笹かまさん [最終合格先:法務省専門職(保護観察官区分)]
公務員を志望した理由
もともと両親が公務員だったこともありますが、一番は一般企業ではできないことに携わりたいという気持ちがあったため、小さいころから漠然と公務員になりたいと考えてきました。
大学で受けた講義で紹介された法務教官・保護監察官に興味を持ち、施設内・社会内処遇で、入所している人たちの人生を上向きにする手伝いができないかと思い、志望しました。
クレアールを選んだ理由
クレアールを選んだ理由は、他の予備校にはあまり見かけない法務教官・保護監察官コースが設けられており、受講料も比較的安価で割引価格も設定されていたことと、コース内でも学習期間の選択ができ、不合格だった場合でも追加で1年受講することができるシステムを設けていることからクレアールを選びました。
クレアールのよかったところ
心理学を担当する高橋先生が心理職の経験者であり、心理職試験対策の著書を出版していることもあり、試験に出る部分をピックアップして重点的に指導してもらえることと、オリジナルテキストに則って授業を進行しつつ、授業内で取り上げたトピックの詳細を参照する心理学の専門書を紹介することで、より広く学べたところがよかったと思います。
学習するうえで苦労したことと、その克服法
一般教養の学習範囲の広さに苦戦しました。いわゆる文系で、理系の知識はほとんどゼロからのスタートだったことに加え、数的処理や判断推理に苦手意識が強く、全ての問題を学び直すのは難しいと思っていました。
苦手な問題は、まず3分間考えて分からなかったらすぐに解法をみて書き写す、発展問題を飛ばして基本問題で基本的な考え方のパターンを赤字でメモして、2週目にその解き方を覚えているか、覚えていなかったらもう一度解き、発展問題を解く。この繰り返しで乗り切りました。
面接対策で心がけたことや工夫したこと、大変だったこと
私は、要領を得た話し方があまりできないため、なるべくロジカルな説明をできるように心掛けました。
志望動機は、順を追った説明をしようとすると冗長で、要点が掴めない印象を与えてしまうため、なるべく簡潔な主張にとどめ、面接官がどんなことを質問するか何を尋ねさせるか、質問の余地をイメージしながら面接対策をしました。
最後に、これから公務員を目指す方にメッセージをお願いいたします。
公務員になりたいと思って試験勉強をする、その日々を重ねるうちに、だんだん目標が見えなくなってきて、つい勉強することに主眼を置いてしまうことが私自身でありました。
確かに試験に受かるために学んでいるけれども、それ以外の対外への興味関心、心配り、気晴らしの活動も含めて生活の全体が学びにつながっており、ひいては公務員になった時に全ての学びが生きるということを忘れないで欲しいと思います。