公認会計士合格体験記「30歳から公認会計士試験への挑戦」荻野 優也さん

学習スタートから合格までの軌跡

2021年 1月 簿記3級から学習開始
2021年 2月 日商簿記3級 合格
2021年 5月 日商簿記2級 合格
2021年11月 日商簿記1級 不合格
2021年12月 公認会計士講座の学習開始
2021年12月 第Ⅰ回短答式試験(お試し受験) 不合格
2022年 5月 第Ⅱ回短答式試験 不合格
2022年 6月 日商簿記1級 合格
2022年12月 第Ⅰ回短答式試験 合格
2023年 8月 論文式試験 合格

目次

<公認会計士を目指したきっかけ>

私は18歳で地元の公立高校を卒業後、携帯電話販売代理店に就職をし、販売スタッフやスーパーバイザー、法人営業などの職務に従事し、30歳になるまで社会人経験を積んできました。
そこで法人営業を経験して様々な会社と関わることになり、今まで自分の知らなかったビジネスモデルなどに出会い、社会や経済についてもっと深く学びたいと思うようになりました。そこでインターネットなどで調べていると公認会計士という資格に出会い、公認会計士であれば監査業務を通じて多種多様な会社に関与することができ、日々新しいことを絶えず学び続けることができると感じました。 また、30歳というひとつの節目を迎える年でもありましたので、このタイミングで一度これまでの人生を振り返り、将来のキャリアを考え直した時に今挑戦するしかないと思い公認会計士試験への挑戦を決断しました。

<クレアールを選んだ理由>

予備校選びでまず考えたのは通信制があるかどうかということでした。通学となると通学する際の時間や交通費などコストがかかってしまうため、自宅で勉強ができる通信制の予備校を探しました。そしてクレアールでは「非常識合格法」を謳っており、膨大な試験範囲である公認会計士試験の教材を必要最低限に絞っているため、他の予備校と比べるとテキストや問題集といった教材の量が圧倒的に少なく、これであれば自分でも合格するまで勉強できるのではないかと感じクレアールに相談の電話をしました。

そうするとクレアールには「3年トータルセーフティコース」というものがあることを知り、このコースであれば自分が合格するまで長期間にわたりサポートしてくれる点と、もし3年より早く合格すれば合格お祝い金と未受講分の受講料の返金があるため、それらを受け取ることもひとつのモチベーションとなる点が決定打となりクレアールを選びました。

<合格までの学習方法>

私は簿記3級の勉強を始めてから公認会計士論文式試験の合格までに2年半かかりました。

最終学歴が高校卒業ということもあり、勉強は得意な方ではありませんでしたし、高校を卒業してから12年間は社会人をしていたため、机に向かって勉強をする習慣がありませんでした。
なので、勉強をはじめるにあたってまず決めたのは「毎日必ず机に向かって勉強をする」ということでした。勉強を始めた当初は1日3時間を勉強するとかなり疲れてしまい、集中力が切れてしまっていました。また、今日は全く勉強する気が起きないという日もありましたが、そんな日でも1時間だけでも勉強するようにして、勉強時間がゼロになる日は絶対に作らないように心がけていました。
そして、勉強を開始して半年ぐらい経つと毎日勉強をすることが身体に馴染んできたのか、1日8時間を毎日(週7日)しても疲れなくなってきました。
そこからは1日8時間は必ず勉強していました。試験の直前期になると1日10時間ほど勉強していました。勉強を開始してから公認会計士論文式試験の合格までは勉強時間ゼロという日を作らずに2年半勉強をしました。

財務会計論

財務会計論は短答式試験でも論文式試験でも一番得点の比重が重い科目なので、どの科目よりも一番時間をかけて勉強しました。特に勉強開始時は計算を重点的に勉強し、どの論点が来ても大丈夫と思えるまで勉強しました。そして計算と理論はリンクしているため、計算が出来上がった状態で理論を勉強すると、「そういうことだったのか」と思うことが多くスッと頭の中に入ってくるため、個人的にはまずは計算を固めて、その後に理論の勉強をすることが良いかと思います。

管理会計論

この科目が一番苦手な科目であったため、苦戦しました。短答式試験も論文式試験も時に難易度がかなり高い問題ばかりが出題される科目であるため、この科目は理論で守ろうと思いました。ですので、短答式試験の前は原価計算基準を読み込み、ほぼ全文を覚えた状態で試験には挑みました。計算についてはとにかく量をこなして、「この問題が来たら、こう解く」と身体に覚えさせるような形でやっていくと、問題をパッと見ると「この問題は難しいだろう」「この問題はすぐに解ける!」などが分かるようになってきて試験本番でも簡単な問題から解くように心がけ、合格点を守り切ることができました。

監査論

監査論についてはテキストが非常にしっかり作られているため、基本的にはテキストを中心に勉強すれば良いかと思います。ただし、監査という現場を知らないため不明点が出てきたりすることもありますが、分からないことは講師の方に質問すれば丁寧に教えてくださるので短答式試験も論文式試験も苦戦することなく勉強することができました。

企業法

企業法は短答式試験と論文式試験で勉強方法が全く異なるため、短答式試験合格後は別の科目を勉強するぐらいの気持ちで取り組んだ方がいいかと思います。短答式試験では条文を覚えていれば合格できますが、論文式試験では、この問いはどの条文の論点になっているのか、そしてその条文を使ってどのような解釈をして結論を導き出すのかというような力が必要となってきます。論文式試験での書き方から覚えていく必要があるため、短答式試験後も企業法はしっかりと勉強時間を確保する必要があると思います。

租税法

租税法は論文式試験のみの科目で基本的に試験時間の2時間では解ききれない量の問題が出題されます。2時間で法人税法、所得税法、消費税法を解きますが得点の比重は法人税法が重くなっているため、法人税法を重点的に勉強しました。消費税法などは他の受験生でも得意にしている人は少ないため、自分ができていなくてもそこまで偏差値には影響はないと思います。あまり細かいところまで勉強しだすと時間が足りなくなってしまうため、まずは基礎を固めるということを心がけると良いと思います。

経営学

数学が得意な方は得点しやすい科目だと感じました。私は数学が得意ではなかったのでこの科目も管理会計論と同様に理論で守ろうと決めて勉強していました。経営学も論文式試験のみの科目なので他の受験生も時間をかけて勉強できていない科目だと思います。なので、経営学は理論を得意にして、計算は簡単なところだけは落とさないようにしていれば偏差値52は下回ることはないように思います。

<クレアールで学習して良かった点>

通信制の予備校なので全ての講義をWebで受講しますが、自分のペースに合わせて一時停止や倍速視聴、自分の知識が足りていない論点だけ再度受講するなど通信制ならではの良さを活かすことができました。
また3年トータルセーフティコースでは他の予備校よりも安く、さらに受験料負担やお祝い金があるため、結果的にとても予備校費用を抑えることができました。

<最後に>

私のような学歴がなく、勉強から10年以上離れていたとしても、毎日コツコツとやり続けていれば公認会計士試験は合格することができる試験だと思います。
自分にできるかなと不安な気持ちもあると思いますが、迷っているのであれば是非、挑戦してほしいなと思います。
そして、私を合格までサポートしてくださったクレアールの講師・職員の方々、本当にありがとうございました。

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