公認会計士合格体験記「研究しながら在学中に合格!」神山 友里さん

学習スタートから合格までの軌跡

※勉強から全く離れていた期間もあるので、全て記載します。

2020年 4月 簿記2級修了コースで学習開始
2020年12月 簿記1級 不合格
2021年 2月 公認会計士試験 勉強開始
―――2021年8月 大学院入試―――
2021年12月 第Ⅰ回 短答式試験(お試し)⇒不合格
―――3月まで研究と両立。4月から休学し勉強に専念―――
2022年 5月 第Ⅱ回 短答式試験⇒合格
2022年 8月 論文式試験(お試し)⇒不合格
―――試験後に留学へ。3月まで研究に専念。4月から休学し再び勉強に専念―――
2023年 8月 論文式試験⇒合格

目次

<公認会計士を目指したきっかけ>

私が公認会計士を目指した背景は、将来的に宇宙産業の発展に貢献したいという思いがあったからです。
私は小さい頃から宇宙好きで、中学高校と宇宙関係の課外活動に多数参加し、現在は航空宇宙を専攻しています。以前は、研究者として技術面から宇宙産業を支えたいという目標を持っておりましたが、民間企業の宇宙部門の方や宇宙ベンチャー創業者の方々と交流する中で、技術開発に多くのコストを要する宇宙企業においてビジネス面の整備が遅れていること、日本の宇宙技術は優秀であるにもかかわらず収益に結びつかない現状があることを知りました。宇宙技術の知見を持つ経営の専門家が数少ないことが原因の一部として挙げられます。この経験から、宇宙技術と経営・ビジネス両方の知見を持つ人材になりたいと考えました。

しかし、大学の実験や課題が忙しく、勉強時間を確保することが困難で、いつか挑戦したいと漠然と思っていました。そんな中、2020年にコロナの影響で全ての授業がリモートとなり、時間的余裕ができたことから、会計士試験へのチャレンジを決意しました。

<クレアールを選んだ理由>

私が会計士試験の勉強を始めた時期は、大学院への進学を考えていた大学3年の春でした。大学院入試終了後から本格的に取り組み、大学院在学中に取得したいと考えていました。
そのため、私は予備校選びに際して以下のポイントを重視しており、クレアールが最も合うと思ったからです。

①研究との両立が可能であること:カリキュラムが固定されておらず、自分で計画を立てて勉強できる点に魅力を感じました。

②受講料が安いこと:最初、絶対に資格を!とは思っていなかったので、リーズナブルで、最悪ダメでも良いかと思える値段設定であった点が魅力的でした。

<科目ごとの学習方法>

<短答対策期>

試験前には科目毎の暗記シートを作成しておりましたが、試験当日の荷物が格段に減る点と、少ない休憩時間の中で見るものが予め絞れる点で良かったです。また、「肢から間違いを探す」という受け身の勉強が多くなる短答直前期において、「正しい知識を自分の言葉でまとめる」という作業を行うだけで、知識の入り方が格段に良くなりました。一方で、時間と手間を要する作業ですので、学習がある程度進んだ段階で、論点を絞った上で取り組むことをお勧めします。

(財務会計)

簿記は、テキスト例題を反復し、各論点の基本的な問題を完璧にしました。その後は、答練や過去問で様々なパターンの問題を解けるよう何度も反復しました。
財務諸表論は、テキストに重要論点がコンパクトにまとまっているため、講義を受けて、反復して復習をするだけで合格に必要な知識が得られると思います。理論対策としては、計算時の思考を整理することが一番の近道のように感じました。

(管理会計)

計算は問題集を回転させることで、合格に必要な知識はつくと思います。私は計算をある程度完成させた上で、理論対策に移りましたが、こちらも答練の内容を復習することで十分かと思います。
原価計算基準は、音声と紙で基本的な内容を覚えました。アウトプットは問題集や答練、過去問で色々な選択肢に触れる程度で、良く出るひっかけ方に慣れておけば大丈夫かと思います。

