K.Mさん [最終合格先: 川崎市(社会人経験者)]

■K.Mさん [最終合格先:川崎市(社会人経験者)]
■出身校:法政大学法学部
■合格時の年齢:30歳

目次

公務員への転職を考えたきっかけや、理由をお聞かせください

 きっかけは現職での不満です。具体的には、この会社ではやりたい仕事ができない、何も実現できない、といった気持ちでした。そのような漠然とした気持ちが具体的に「公務員への転職」に結び付いたのは、以下の4つの理由からです。
①改めて性格や価値観を考えなおしたところ、営利追求よりも公益追求の方が自身には合っていると考えたこと、②現職における自治体との関わりの中で「こう改善すれば良くなるのに」と感じることが多く、その民間社員の目線を自治体職員として活かせると考えたこと、③自身の住む自治体のために働けること、④現在の不安定な社会事情と、今後の将来を考えたときにライフワークバランスや安定性が魅力であると考えたことの4点です。

クレアールを選んだ理由をお聞かせください

 働きながらの学習方法として、2つの方向性を考えました。1つは通学のある予備校に通い土日などに集中して講義を受ける方法と、もう1つは通信制の予備校で時間の縛りなく学習する方法です。決まった時間に半ば強制的に講義があるという点で前者の方が学習効率は高いかとも思いましたが、働きながら無理をして途中で挫折するより、まずは継続できることを優先すべきと考え後者を選びました。
その中で、クレアールを選んだ主な理由は、①事前に取り寄せた資料がわかりやすかった点、②事前のカウンセリングで印象が良かった点、③講義資料をpdfで利用でき、タブレットでの学習に向いていると思われた点です。 なお、市販書籍等での独学は当初の選択肢から外していました。公務員試験の「こ」の字も知らない状態での学習では非効率だろうと考えたことがその理由です。

クレアールを利用してよかったことがあればお聞かせください

 (おそらく)全ての講義資料がpdfで提供されておりタブレットでの学習が可能になったことで、通勤中などの隙間時間にも学習ができた点です。これが一番でした。いつでも学習できるという通信制のメリットは、反面、自分から学習する機会を作りにいかなければならないということでもあります。その点において、タブレット1つで学習できることは、学習へのハードルを下げることに繋がり、結果的に継続的な学習に繋がったと考えています。また、公務員試験のキモであろう数的処理の講義が非常にわかりやすかったことです。私は全くの門外漢で不安もありましたが林講師の講義が非常にわかりやすく、また純粋に面白く、結果的に高得点に繋がったと考えています。

仕事との両立にあたって工夫したことや、心がけたことがあればお聞かせください

 工夫したことや心がけたことは、以下の3点です。
①残業の有無で時間もやる気も流動的になる夜の学習ではなく、確実に時間を確保できる朝出勤前に勉強しました。同じ学習時間でも仕事で疲れた夜より、朝の方がスッキリした頭で勉強できたと思います。また、夜は飲食に行きリフレッシュに充てることができるといった副次的効果もありました。
②「勉強したい」と思ったらすぐにできる環境づくりです。学習開始にあたってタブレット端末を購入しテキストのPDFデータを全て保存しました。「机に座ってテキストを開く」というある種のハードルが無い分、気が向いたらちょっと勉強する、ということができ結果的に勉強を継続できたと思います。特に働きながらですと時間の縛りもありますから、その瞬間の「勉強したい」という気持ちを逃さないよう努めました。
③学習開始から試験までは長期間です。働きながらですと時間は足りません。ですが、無理しないことも大切です。疲れた時は無理せず休む、勉強ばかりしないで適度に遊んでリフレッシュする、繁忙期は仕事に集中する、等……公務員試験の勉強を人生の最優先事項にはしないように心がけました。「今年だめでも来年がんばろう」くらいの気持ちが、特に働きながらの方には重要かもしれないです。

