普通の人が公認会計士試験に合格する方法(前編)

 はじめまして。公認会計士の児玉と申します。この度、ブログ執筆の機会をいただくことになりました。できるだけ皆様のお役に立てる情報や勉強のモチベーションアップにつながる情報をこれから発信していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!

目次

はじめに

 本日のテーマは「普通の人が公認会計士試験に合格する方法」です。

「普通の人」ってなんだ?と思われる方もいらっしゃると思いますので、まずは「普通の人」の意味をご理解いただくために簡単に自己紹介をさせてください。

私は、2017年に公認会計士試験論文式試験に合格しました。それ以前は、当時不景気の真っただ中にあった社会情勢の中で、比較的入社しやすい会社に大学卒業後に入社し7年ほど社会人をしておりました。大学はスポーツ推薦で入学したので大学受験勉強は経験しておらず、高校も商業高校でしたので進学校に通っていた同級生と比べてすごく勉強を頑張ったという学生生活を送ってきたわけでは全くありません。

 公認会計士というと高学歴の方が多いイメージをお持ちの方も多いと思います。そして、実際に高学歴の人は多いですが、そういう人たちと比べると、私の学歴は全く目を引かないといえると思います。そういった意味で「普通の人」と私自身のことを形容しているとご理解いただければと思います。

普通の人でも合格できるコツ

 社会人受験生の中には一発逆転を狙って公認会計士試験の勉強をしてみようかな?という方も多いと思います。
しかし、難関資格といわれる試験でもあります。「興味はあるけど、大学受験時代を振り返ってもあまり試験が得意と言えるほうでもないから受かるかどうかわからないし、迷っている」という方も、きっと多いのではないでしょうか。また、既に学習を始めた方の中にも、なかなか合格までの道のりが見えず、勉強はしているけれども、仕事も忙しいし、勉強を続けるのも大変でなかなかモチベーションが上がらないという方もいらっしゃると思います。

今回のブログではそのような迷いや不安を抱える、所謂受験エリートでは“ない”方に向けて、「普通の人」でも公認会計士試験を乗り切れるちょっとしたコツのようなものをお伝えできたらなと思います。

合格に一番重要なもの

 合格するための学習を続けることを諦めなければいつかは合格できます。合格するための学習というのは、ある程度、勉強法やメソッドが確立されていますので、クレアールのような受験予備校の会計士講座等で教えている勉強法やメソッドを実践すればいいだけです(もちろん自分なりの工夫も多少は必要ですが)。

しかしながら、途中で諦めてしまっては合格できません。試験を受けないことにはどうやったって合格できません。ですので、合格に一番重要なことは諦めないことです(なんだか当たり前のことを偉そうに言ってしまってすみません)。

しかし、「普通の人」と受験エリートの人との差はこの点にあると思います。受験エリートの人達は勉強するためのモチベーション維持の方法が確立されていたり、勉強するための仕組化が既にできていたりするので公認会計士試験の学習に新たに取り組むときにもすっと始められて、合格まで諦めずに続けられるわけです。
逆に言うと、私のような学生時代にものすごく勉強を頑張ってきたわけでもない「普通の人」でも、諦めさえしなければ合格できます。高学歴の人と競うといっても、公認会計士試験に必要な知識はほぼそれまでの大学受験向けの勉強では習ってきていないことなので、超難関の大学受験をくぐり抜けてきた高学歴の人と比べても会計士試験の学習を始める時点の知識のレベルに大差はないはずだからです。

諦めないためにはモチベーションの維持が非常に重要です。モチベーションの維持方法にはいろいろな方法があると思いますが、私が会計士試験勉強で実践してきたことをいくつかご紹介したいと思います。

モチベーション維持の方法

根拠のない自信を持つ

 様々な勉強法の本やブログ等でも盛んに言われていることではありますが、根拠のない自信を持つことはとても重要なことです。そして、おそらく多くの人が勉強を進めていく過程で自分の実力を知るにつれ根拠のない自信を徐々になくしてしまっているのではないかと思います。しかし、それはその時点の実力に過ぎません。試験を受ける直前まで努力を怠らなければ実力は上がっていきます。

私自身、思ったほど実力が伸びていかないなと思い、危機感を感じることは何度もありましたが、公認会計士試験の勉強を始めようと決意したときから最後まで「絶対に合格できる」という自信を完全に失ったことは一度もありませんでした。それが合格できた何よりの秘訣だと思います。
とはいえ、気分の浮き沈みは必ずあります。私の受験生時代、どのような思いで学習に取り組んでいたかについては別の機会に詳細に解説できたらと思います。「絶対に合格できる」という根拠のない自信が重要だということを知っていただければと思います。

早起きをして、朝日を浴びる

 社会人で勉強されている方の中には、朝早くに起きて勉強している方も多いかなと思います。私の場合も、朝早くに起きて勉強をしていましたが、仕事で疲れていたりすると、なかなか朝からしゃきっと起きられず、勉強は始めるもののあまり集中できなかったりという日が最初のころは多くありました。
しかし、ある朝、目覚ましついでにコンビニまで散歩をした後に勉強を開始したところ、頭もしっかりと起きて、集中して勉強できていることに気づきました。それから、毎朝、起床直後に散歩をすることを取り入れてみたところ、集中して毎朝勉強できるようになり、仕事も1日すごく爽快な気分で仕事に取り組め、日中の仕事の眠気も感じることが少なくなりました。

皆さんも可能であれば、15分程度でいいので、起床直後に散歩をする習慣を取り入れてみるのはいかがでしょうか。人間の体内時計は25時間といわれており、放っておくと段々と体内時計と地球の自転の周期がずれていってしまうそうですが、日光を浴びることによってリセットされるのだそうです。それに加えて日光浴をすることによって幸せホルモンであるセトロニンが出ると言われています。セトロニンにはリラックス効果やストレス解消効果、睡眠の質の向上効果もあるとも言われているようです。
また、毎朝、散歩をした後に勉強をするというルーティンを作ることによって習慣となり、散歩をした後は自然と勉強モードに頭が切り替わっていくようになるかと思います。とにかく、朝に日光を浴びることにはメリットがたくさんありますので、夜働いている方など、勤務形態上どうしても難しい人を除いては、朝の散歩、日光浴を強くオススメします。

今回はモチベーション維持の方法を二つ紹介しました。後編でもう少し紹介したいと思います。

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