)
A 「当選したのはBかCのどちらかだ。」
B 「当選したのはAかCのどちらかだ。」
C 「当選したのはDかEである。」
D 「私とCは当選していない。」
E 「当選したのはBかDのどちらかだ。」
1 Aが当選した。
2 Bが当選した。
3 Cが当選した。
4 Dが当選した。
5 Eが当選した。
正答:2
資料解釈は、提示された表やグラフなどから読み取れること、読み取れないことを考えさせる問題が出題されます。基本的には数字の扱い方が重要な科目で、普段の算数や数学とは異なる数の扱い方が必要になります。
資料解釈の例題を見る
次の表から確実にいえるのはどれか。(特別区Ⅰ類)
葉茎菜類の収穫量の対前年増加率の推移

1 令和2年において、「ほうれんそう」の収穫量及び「たまねぎ」の収穫量は、いずれも平成28年のそれを下回っている。
2 表中の各年のうち、「にんにく」の収穫量が最も多いのは、平成28年である。
3 令和2年において、「ほうれんそう」の収穫量は、「ブロッコリー」のそれを下回っている。
4 「たまねぎ」の収穫量の平成30年に対する令和2年の増加率は、「ブロッコリー」の収穫量のそれの1.5倍より大きい。
5 平成28年の「こまつな」の収穫量を100としたときの令和元年のそれの指数は、100を上回っている。
正答:5
図形把握は、図形、特に立体図形に関する問題が出題されます。具体的には、立体図形の分割や切断、投影図、正多面体、軌跡などです。
試験案内の出題内容を見ると、この科目が表記されていないことがありますが、判断推理や数的推理の中に含まれて出題されています。
図形把握の例題を見る
次の図のような、 1 辺を 1 ㎝とする立方体12個を透き間なく積み上げた立体がある。この立体の表面積はどれか。(特別区Ⅰ類)

1 41㎝²
2 42㎝²
3 43㎝²
4 44㎝²
5 45㎝²
正答:4
クレアールの数的処理の評判が高い理由
1.映像講義が圧倒的に分かりやすいから
数的処理は業界屈指の分かりやすさと評判が高い、林講師が担当します。「学生時代にこの講義が受けたかった」と言うほどの講義をぜひ体験してみてください。

数的処理の“達人”
林 信廣講師
クレアールが誇る実力派講師。関西弁でユーモアを交えながら語る講義は、数学への苦手意識を払拭してしまう魅力にあふれている。受講生からも絶大な支持を得ている。
合格者からの評判

数的処理に苦手意識を持っている方も多いと思いますが、林先生がついているので大丈夫です。中学校、高校で分からなかった問題が解けるようになり、感動します。授業内容も分かりやすく、とても面白いので、時に笑いながら講義を視聴していることもあります。

典型的な数学苦手のタイプですので、数的処理を本当にわかりやすく教えて頂けて助かりました。(高校の時に林先生に教えてもらえてたら苦手意識がもっと低くなっていたと思います。)

私は数学がとても苦手で、勉強開始前からとても不安でした。しかし講師の方が途中式なども一切省かず、一つずつ丁寧に解説して下さったので、講座を視聴すれば全ての疑問が解決し、web講義だけでしっかり理解できました。
2.問題数と、それに対応した解説講義の量が圧倒的だから
さまざまな問題パターンについて、テキストと講義で解法のコンセプトを学んだ後、過去の各種公務員試験で出題された問題を精選した「基本例題」(全215問)の解法手順を動画で教わることによって、実践的に本試験問題への対応力を磨くことができます。
数的推理12テーマ/判断推理10テーマ/図形把握10テーマ/資料解釈4テーマと、学べるテーマ数が充実していることに加え、基本例題全215問分すべてを動画で解説する内容は、業界でも圧倒的な水準です。


学んだ内容の理解度をチェック!
ミニマムチェック問題集
ベーシック講座で学んだ内容について理解度の確認をするためのミニマムチェック問題集には160問以上の問題+全問分の映像解説講義が付属しています。

全問解説動画つき!
過去問フォーカス
インプット講義が終わったら過去問題集で繰り返し本番レベルの問題を解くことができます。収録された240問はすべて解説動画を配信。問題の解き方がわかります。詳しくはこちら
オンラインでいつでも問題演習ができる!
CROSS STUDY
オンラインで問題演習にチャレンジすることで、スキマ時間でいつでも学んだ内容の問題トレーニングができます。解答履歴に応じた確認テストが定期的に配信されるので、記憶の定着にも高い効果があります。詳しくはこちら
3.基本の「き」から、学びなおすこともできるから
数的処理のベースは中学レベルの数学と言われています。「フォローアップ基礎講座 数学の基礎(全10時間)」では、計算の基本や方程式などを基礎から学び直すことができるため、学生時代に苦手に感じていたこともわかりやすい講義でおさらいができます。基礎を固め直してから数的処理の本編に戻ると、理解がスムーズにできるようになります。
講義内容を見る
テーマ | 内容 |
---|---|
テーマ1 | 計算の基本 (正負の数の計算、 分数の計算、 指数の計算、 計算の順序) |
テーマ2 | 文字式の計算 (文字を使った式、 文字式の計算、 値の代入) |
テーマ3 | 乗法公式と因数分解 (乗法公式、 因数分解) |
テーマ4 | 平方根 (平方根、 平方根の計算、 平方根を含む式の計算) |
テーマ5 | 1次方程式と不等式 (1次方程式、 不等式) |
テーマ6 | 連立方程式 (連立方程式の解き方1~3、 3元連立方程式) |
テーマ7 | 割合と速さ( 割合の基本、 食塩水の濃度、 速さの基本、 旅人算、 比の計算) |
テーマ8 | 1次関数とグラフ( 1次関数の基本、 1次関数のグラフ、 交点の座標) |
テーマ9 | 図形の基礎 (平行線と角度、 多角形の角、 三角形の合同、 三角形の相似) |
テーマ10 | 計量と単位 (図形の面積、 円とおうぎ形、 体積と表面積、 単位の換算) |
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