東 祐樹さん
受験回数:1回
公認会計士を目指したきっかけ
私は2年前の結婚を機に公認会計士を目指すことを決めました。これから家庭を築くうえで、家族の皆がやりたいことを実現できるようにするために現職よりも高い給与を得たいと考えたからです。転職を考える中で自身がやりたいことは「専門的な知見をもって他者が抱えている課題を解決する手助けをすること」であると気付きました。結婚式に参列した公認会計士をしている友人と話をした際に、公認会計士の仕事内容や多様なキャリアパスに魅力を感じるとともに、会計士なら私がやりたいことを実現でき、十分な給与を得ることができるのではないかと考えました。
クレアールを選んだ理由
働きながら会計士を目指すことを決めたため、限られた時間の中で合格可能なレベルに達するためには、効率的に学習することが特に重要となると考えていました。その時に非常識合格法を拝読し、その考え方が非常に合理的で納得のできるものであると感じました。基本を重視し、絶対にできなければならないことをしっかりとやるという考え方が反映されたカリキュラムや要点をしぼり無駄を省いたテキストに魅力を感じたのがクレアールを選んだ理由の一つです。また、他校と比べて受講料が安く、充実したキャッシュバック制度があることに魅力を感じ、このキャッシュバック制度が最短で合格をするというモチベーションの向上、維持につながりました。
クレアールで受けた講義はとても簡潔で重要なところが分かりやすいもので理解できなかった点はほとんどありませんでした。勉強時間が限られている私は講義を通常は1.5倍速で受講し、難しい論点については1倍速にしたり途中で止めたりといった自分の理解やペースに合わせて講義の速度を調整できる点も非常によかったと感じています。
科目別学習法
簿記
計算力を重視しているカリキュラムのおかげで、基本的には講義を集中して受けて、数日後、1カ月後にテキストを読み返して例題と問題集の問題を解くというサイクルを(で)試験に合格するための下地となる知識や計算力が養われたと思います。試験勉強は長丁場になるため、中間目標として日商簿記検定の2級、1級に合格することを設定することでモチベーションの維持向上をはかりしました。
短答式試験の対策としては短答式答練を解いて、間違えたところや理解が曖昧なところは解答やテキストを読んで理解することをするだけで試験合格に十分な知識と計算力を養うことができました。答練を解く際には時間配分や解く問題の取捨選択を意識することも非常に重要だと思います。
論文式試験の対策は短答式試験のための勉強で十分な知識と計算力が身についているため答練を解いて間違えたところや理解度に不安があるところを解答やテキストを読んで理解をすることだけで、本番では十分な得点をとることができました。
財務諸表論
テキストが非常にコンパクトに重要な論点がまとまっているため、講義を受けて、反復して復習をするだけで試験合格に必要な知識が得られると思います。復習は特にスピーチをすることが重要であったと感じています。
短答式試験の対策は答練を解いて、間違えたところや理解が曖昧なところを解答やテキストを読んで理解するようにしました。直前期には過去問題集を活用しました。
論文式試験の対策も答練を解いて、間違えたところや理解が曖昧なところを復習するようにしました。答練ではカバーできない論点については論文対策講義のテキストを活用して勉強しました。
監査論
講義を受けて反復して復習をするだけで合格に必要な知識が得られたと思います。
短答式試験、論文式試験ともに答練を解いて間違えたところを自力で解けるようになるまで復習をすることと直前講義を受けて自分のものになるまで復習をすることだけで十分だと思います。
企業法
試験に必要な情報が全てテキストにまとめられているため、講義を受けて概要を理解し、復習でテキストを精読することで試験の合格に必要なレベルの知識が得られると思います。
短答式試験の対策としてはテキストの精読と答練を活用し、直前期には過去問も活用すれば十分かと思います。
論文式試験の対策は短答式試験の対策で基礎的な知識は身についていると思いますので、論文対策講義の受講と論文対策用のテキストおよび答練を活用することで回答の組み立て方をはじめとする論文式試験の合格に必要な力が得られると思います。論文式試験では条文を指摘する必要があるため、大まかにどこになにが書いてあるのかを把握し、条文の構造に慣れておくことが大事になりますが講義でその点についても教えてくださいますので、カリキュラムに則って勉強を進めることが大事かと思います。
租税法
本試験でも出題数が非常に多く、法人税、所得税、消費税と分野が多いため網羅的に暗記や理解しようとすることは困難であり避けたほうがいいかと思います。テキストは非常に分かりやすくまとまっていますのでテキストを一通り読めば試験に必要な知識は得られると思います。個人的には特に講義が良かったと感じており、試験においてどこが重要となるのかが非常に分かりやすかったため、講義で重要と言われたところは完璧にするようにしました。
試験対策は講義を一通り受け、復習としてテキストを精読することで知識の定着をはかった後に答練を活用するだけで試験合格に必要な点数をとることができました。
管理会計論
私の年は短答式試験、論文式試験ともに問題が非常に難しく試験を終えた後の手ごたえがなく落胆していました。しかし、講義を受けて、テキストや問題集を活用して復習することで基礎的な力が身についていたため、できる問題を確実に解くことができ、試験合格に必要な点がとれたと思います。
短答式試験、論文式試験ともに上記の勉強と答練をするだけで十分な対策ができました。
経営学
他の科目に比べると勉強時間が少なく、講義の受講とテキストの精読(2周)しかしていませんが合格ラインの点数をとることができました。個人的にテキストを読んだだけでは内容がつかみにくい分野でありましたが、講義をしっかりと聞くことで理解ができましたので講義を大事にされるのがいいかと思います。全く同じ問題は出ませんが、解法や傾向が理解できるため過去問を解くことがとても重要であると感じました。
最後に
私が簿記を全く知らない未経験の状態から約2年間の勉強で一発合格できたのはクレアールの講師の方を最後まで信じで勉強を進めたことで、結果的に非常に効率のいい勉強ができたためだと思います。合格まで導いてくださった講師の方々、スタッフの皆様に感謝申し上げます。
公認会計士の勉強は長丁場で心が折れそうになることもあるかと思いますが、耐えてクレアールと自分を信じて頑張ればきっと報われるのではないかと思っております。クレアールで合格を目指す皆様のご武運をお祈りいたします。