公認会計士合格体験記「社会人として働きながら1年間の学習で一発合格」角田 優太さん

角田 優太さん

受験回数:1回(勉強期間は2021年8月~2022年8月の約1年間)

目次

公認会計士を志した動機

以前はコンサルティング会社に勤めていたものの、携わったプロジェクトにて自らの専門的な知識を身に付けることができないことにもどかしさを感じていました。その中で知人が会計士資格を取得し活躍している姿を目の当たりにし、私も会計知識を活かし活躍したいと思い、公認会計士試験の受験を決意しました。その後は、コンサルティング会社を退職し、BIG4監査法人に監査トレーニーとして入社し、日々監査業務に携わりながら、試験勉強に打ち込みました。

<クレアールを選んだ理由>

クレアールを選んだ理由は、下記2点です。
① 講座費用のリーズナブルさ・・・他の大手予備校の約1/2ほどの費用を魅力に感じました。
② ネット環境の高い充実度・・・社会人受験生は日々の仕事との両立で勉強時間が限られることから、予備校に実際に足を運ぶことが難しいと考え、ネットでの講座受講環境が優れている点を魅力に感じました。

<効果的な学習法>

特に効果的だった学習方法について、①簿記1級学習期、②短答式学習期、③論文式学習期に分けて記載いたします。

  • 簿記1級学習期(2021年8月~2022年11月の3か月間)

2020年に簿記2級を取得していたものの、2021年8月時点ではすっかり簿記2級の知識は抜け落ちてしまっていたことから、まずは3級から徐々に簿記の復習を始めました。この際に気を付けていたことは2つあり、1つ目はいかにして一度学んだことを忘れないようにするかということです。人間の記憶は忘却曲線に沿い1週間後にはおよそ75%の記憶を忘れてしまうため、まずはそれまで学んだ内容を4日程度で薄く浅く1周復習するようにしていました。具体的にはクレアールのテキストを速読し、各ページの内容をとにかく見て理解し、分からないところは声に出して頭に叩き込むようにしました。2点目は科目ごとの学習量を日々調整することです。簿記1級は、商業簿記と工業簿記がそれぞれ50点ずつなので、答練等でどちらか一方の点数が低かった場合は、当該科目の学習量を増加させていました。そのような取り組みの結果、2021年11月開催の簿記1級は無事合格することができました。

  • 短答式学習期(2021年12月~2022年5月の6か月間)

短答式までの準備期間は半年しかなく、企業法と監査論が新規科目として追加されることから少し精神的にはプレッシャーがかかる期間でした。短答式学習期に注意していたことは3点です。まず1点目に、簿記1級の知識が抜け落ちないようにケアし続けるということです。短答式では特に簿記・財務諸表論の配点が大きく、また管理会計論は近年問題の難易度が高く足切り点数を取ってしまうおそれもあることから、簿記1級のベース知識を損なわないよう、少なくとも簿記・管理会計論の計算問題には毎日手を付けるようにしていました。2点目に、苦手科目を作らないようにすることです。短答式は各科目合計で75%以上取ればおおよそ合格できると理解していますが、苦手科目があるだけでその他の科目で少なくとも75%以上の高い点数を確保しなければならなくなりリスキーです。したがって、簿記1級学習期と同様に、答練等で著しく低い点数の科目があった場合は、当該科目の学習量を増加させていました。3点目に、直前期は答練ベースで問題を解くようにするということです。短答式の本試験問題に近い答練をひたすら繰り返し解くことで、試験形式に慣れ、問題ごとの時間配分を体に叩き込むことができます。そのような取り組みの結果、2022年5月開催の短答式は、得点率75.4%で無事合格することができました。

  • 論文式学習期(2022年6月~2022年8月の3か月間)

短答式受験後は自己採点の結果およそ合格圏内にあったことから、1日のリフレッシュ期間をおき、すぐに論文式試験に向けた勉強にシフトしました。3か月しかないにも関わらず、租税法と選択科目(私の場合は経営学)が新規科目として追加されることから、これまでで最もプレッシャーがかかる期間でした。論文式学習期には3点に気を付けました。1点目に、7月頭の公開模試までにすべての科目をまずは1周手を付け、学習範囲を把握することです。すべての学習範囲を完璧にすることはできないので、まずはすべての学習範囲を俯瞰し、重要性の高い分野・問題・論点はどこか把握するよう努めました。2点目は、公開模試以降にひたすら答練を解き、実践問題が解けるようにすることです。特に経営学と租税法はテキストの例題を解いている暇はないので、最初は解けなくても答練をひたすら解くように心がけました(およそ3周する頃には問題を解くコツが掴めるようになりました)。3点目に、短答式学習期と同様に、苦手科目を作らないようにするよう心掛けました。論文式は偏差値40%未満の科目があれば全科目合格はできなくなる試験制度ですので、どの科目もまんべんなく同じような偏差値が取れるようなイメージで学習を進めました。そのような取り組みの結果、2022年8月開催の論文式は、順位は800番ほどで無事合格することができました。

<おわりに>

クレアールに通うのは社会人受験生が多数かと思います。ライバルの学生達よりも学習時間が制限されるため、精神的プレッシャーが大きいです。一方で、社会人受験生は、普段の仕事で培った計画力や、物事を俯瞰して見る力など社会人として学んだ経験をきっと活かせる場面があります。短期合格を目指すためには、クレアールの学習教材を真正面からただ学習するだけではなく、この勉強方法で良いのか、自分自身はいまライバルと比較してどの程度の学習レベルなのか、常に考え、自分自身と戦い続けることが必要です。これから会計士試験に立ち向かう皆様のために、私の経験が少しでもお役に立てばこれほど嬉しいことはございません。末筆ながら、皆様が無事目標を達成されることを心より応援しております。

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