(企業法)

講義を倍速で2周聞いた後は、問題集を回転させました。企業法は論点が絡み合うことも多いので、1周目でなるべく早く全体像を掴み、2周目で各論点を深く学ぶというスタイルが良かったように思います。その後は、問題集で弱い論点を見つけ、テキストに戻ったり、自分で調べることで、弱点を埋めていきました。
試験1か月前には、過去問や答練で間違えた論点をまとめた自作の暗記シート(ルーズリーフ4,5枚)を作り、それを回転させていました。

(監査論)

講義を受け、問題集や答練を一通り行うことで、合格に必要な知識が身についたと思います。出題パターンがある程度決まっているので、同じ論点が出たら落とさないように、答練や過去問を何周も解いてアウトプットの練習をしたことが効果的だったかと思います。
試験1か月前には、過去問や答練で間違えた論点をまとめた自作の暗記シート(ルーズリーフ2,3枚)を作り、それを回転させていました。

<論文対策期>

(会計学)

短答式試験後、計算は答練をいくつか解いたのみで、理論対策に時間を割いていました。
財務会計は論文対策テキスト、管理会計は理論問題集の内容を1問1答形式で暗記しました。

(企業法)

基本的な知識は、短答式試験の対策で身につけた知識で十分ですので、論文対策テキストの論証を通じて回答の組み立て方を勉強しました。論文式試験では条文を指摘する必要があるため、良く出る条文はどの辺りにあるかを把握し、条文の構造に慣れておくことが大事かと思います。

(監査論)

基本的な知識は、短答式試験の対策で身につけた知識で十分ですので、答練を通して問題形式に慣れるための勉強をしました。第1問は出題形式がある程度決まっているので、1問1答形式で解答に必要な要素を暗記しました。事例問題は、答練を通して様々な問題を解くことで、論点を見逃さない練習をしました。

(租税法)

計算から取り組み、ある程度計算が完成してから理論対策に移りました。法人税、所得税、消費税と分野が多いため網羅的な対策は避けたほうがいいかと思います。講義では、試験における重要度を提示してくださるので、講義で重要と言われた論点は完璧にするようにしました。その他の論点に関しては、答練や模試などアウトプットの機会に、カバーできていなかった論点が出る都度、テキストに戻り学習するようにしていました。

(経営学)

講義の受講と答練でのアウトプットで合格に必要な知識が身につくと思います。
他の科目と比較すると勉強時間が少なかったのですが、講義をしっかり聞くことで得意科目にすることができました。

<クレアールで学習して良かった点>

合格した今、振り返ってみて、クレアールで良かったなと思う点は主に3点です。

①受験生仲間がいなかったからこそ、無駄なメンタルの浮き沈みが無かった点
孤独感を感じることは多かったですが、一方で、答練や模試の結果の良し悪しに関わらず、マイペースに淡々と自分に本当に必要な勉強をすることができました。個人的にはとても大きなメリットであったと思います。

②映像授業で、効率的に講義を受けることができた点
自分にとって難しく理解ができない部分を繰り返し学習することができ、むしろ、自分に必要ないと思う講義は受けないなど工夫することで、必要な部分に十分な学習時間を割けたと思います。

③金銭面で負担が少ない点
他校と比べて受講料が安く、充実したキャッシュバック制度がある点が魅力的でした。途中で挫折しそうになった際にも、キャッシュバック制度がモチベーションの向上、維持につながりました。

<最後に>

会計分野は全くの未経験であった私が約3年間の勉強で合格できたのは、クレアールの講師の方々と教材を最後まで信じて突っ走ることができたからだと思います。合格まで導いてくださった講師の方々、スタッフの皆様に感謝申し上げます。
会計士試験は、必ずしも短期で終わるとも限らない大変な試験です。受験期間が長期に及べば不安も募り、周りの意見にも流されることもあるかと思いますが、ご自身とクレアールを信じて頑張ってください。これから受験される皆様の合格を祈願しています。

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