K.Tさん [最終合格先:特別区職員Ⅰ類(福祉)]

K.Tさん [最終合格先:特別区職員Ⅰ類(福祉)]

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公務員を志望した理由

株式会社が運営する民間の福祉施設で働いていましたが、企業の利益や営業を優先する方針や経験のある職員が次々に退職し経験の浅い職員で運営するしかない状況に疑問を感じることが多く、転職を考えました。社会福祉士資格を取得後、資格を活かすことが出来る民間以外の仕事を探しましたが、都合よく募集している職場はなかなかありません。資格試験直後にまた公務員試験に向けた勉強を始めることには抵抗がありましたが、やはり公務員を目指してみようかと思い直しました。

公務員の福祉職に対しては、様々な分野の仕事を経験し福祉に関する総合的な視点を獲得できる点、市民の最も身近な相談先として支援が出来る点、福祉職の中でも給与が安定している点で魅力を感じました。

クレアールを選んだ理由

公務員試験まで時間がなかったため、働きながら効率良く勉強するためにも通信講座を受講しようと思いました。インターネットで様々な講座を比較し、クレアールの料金の安さや福祉系公務員の速修コースがある点に魅力を感じました。受講を決める前に校舎で相談もしましたが、講座のことだけでなく、公務員試験全般に関して非常に丁寧に教えて頂き、ここなら安心して勉強が出来そうだなと思いました。契約もその場ですることはなく、自宅に帰って一度考えてからと言って頂けた点にも好感を持ちました。

クレアールのよかったところ

映像講義を一つ一つ見ている時間はなかったので、教材のみを利用し学習しましたが、教材の知識だけで教養試験を通過することが出来ました。数的処理は苦手な分野ですが、解けない問題も解説を読むことで疑問を解決することが出来ました。過去問も豊富に掲載されており、自然科学や社会科学等、知識系の科目は過去問に繰り返し取り組むことで出題されやすい知識を効率的に覚えることが出来ました。

学習するうえで苦労したことと、その克服法

資格取得後に公務員試験の受験を決め、学習開始は2020年3月からだったので、とにかく試験までの時間がないことが一番の問題でした。学習開始当初は映像講義を活用しようとしましたが、映像を一つ一つ見ていては全く時間が足りないと感じ、教材のみをどんどん進めていく方法に切り替えました。教材にも問題ごとの解説が詳しく掲載されているので、映像なしでもスムーズに学習を進めることが出来ました。時間がないのだから完璧な準備は無理だと割り切り、特に知識系の科目や論文は最低限の対策のみで試験に臨みました。

コロナウイルスの影響で、試験日が延期されたこと、受験者数が減ったこと、仕事が在宅に切り替わり学習時間が増えたこと等、私にとっては幸運も重なり、何とか一次試験を突破することが出来ました。クレアールには安心保証オプションもあるので、準備期間が短いとしても、駄目で元々と割り切り与えられた時間内で出来ることを着実にこなしていくことが大切だと思います。以下、科目ごとの勉強法を記載します。

・文章理解
国語や英語はもともと得意科目だったので、基本的な知識は頭に入っていました。公務員試験の問題に慣れるため、テキスト・過去問フォーカスに掲載された問題に1日5問程度毎日取り組みました。繰り返し同じ形式の問題に取り組むことで、公務員試験の癖や聞かれやすいポイントを理解することが出来ました。

・数的処理
数学は大の苦手科目で、高校以来全く触れる機会がなかったので、真っ先に学習を始めました。テキストの練習問題でポイントを理解し、ミニマムチェックテストで復習、過去問フォーカスで実践の流れを繰り返し、数多くの問題に触れて感覚をつかむことを目指しました。

・社会科学、人文科学、自然科学
当初は各テキストを読み込み暗記を試みましたが、内容が膨大で試験までに到底覚えきることは出来ないと諦めました。学習は過去問フォーカスのみに絞り、社会科学や、自然科学の生物・地学など覚えやすい単元の問題にのみ繰り返し取り組みました。人文科学や自然科学の物理・化学・数学にはほぼ手を付けていません。特別区の試験は選択解答形式なので、この様なやり方でもどうにか対応することが出来ました。

・福祉専門問題
直近に社会福祉士の資格試験を受験していたため、基本的な知識はある程度頭に入っていましたが、記述問題は初めてだったため不安がありました。インターネット上に公開されている過去問で、どの範囲がどの様な形式で出題されるかを把握後、資格試験時に使用したワークブックを用いて、重要事項を口頭で説明できるよう繰り返しシュミレーションしました。

・論文
特別な論文対策は行いませんでしたが、社会福祉士資格を取得する過程で専門学校に何本も論文を提出していたため、それらの論文を読み返し、論文の構成や使えそうな話題を頭に入れました。本番では、直近に読んだ新聞記事をネタに論文を書きました。防災や観光などよく出題されるテーマに関しては、テレビや新聞等でいくつかネタを仕入れておくと本番にも活かせるかもしれません。

面接対策で心がけたことや工夫したこと、大変だったこと

面接に向けては、面接カードへの記入のほか、インターネット上の情報を参考に聞かれやすい質問を想定し回答内容を事前にある程度用意しました。特別区の取り組みや課題もHPを参考に頭に入れましたが、本番は面接カード内容を深掘りする質問がほとんどでした。面接カードには職場での経験を記載していたため、深掘りにも概ね落ち着いて回答出来ました。面接カードには自信をもって答えられる内容の記載をお勧めします。

3分間プレゼンテーションは、気合を入れて原稿を用意し、繰り返し練習しました。当日は自信をもって臨みましたが、いざ本番となると一気に緊張し頭が真っ白に・・一つ言葉が抜けると次に何を言うべきかも分からず言葉に詰まる、後半は用意していた内容を大幅に飛ばし無理やり終わらせるなど散々な出来でした。練習はもちろん大切ですが、原稿を丸暗記するような方法では一気に崩れる場合もあるので、ポイントを押さえある程度柔軟に話せるよう練習することが大切だと痛感しました。

プレゼン終了後、内心はもう駄目だと思いましたが、気持ちを切り替え、その後は笑顔でハキハキと答えることだけを意識しました。結果的にまさかの最終合格だったので、最後まであきらめずとにかくやりきることが大切だと思います。

最後に、これから公務員を目指す方にメッセージをお願いいたします。

時間がない中での受験でしたが、何とか合格することが出来ました。コロナウイルスの影響が私にとっては幸運に働いたこともありますが、諦めずに出来る範囲の準備をし取り敢えず挑戦したことが良かったと思っています。いつの合格を目指すとしても、準備に早過ぎることはありませんし、挑戦してみるとうっかり合格することもあるので、公務員を目指すならば取り敢えず勉強してみる受験してみることをお勧めします!

公務員試験はとにかく合格できれば良い試験です。完璧な準備を目指すのではなく、自分が得点をとれそうな部分を強化し、期間内で得点が望めない部分はすっぱり捨てる、諦めの良さが大切です!

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