公認会計士合格体験記「部活動・仕事と両立しながら合格」横山 舜さん

学習スタートから合格までの軌跡

2017年 4月 簿記三級から学習開始
2017年 6月 日商簿記三級→合格
2018年 6月 日商簿記二級→合格
2018年10月 日商簿記一級講座の受講開始
2019年 6月 日商簿記一級→不合格、公認会計士講座の学習開始
2019年12月 第Ⅰ回短答式試験(試し受験)→不合格
2020年 5月 第Ⅱ回短答式試験→不合格
2021年 5月 第Ⅰ回短答式試験→合格
2021年11月 日商簿記一級→合格
2023年 8月 論文式試験→合格

目次

<はじめに>

私は2018年10月からクレアールにお世話になり、約5年間の学習を経て、2023年8月の論文式試験に合格することができました。
学習を開始したのは大学2年生の時で、当時は部活動に打ち込みながら大学在学中の合格を目指していました。しかしながら、大学在学中に合格することは叶わず、大学卒業後は一般事業会社に就職することとなりました。就職を機に公認会計士を目指すことを諦めることも考えましたが、諦めずに勉強を継続し、何とか論文式試験に合格することができました。合格までの道のりは決して順風満帆ではありませんでしたが、そこで経験した苦難や失敗こそ、これから公認会計士を目指される方々のためになると思い、当時を思い出して執筆させて頂きます。自分の経験が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

<公認会計士を目指したきっかけ>

私が公認会計士を目指そうと決意したのは大学2年生の時です。
私の所属していた大学の学部では2年生のタイミングでゼミに入室することができました。また、入室を望まない学生は卒業するまでゼミに入室しないという選択をすることもできました。多くの学生は二年生のタイミングでゼミに入室する選択をします。しかし、私は部活動を優先したいという気持ちがあり、部活動の時間帯と重なってしまうという理由から、ゼミには入室しない選択をしました。

ここで自分の心の中に「このまま何も学ばず大学を卒業してしまって良いのか」という気持ちが芽生えました。当時の私は所属していた部活動には全力で取り組むものの、大学の講義は必要最低限をこなすだけ、その他の時間はスマホのゲームをやってみたり、Youtubeを観てみたりと不毛な時間を過ごすといった生活を送っていました。部活動を中心とした生活に一定満足はしていたものの、心のどこかで何も学んでいないことへの物足りなさや大学卒業後の将来への不安を感じていたのだと思います。部活動を生活の中心に据えると、他の学生同様にゼミに入室して学ぶということは困難なものの、スマホのゲームやYoutubeに投じる時間があるのであれば、その時間を学習に充てることは十分可能だと考え、何かできることはないかと探し始めました。
その過程で公認会計士資格の存在を知り、取得によって得られる専門性・将来性の観点から残りの大学生活三年間を通して学習するに値する資格だと思い、公認会計士を目指すことを決意しました。

<クレアールを選んだ理由>

私がクレアールを選んだ理由は二点あります。

一点目は通信講座に特化している点です。私は学生時代は部活動との両立、大学卒業後は仕事との両立と、常に「両立」がテーマとなっていました。そのため、資格学校を選ぶ上では通信講座という点は必須の条件でした。多くの資格学校でも通信での受講は可能ではあったものの、通学がメインで通信はあくまでサブ的な扱いとしていることが多く、十分なサポートが受けられないのではないかという不安がありました。その点、クレアールは通信講座に特化しており、通信講座を前提としてサービスが提供されているため、そのような不安は少ないと感じました。また、カリキュラムについても働きながら学習を進めることを前提としており、部活動・仕事と両立しなければならないという自分の置かれた環境に適していると感じました。

二点目は受講料がリーズナブルである点です。クレアールは受講料そのものが他校と比較してリーズナブルであることに加え、お祝い金制度、短期合格時のキャッシュバック等の制度があり、自分の頑張り次第では更に低価格に抑えることができる点が当時学生だった自分にとっては魅力的だと感じました。

<具体的な学習方法>

・2020年5月短答式試験(不合格)までの学習方法

 2020年5月短答式試験までは約1年半と十分な学習期間があったにも関わらず、結果は不合格となってしまいました。ここでは当時を振り返って良くなかったと思うポイントを記載したいと思います。

 公認会計士試験は非常に範囲が広く、クレアールが非常識合格法を謳っていると言えど、講義の量は膨大になります。公認会計士試験の学習を始めた当初の私はその膨大さに面食らい、とにかく映像講義を消化することから始めました。講義を受けるときは必ず2倍速。講義を受けている最中も受講スケジュールを逐一計算。部活動終わりで眠い時でもとにかく消化。そんな学習を続けていると、講義は全部受けたはずなのにわからないことだらけといった状況に陥り、結局、テキストを読み直したり、講義を受け直すことになりました。急がば回れと言うように、結局は一つ一つの講義を自分なりに腹落ちさせながら丁寧に学習を進めていくことが最も効率的な方法だと思います。