筆記試験対策にあたって、大変だったことや工夫されたことをお聞かせください

 まず、大変だったことについてですが、何よりモチベーションの維持が大変でした。仕事の繁忙期もある中で、毎日コンスタントに学習するためには相当のエネルギーが必要です。しかもサボろうと思えばいくらでもサボれます。体力とモチベーションの維持は大変でした。(そして実際に学習が疎かな時期がありました。)
 次に、工夫したことについてです。
①スケジュール管理は緩やかなものにしました。また学習スケジュールは、1日単位ではなく1週間や1か月単位の緩やかなものにしました。働きながらですと予定変更は常なので、あまりシビアなスケジュールにせず、「無理せず継続すること」を優先事項としました。万人にとってベストな方法かはわかりませんが私には合っていたと思います。
②クレアール以外の模試を受験し実力を客観的に把握したこと。クレアールの模試は(確か)夏以降だったためそれまでの間で外部の模試を受検しました(3月、5月、6月の3回)。自身の学習進捗を客観的に把握したことで、無駄に焦ることなく冷静に自身の不足箇所を学習できました。

面接対策の進め方や、本番に臨むうえで工夫したことや力を入れたことがあればお書きください

 まず、試験が終わった今振り返ると、私の面接の出来は非常に悪かったです。そのうえで、(1)実際に行って良かったこと、(2)もっと力を入れたかったことの2点を伝えます。  (1)について。①現職で自治体と関わる機会があるので、その中で感じたことを面接で伝えられるよう記録したこと。②デジタル版新聞で自治体名を検索して動きを知るよう心がけたこと。③自治体が提供するキャリア相談窓口の模擬面接を活用しました。クレアールとの比較でいうとオンラインではなく対人であることが特徴でしょうか。  (2)について。①面接対策の「量」を増やせば良かった。練習量を増やす分だけ弱点が見えてくると思います。事前にどれだけ自分の弱点を知り、どれだけ自分を見つめなおし本番で落ち着いて答えることができるか。それが重要だと感じます。②特にクレアールの面接対策は全く活用できずに終わってしまいました。やはり公務員試験対策のプロの方々ですから、面接指導を受ければよかったと後悔しています。

今回受験された上で、同じ受験先をこれから受ける方々にアドバイスやメッセージ、情報などがございましたら、お聞かせください

 私は公務員試験というものを受けることは今回が初めてでした。教養?専門?小論文?単語はわかるけど何を言っているのかわかるようでわからない…。  クレアールに入会し、まずは数的処理を優先せよとのことなのでそこから進めます。他の教科も少しずつ開始して筆記試験の得点力が伸びてきた頃、現職の繁忙期が重なり学習スピードは鈍化。  また学習に復帰した頃、論文対策を開始するも、思うように書けず…。慌てるも得点は伸びず、気が付いた頃には試験の応募時期。筆記試験は安定して点数を取れるも論文試験や面接試験はボロボロ。突貫工事の対策では、箸にも棒にも掛からない……。  私の学習期間は、こんな感じでした。結果的に合格を頂きましたが、今でもなぜ合格できたのかわからないくらいに論文と面接の手ごたえはありませんでした。それを踏まえて。①なるべく早く試験の全体像を把握し、どのような準備が必要かを掴むこと。②筆記試験対策は比較的時間が読めると思います。反面、論文や面接は短期間で成績が伸びづらく必要な時間の想定が付きづらい。早めに準備に着手するのがベターです。③他人の力、使えるものは使ってください。クレアールは何度でも添削してもらえます。私は1度しかお願いしませんでした。もっと使えば…と後悔しています。  長期間の学習になります。大変だと思います。確かに「あきらめず頑張る気持ち」は重要であると思います。しかしながら私は「今年だめでも来年でもいいや」と気楽に構えており、結果的には良かったのかな?と思っています。  上述のとおり、論文・面接対策は不十分でした。気楽さがその一因であると思います。反面、根詰め過ぎず楽しんで勉強を続けたことで筆記試験の得点アップに繋がりましたし、1年以上無理せず継続できたとも思います。  みなさん色々な事情があり、色々な動機があると思いますから、無責任なことは言えませんが、私のような学習の進め方が合う人も少数ながらいるかもしれません。もし、その人の合格の一助になれるならば非常に幸せに感じます。

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