公認会計士合格体験記「社会人として働きながらの学習で一発合格」佐々木 謙さん

佐々木 謙さん

受験回数:1回

目次

公認会計士を志した動機

私は生命保険会社にて中小企業の経営者の方々に生命保険のご提案をしておりました。企業の抱える①万が一の場合の事業保障、②福利厚生制度、③事業承継対策等の様々な課題に対して、生命保険を用いて課題解決のお手伝いをさせて頂くような業務になります。そのような業務のなかで、生命保険にしか出来ないことがある一方で、生命保険ではどうにもならないことが多々あるということも同時に痛感しておりました。仕事をするなかで、会計士・税理士の方々とご一緒する機会もあり、自分自身も会計全般に関する専門性を高めて社会的に意義のある仕事をしたい、と考え公認会計士を目指しました。

クレアールを選んだ理由

新型コロナウィルス感染症による2回目の緊急事態宣言が出されたとき(2020年12月頃)に会計士講座に申込みをさせて頂きました。コロナ禍により、それまでの働き方がガラリと変化し、リモートワークや会食の自粛によって時間的に余裕が出来たタイミングでした。Google検索にて『社会人 会計士』で検索をしたところ、クレアールの存在を初めて知りました。

  • 社会人向けにカリキュラムが整備されている
  • 映像講義なので自分のペースで進められる

以上の2点からクレアールを選ばせて頂きました。

クレアールで良かった点

  • 映像講義なので自分のペースで進められる

日々のスケジュールや理解度に応じて自分のペースで映像講義を視聴できた点が良かったです。一度で理解できなかった点は繰り返し視聴することで理解を深めることが出来ました。約30分単位の講義なので、ちょっとした隙間時間を活用し視聴することが出来ました。

  • 山田講師の簿記講義

会計士試験に合格するためには会計学(簿記)の攻略が必須です。会計学を制する者が会計士試験を制すると思います。簿記3級から始めさせて頂きましたが、山田講師の講義のお陰で会計士試験に合格出来たと思います。当然、他の講師の方々の講義も素晴らしかったです。

  • 事務局の方々の対応

学習を進めるなかで疑問点があった際に何度か事務局の方々にお電話させて頂きました。非常に丁寧かつ可能な限り受講生の希望に沿うような対応をして頂き、大変感謝しております。

具体的な学習方法

・2020年12月〜2021年6月

簿記3級から始め、6月に実施される簿記1級の試験合格を目指しました。講義視聴→問題集→答練の流れです。正答率65%で不合格でしたが、会計士試験勉強に進みました。

・2021年7月〜2021年8月

会計士試験における計算科目である財務会計論と管理会計論の学習をしました。講義視聴→問題集→答練・過去問の流れです。簿記1級の延長線上になるのでスムーズに学習を進めることが出来ました。計算科目を得意科目にできるよう、2ヶ月間は集中的に学習しました。

・2021年9月〜2021年11月

計算科目(財務会計論・管理会計論)に加えて、暗記科目である監査論・企業法の学習を始めました。講義視聴→問題集→答練・過去問の流れです。特に短答式試験の監査論は過去問からの出題もあるため、過去問を中心に進めました。企業法はテキストを繰り返し通読していました。

・2021年12月

短答式試験1ヶ月前までには一通りのカリキュラムを終えられるように計画していました。試験1ヶ月前はこれまで間違えた問題や苦手な論点を中心に、何度も回転させることを意識していました。

・2022年1月〜2022年3月

1回目の短答式試験は不合格でした。しかし、8月の論文式試験の合格を目指していたので、論文式試験科目である租税法と経営学の学習を始めました。

・2022年4月〜2022年5月

2回目の短答式試験に向けて学習しました。①財務会計論・管理会計論の計算スピードと正答率を高めること②財務会計論・管理会計論の理論の正答率を高めることを意識していました。1回目の短答式試験の失敗もあり、目標点数を80%に掲げて各科目の得点戦略を設定しました。

・2022年6月〜2022年8月

短答式試験に合格し、論文式試験に向けて学習しました。

短答式試験と出題形式や傾向が異なるので、各科目ごとにポイントを抑えて学習していました。全体を通して会計学(財務会計論・管理会計論)の得点比重が高いので、会計学で失敗しないよう理論を中心に学習していました。

全体を通して意識したこと

  • クレアールを素直に信じる

会計士講座の受講をさせて頂いた際に唯一決めたことです。情報が溢れるなかで不安に感じることもあるかと思いますが、『クレアールのカリキュラムを信じる』と決め、他の教材などには一切手を出しませんでした。社会人経験がある場合、自分なりのやり方や考えが時に良くも悪くも作用すると感じます。基本的には講義やカリキュラムを素直にやり通すことが大切かと思います。

  • 全体像を把握して進捗を管理する

各科目の講義数やテキスト・問題集のボリュームから、いつまでにどこまでを終わらせるかを意識していました。これは社会人経験がある方であれば得意な方が多いと思います。試験の1ヶ月前までには全てのカリキュラムを終え、残りの1ヶ月で間違えた点や苦手な論点を中心に繰り返しました。

  • 目標点数を掲げる

1回目の短答式試験に失敗した際、目標点数を低く設定してしまいました。2回目の短答式試験では全体で80%と掲げ、科目別に目標点数を設定して望みました。科目別に得意、不得意があると思うので戦略は大切かと思います。ただし、会計士試験において会計学が重要であることに変わりはありません。他の科目の失敗を会計学で取り返せることは出来ても、その逆は不可能です。クレアールのカリキュラムにある通り、簿記1級の土台が重要になると思います。

<最後に>

合格体験記を執筆するにあたり、約1年半の生活を振り返らせて頂きました。都度届くテキストの山々と定期的に更新される講義の数々に、心が折れそうになる日もありました。家族とゆっくり出掛ける時間もなく沢山の我慢をさせてしまった期間でもありました。今、合格に向けて勉強に励まれている方々も、多くのことを犠牲にして毎日を過ごしているかと思います。ただ、何かを犠牲にした先にしかないものが成果だと思います。簡単な試験ではありませんが、努力が結果として表れやすい試験だとも思います。皆さんを支えてくれている方々との合格後の明るい未来をイメージしながら是非頑張ってください。この合格体験記が皆さんの学習のヒントになりましたら幸いです。心から応援しております。

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