実は難関資格取得への近道?トリプルライセンサーに聞いてみた!

社員が挑戦!資格の取得

資格スクールのクレアールには、さまざまな資格を持った社員や、難関資格に挑戦中の社員が在席しています。彼らは教材の作成や受講生サポートに携わり、受講生の合格にむけた支援を行っています。

中には複数の資格を取得している社員も!今回は当社社員のA(簿記担当)に、複数の資格を取得(ダブルライセンス、トリプルライセンス、クアドラプルライセンス)した経緯と感想について伺いました。

(取材・文=泉麻里子)

ダブルライセンサーになったわけ

クレアール:Aさんは「簿記」「宅建」「FP」等、複数の資格を取得されていますね。

最初に資格を取ろうと思われたきっかけは何だったのですか?

A:以前勤めていた会社を辞めた時に、キャリアの強みになるものがほしくて、何か資格を取ろうかなと思ったのがきっかけでした。そもそも会社を辞めたのは、父親が亡くなり、実家の相続や資産の管理をする必要がでてきたのです。その時、「せっかくなら自分でも知識を身につけたい、税金の知識を学ぼう」と。それで色々と情報収集していた時に、税理士を目指してはとアドバイスを受けたのです。

税理士の勉強をする前提として、簿記の知識が必要なので、簿記から学びました。最初に取得した資格は全経簿記1級ですね。簿記に慣れるまでは大変でした。

その後税理士試験の勉強に入りましたが、やはり税理士は難関資格ですので何度もチャレンジしましたね。税理士の試験は年に一回あるのですが、年間を通して考えると、勉強の空白期間ができるんですよ。

それで、ただ待っているのではなく、別の資格を取れないかなと思いまして。この期間に宅建を取得しました。

クレアール:すごいですね!なぜ宅建を選んだのですか?

A:税理士の勉強をしながら、自分が向いているのは会計系より法律系だと思っていました。なので、法律系の資格に挑戦してみようと。

これは多趣味な性格が影響しているのかもしれません。宅建を仕事にしたいからというより、興味があることを勉強したい気持ちの方が強かったです。

トリプルライセンサーになって気づいたこと

クレアール:なるほど。宅建の後には、FPも3級、2級と取得されていますが、これも金融系を学びたかったからですか。

A:そうです。興味があったので勉強を始めたら、結果として資格が取れたという感じです。

クレアール:お話を伺っていると、知識を身に着けるための手段として資格試験の勉強をしている感じがしますね。

A:そうですね。興味があることの勉強は楽しいです。やはり楽しんでいると、机に向かっている時間も苦痛ではないですし、勉強している時間も長く感じません。

あとは、いろいろな資格を勉強していくうちに思ったのですが、一つの資格勉強の中には、他の資格にも応用できる関連知識が詰まっていることが多いです。例えば宅建であれば、建築基準法、民法、宅建業法、税法が入っています。FPには、税金や経済、経営の知識が入っています。こういった知識の土台が出来るので、同じ系統の別の資格勉強の内容も、理解しやすくなっていきました。

クレアール:間接的に、難関資格の勉強に活きてくるのですね。

A:多少はあると思います。どんな勉強も、基礎をしっかり理解しないといけないことに変わりありませんから。

難関資格に挑戦している方にとっては、易しい資格に手を出すことは回り道に感じると思います。とはいえ、丁寧に勉強した易しい問題が、高度な知識が必要なときに役に立つことは多々ありました。

資格試験勉強のアドバイス

クレアール:難関資格合格を目指して一直線に頑張りすぎているなら、他の資格に挑戦することが適度な息抜きになる可能性もありますか?

A:あると思います。勉強する時に気合を入れすぎると、肩に力が入ってしまいがちです。でも本当の集中は、力を抜くことから始まるんですよね。

私は柔道をしていますが、一本とれた時は、力みや意識からかけ離れたところで、自然に体が動いています。勉強も、余分な力を抜いて取り組む方が集中できると思います。

私のように多くの資格を取る人は、他意はないでしょうけれども「資格マニア」と言われることもあります。でも、どの資格も取れたら嬉しいですし、成功体験となります。積み重ねた成功体験も、力を抜いて資格の勉強をするためには大切です。だからもっと気軽に、いろいろな資格に挑戦してみてもいいと思いますね。私の感覚として。

クレアール:なるほど。本日はありがとうございました。気になる資格がありましたら、資料請求をお待ちしています!

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