【心理・福祉系合格】かなさん[最終合格先:国家総合職(人間科学)法務省(矯正局)] 

■かなさん[最終合格先:国家総合職(人間科学)法務省(矯正局)] 
■合格時の年齢:23歳

目次

公務員を目指したきっかけや、志望した理由をお聞かせください

心理専門職では非常勤職が多いなかで、常勤の心理職として働ける心理系公務員を目指すことになった。もともと児童虐待問題に関心があり、児童相談所で働きたいという気持ちから、地方自治体の心理職を目指しましたた。しかし、近年の児童虐待問題に対する社会関心から、児童相談所の業務は激務であること、社会からの風当たりが強いことなども懸念材料としてありました。説明会の中で、「心理のプロフェッショナル」(心理面接、心理検査を極めることができる)として働くことができる法務省の心理技官にとても魅力を感じていたことや、研修制度がとても充実している国家総合職に運よく受かることができたため、そちらに決めることにしました。

クレアールを選んだ理由と、満足度の高かった点をお聞かせください

講義数と受講料を他の公務員講座と比較し、クレアールは「講義数は多いが、受講料は比較的抑えられる」という特徴があったので、クレアールを選ぶことに決めました。数的処理のご担当の林先生が大変分かりやすく講義をしてくださったところが満足度が高かったです。講義数は非常に多く、とてもすべてを受けきることはできなかったが、自分が受験する試験に必要な科目は一通り履修し、これまでの過去問をひたすら演習することで試験を突破することができました。

筆記試験の対策について力を入れたことなどがあればお聞かせください

正直、数的処理と時事、専門科目の心理、社会学(法務省専門職員試験に利用)以外の勉強はあまりしていなかったです。一般知識系の勉強に関しては不安はあったものの、暗記が非常に苦手だったこともあり、「勉強してもそこまで差がつかない」という考えから切り捨てていました。しかし、一般知識の割合が少なくない地方自治体の筆記試験も合格しているので、数的処理に力を入れることは案外よかったのかもしれないです。時事の問題も、出るところもあれば出ないところもある、といったところで、一般知識を勉強していない分そちらを勉強しました。時事の問題は集団討論試験や論述試験の対策にもつながるので、一通りやっておいた方が良いと思う。
文章理解や論述問題に関しては講義を一通り受け、過去問演習講義を受けたが、そこまで力を入れていませんでした。もともと大学や大学院の講義の中で、難解で哲学的な文章を読む講義に苦しめられていたり、国家総合職のためにTOEICを受けていたりしたので、文章理解の文章ではそこまで苦労しなかった。結果的に文章理解の問題に関しては大方解けていた。論述問題に関しても同様で、時事の講義を見ながら「こういう問題がきたらこういうことを書こう」ということを決めていたが、全く想定してなかったテーマが来ることもしばしばありました。普段のレポート作成で培った文章作成力が功を奏したのではないかと感じています。
専門科目の心理は、そこまで勉強できていた自信はありません。講義動画は見たが、最後まで問題演習の時間が十分に取れませんでした。たまたま勉強したことのある分野が問題に出た試験もありましたが、全く力を入れていない分野については解くことができなかったです。偶然、前日や試験当日の直前に勉強した分野を論述に組み込んだりと、無理な勉強をしていました。後輩の皆さんにはぜひ心理の試験勉強にも力を入れてほしいです。
社会学に関しては、もともと学部で社会学を勉強していたこともあり、息抜きがてら勉強を進めていました。実際の試験では、解ける問題を選択していたため、社会学だけの選択ではなかったが、選択の幅を広げるという意味でも勉強しておくとよいかもしれないです。

面接試験を含む人物試験について、どのような対策を立てられていたかお聞かせください

私は面接や集団討論試験にとても自信がなかったため、筆記試験よりも重点を置いて対策していました。クレアールの講座とは別に、就活の学生支援団体に入りながら、定期的に面接の練習をさせていただいていました。集団討論・面接練習に関してはどちらも10回ほど練習を重ねていたと思います。個人的な話にはなるが、民間企業で面接をしたことで、「本番の空気」に慣れる(例えば社長クラスのおじさんと対面で話す度胸をつける)練習ができていたのではないかと感じています。
ガクチカについてはなにも見ずにスラスラと言える状態にしておいたことが非常に役立ちました。面接直前は、ガクチカ、長所・短所、志望動機等々を全て対策している時間はないからです。一方、志望動機に関しては直前に考える形になってしまっていたので、面接本番でうまく話せなかったこともありました。面接カードに関しては早めに項目を埋めておき、できるなら面接を想定した練習をしておくことが必要だと思います。
私は非常に緊張しやすく、話すことが苦手な性格であったこともあり、面接直前まで「聞かれることリスト」を作成して対策をしていました。この対策がよかったのかどうかは未だに分からないが、できる準備を徹底することで自分に自信をつけていたように思います。
官庁訪問の際には、その省庁がどういった政策をしているのか、自分はそれのどこに関心があって、どういった改善に取り組んでいきたいのか(自分はどんな仕事をしてみたいのか)をとにかく洗いざらい調べていました。そして、そこで生じてきた自分の考えや疑問を官庁訪問の際に話していました。官庁訪問間際に調べていたので全く余裕はなかったが、とにかく徹底して調べていたことで、どんな質問が飛んできても大丈夫なようにしていました。
また、直前期にはできないが、ただインターネット上で調べるだけではなく、自ら現地に足を運ぶことがエピソードづくりに役立ちました(インターンシップ、説明会、面接練習、ボランティア等)。

これから公務員試験の受験・学習をお考えの方にメッセージをお願いいたします

公務員試験では、先の見えない不安に苛まれることも少なくありません。私も何度もクレアールの合格体験記のページを見ながら、自分自身を鼓舞していました。それでも私が諦めずに試験を受け続けてこられたのは、「自分にはこれしかない」と感じていたからです。なぜ民間企業ではなく公務員を志望しているのか、なぜ公務員の中でも心理職なのかということを、過去の経験から論理立てて、そして熱意をもって面接官に説明するように心がけていました。勉強はそこまで得意ではありませんでしたが、結果的に「話すのが苦手」と感じていた面接で良い結果を残すことができました。後輩の皆さんには、最後まで諦めずに頑張ってほしいと思います。

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