面接のヒント 第1回「面接対策=模擬面接ではない?」

目次

面接のヒントについて

公務員試験における面接の重要性は、皆さんもご存じだと思います。

しかしながら、面接対策と言っても具体的に何をすればよいのかわからないとお悩みの方も多く、結果的に着手が遅くなってしまうことも少なくないようです。

 この「面接対策のヒント」は、これから面接対策をしたいと思いながらも、やるべきことがわからなくて迷っている方に向けて、考え方や取り組み方の手がかりをご用意しています。

 面接の回答には「正解」があるわけではなく、面接対策の立て方も絶対的に正しいやり方があるわけではありませんが、何をどうすればいいかわからない時に、ちょっとしたヒントになればいいと思い、連載コラムをスタートすることになりました。

 皆さんの面接対策に少しでもお力になれればと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

面接対策は「準備が8割、練習が2割」

面接対策というと、多くの方が模擬面接を頭に思い浮かべると思います。

 「とにかく回数をこなすことが大事なので、ひたすら練習するしかない」

 このようなアドバイスをされる方も少なくないようですし、合格された方の中には「練習あるのみ」とおっしゃる方もいますが、面接は「準備が8割、練習が2割」と言ってもいいほど準備が大切です。

面接で聞かれる質問のほとんどは、受験生に関することですが、たとえば面接官から

「あなたの特徴を3つ挙げてください」

と言われた時に、準備をしていない人の多くは、なんとなく思い浮かんだイメージで答えてしまいます。

「えーと、真面目で、責任感があるところと…あとは人のために何かするのが好きなところだと思います…」

このように回答した場合、「なぜそう思うのですか?」と深掘りされることが想定されますが、根拠となるエピソードが思いつかず、具体性に乏しい回答しかできなくなってしまいます。

また、エントリーシートや面接シートについても、入念な準備をしてから書いたものと、その場で考えながら書いたものでは、アピール力も印象もまったく違ったものになります。

面接対策の流れ

今回のタイトル「面接対策=模擬面接ではない」というのは、模擬面接が面接対策のすべてではない、というお話であることがお分かりいただけたかと思います。

十分な準備があってこそ、模擬面接が活きてくるということで、これからその準備と手順についてお話していこうと思います。

[面接対策の主な流れ]
1. 自己分析を行う
2. 受験先について調べる
3. エントリーシートを書く
4. 頻出される質問を想定する
5. 面接の練習をする

大まかにはこのような流れですが、意外と時間・労力のかかる作業ですから早めに少しずつ進めていくことが大切です。

「筆記試験の対策で忙しいからこんなことをしている時間はありません」という声も聞こえてきそうですが、後回しにした場合、一次試験対策の大詰めとなる時期に慌ててエントリーシートを書いたり、一次試験合格発表から二次試験までの短期間で面接対策をしなければならなくなってしまいます。

せっかく筆記試験に合格できても、面接でその努力が無駄になっては本末転倒です。

もちろん、筆記試験対策と並行して面接対策を行うのは容易なことではないので、無理のない範囲で少しずつ進めていくことが大切です。

それでは、また次回!

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