 また、講義の消化に全力を注いでいた私は直前期まで演習問題には一切手をつけませんでした。直前期に入り、いざ答練を解いてみると、全くと言って良いほどに解くことができませんでした。更に言うと、何が分かっていて、何が分かっていないかすら分からないといった悲惨な状況でした。講師の方々もおっしゃっていましたが、演習問題、特に答練や過去問には講義を受け切っていない段階でも取り組むべきだと思います。理由は二点あります。一点目は本番を意識した学習をするためです。答練や過去問に取り組んでおくことで、講義を受ける時に自然と「本番だったらどう出題されるだろう」と意識するようになり、より効率的に学習を進めることができます。二点目は分かったつもりになることを防止するためです。講義を受けた直後は理解した気になっていても、本質的には理解できていないことは多々あります。分かったつもりが重なると直前期になってどこが分からないかが分からなくなり、どこから手をつけていいか分からなくなってしまいます。演習問題に都度取り組むことで、直前期までに分かったつもりを潰しておくことが大切だと思います。

・2021年5月短答式試験(合格)までの学習方法

 2021年5月短答式試験までは上述の反省を生かし、答練や過去問を中心に学習を進めました。以下に具体的な学習方法を記載します。

(簿記)

答練や過去問に加え、苦手意識のあった連結会計や企業結合については、テキストの例題や問題集にも全問取り組みました。

(管理会計)

計算問題に苦手意識があったため、答練や過去問に加え、問題集にも全問取り組みました。また、計算問題の苦手をカバーするために、原価計算基準は確実に点が取れるよう全て暗記しました。

(財務諸表論・監査論・企業法)

より多くの問題にあたっておくことが重要だと考えたため、答練や過去問に加え、市販の一問一答問題集にも取り組みました。

・2023年8月論文式試験(合格)までの学習方法

2021年4月に一般事業会社に就職したことをきっかけに学習時間の確保が困難となり、2021年8月及び2022年8月の論文式試験は受験を見送ることとなりました。2023年8月の論文式試験に向けて少ない時間の中で効率的に学習を進めるために、以下の点を意識して学習に取り組みました。

(計算問題)

質より量を意識して学習に取り組みました。具体的には、分からない問題を解くことには時間をかけすぎないことを意識していました。自分の場合、計算問題が解けないのは理解の甘さに起因していることが大半でした。そもそも理解していないことをいくら悩んでも仕方がないので、分からないのであれば解答を見て理解する、そして時間を空けてもう一度解く、それを何度も繰り返すことでより多くの論点を理解することに努めました。

(理論問題)

量より質を意識して学習に取り組みました。具体的には、たとえ時間がかかってでも自分なりの答案を作成することを意識していました。頭では理解していたとしても、それを文章で表現することは想像以上に難しいことであり、訓練を積まないとできるようにならないと考えたからです。また、作成した答案は必ず提出するようにしていました。添削を受けることで自分のミスに気づくことができることはもちろんのこと、答案作成時においても採点者を意識した答案作成につながると考えたからです。

以上、私の実践してきた学習方法を失敗談も含め記載させて頂きました。少しでも皆様の参考になれば幸いです。

<クレアールで学習していて良かった点>

クレアールで学習していて良かった点は二点あります。

一点目は自分のペースで学習ができた点です。クレアールは通信学習のみのため、良くも悪くも他の受験生を意識する機会が少ないと思います。学習環境が他の多くの受験生とは異なるであろう私にとっては、他の受験生を意識して焦ることなく、自分のペースでのびのびと学習を進められたことは非常に良かったと思います。

二点目は受講料がリーズナブルだった点です。私は当初の予定通り大学在学中に合格することは叶わず、講義の延長を申し込むこととなったのですが、その際もリーズナブルさに非常に助けられました。もし他校で受講していたなら、社会人になるタイミングで費用面のハードルを超えられずに諦めてしまっていたかもしれません。
また、合格祝賀会において似た境遇の合格者の方々と知り合えたことも良かった点の一つかもしれません。

<最後に>

今回、合格体験記を執筆させて頂くにあたり、過去の合格者の方々が執筆された合格体験記に目を通させて頂きました。その中で感じたことは、どんなに困難な環境であっても合格を目指すことができるということ、そして、そのための環境がクレアールにはあるということです。時に、他の受験生と比べて勉強時間が確保できないことを嘆いたり、他校だったらと不安になることもあると思います。実際に私もそういった感情を何度も経験しました。その時はここに戻ってきてください。きっと過去の合格者の方々が勇気を与えてくれるはずです。

最後に、講師の方々をはじめ、サポート頂いたクレアールの皆様、本当にありがとうございました。そして、クレアールで公認会計士を目指される皆様、皆様の合格を心からお祈りしております。

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