T.Oさん [最終合格先:国家総合職(人間科学区分)他]

T.Oさん [最終合格先:国家総合職(人間科学区分)他]

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公務員を志望した理由

私は5年間勤めた会社を退職し、現在大学院(修士課程)に通っています。専攻は犯罪学ですが、この学問は、その成果を社会にフィードバックして、はじめてそのプレゼンスを発揮できます。公務員として、刑事司法行政に携わることができれば、学んで得た知識を社会に還元していき、犯罪の抑止や福祉の向上に貢献できるのでは、と考えたことがきっかけです。

クレアールを選んだ理由

国家公務員・心理系に対応している予備校自体が少ないというのもありますが、クレアールは「動画でいつでも(ときには倍速で)講義を受けられる」、「心理学は、”しけしん”の高橋先生が教えている」等、他の予備校にはないセールスポイントを持っていました。特に、仕事をしている身だったので、自分の都合に合わせて受講できることが決め手となりました。また、受講料も他の予備校に比べ、格段に安い。公務員試験予備校としては、知名度が低いように思われた(自分が知らなかっただけかもしれませんが)ので、不安はありましたが、無料講座を受けてみて、十分に活用できると思いました。

クレアールのよかったところ

上にも書きましたが、まず受講料が他の予備校と比べて安い。予備校以外にも、参考書をいくつも買う必要があったので、これはありがたかったです。また、動画形式でいつでも・何度でも講義が受けられる。しかも、倍速にして時間を節約できる。さらに、人間科学受験者にとっては、他に類を見ないレベルで、講義やテキストの内容が充実している。以上3点に尽きます。3点目に関して、心理学はさすがのクオリティで、講義内容もテキストも素晴らしい。高橋先生は、心理学のどの分野にも非常に精通されており、かつ公務員試験を研究し尽くして、要点と頻出分野を強調して下さる。さらに、最新の心理学・試験情報も満載。動画や小話も豊富にあり、頭に残りやすい。公務員試験の心理学講義としては、他の追随を許さないと思われます。講義で使用されるテキストも、試験に出る内容を悉く網羅しており、公務員試験対策用という意味では、トップクラスの参考書だと思います。たとえば今年度、国家総合職の一次試験(専門)の社会心理学分野では、産業・組織心理学が出て受験者の度肝を抜きましたが、これもカバーされていました。私は、テキストに先生のコメントなどを書き込み、本番前にはノートの代わりに読み返しました。本番では社会学分野も解くことを想定していたので、社会学も追加受講しましたが、内容は少ないものの、先生の講義が非常にわかりやすく、テキストも要点をおさえていて、非常に使いやすかったです。社会学の試験対策用教材や講義は、あまり出回っていないので助かりました。

学習するうえで苦労したことと、その克服法

私は学習を始めるのが遅く、また個人的な事情から、勉強できる時間が限られていました。配点が高く落とせない・勉強が報われるものに絞るしかないと思い、教養試験のいわゆる知識分野は捨て(あまりオススメしませんが)、心理学、社会学、知能分野を中心に学習を進め、一次試験に臨みました。知能分野では、判断・数的推理が非常に苦手で、学習には苦労が伴いました。解けない問題はいくら練習を積んでも解けるようにならなかったため、解ける分野の問題を重点的に練習し、本番で落とさないように心がけました(それでも本番では結構落としましたが)。文章読解も、最初は演習しないつもりだったのが、過去問を解いてみたところ、特に英文が意外に解けず、焦って特訓しました。時間を計って、読解スピードを上げる訓練を行い、過去10年分くらいの問題を解きました。クレアールのテキストでは、判断・数的推理と資料解釈のテキストが役立ちました。苦手な部分を講義動画やテキストで補強する、という使い方でしたが、解法のテクニックを読んで演習するだけでも違います。

面接対策で心がけたことや工夫したこと、大変だったこと

国家総合職の人物試験ですが、論述試験の6/28に、面接が7/2であると告げられました。そこから、担任の先生に急ぎ連絡を取り、2回ほど面接カード添削・面接練習をしていただきました。これについては、担任の先生のアドバイスが非常に的確で、練習で尋ねられたものと同じ質問が本番でも多く、大変助かりました。社会人を経験している場合、面接にそれほど抵抗はないかと思いますが、学生の方は、あまり慣れていない場合がほとんどだと思います。これについては練習を積むしかないので、とにかくクレアールの先生に頼り、慣れるまで練習させてもらう。そして、アドバイスに忠実に従うのが良いと思います。また、自分の志望先の面接カードやそれに類するもの(前年度のもの)が手に入るのであれば、書く内容は、なるべく早い段階から、空いた時間を使って考えておいた方が良いと思います。直前では、あまり内容を練ることができませんので。

最後に、これから公務員を目指す方にメッセージをお願いいたします。

最近では、社会人→公務員というケースが増えてきたとはいえ、まだまだ大学生・大学院生の受験者がマジョリティかと思います。社会人から公務員を目指す方にとっては、勉強面(特に時間の面)、採用面での物理的・心理的なプレッシャーが大きいかと思います。前者については、年の功で知恵を絞り、効率的な学習法を考え、綿密な学習計画を立てることでカバーするしかありません。適切な教材や予備校を選ぶことも、非常に重要なポイントですので、見極めるために情報収集も必要です。後者については、先生が仰られていたことですが、人間科学系は専門職に近いので、年齢などはあまり気にする必要はなく、試験の優劣はもちろん、選考で不利になることはないであろう、とのことです。最後に、国家総合職・人間科学の専門科目について、テクニカルな話を2つほど。一次試験(専門科目)の過去問演習は、できれば過去5,6年分くらい問題を解きましょう。マークシートの問題は、演習を積むうちに、正解の選択肢を嗅ぎ分けるカンが備わってきます。また、筆記試験は、一次も二次も途中退出が可能だったりしますが、見直しは最後まで行いましょう。特に一次試験は確実に時間が余るので、途中で退出する方がほとんどですが、一度解いた問題でも、見直すと文章の見逃しや判断ミスなどをしているケースが必ずあります。また、全く分からず、適当に選択肢を選んでしまった問題も、もう一度解き直すと、今度はわかるという場合もあります。自分の場合、これで5問ほど正答が増えました。講師の方も皆さん仰いますが、試験は最後まであきらめない人が勝つというのは、本当だと思います。学習も然り、試験本番に至っても、最後の1秒まで考え抜くことができるかが、勝敗を分けるのでは。

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