クレアールの勉強量で足りるのか?合格後に困ることはないのか?

今回は「クレアールの勉強量で足りるのか?勤めてから困ることはないのか?」という疑問にお答えしたいと思います。

目次

非常識合格法とは

 受講生の方はよくご存知だと思いますが、クレアール公認会計士講座の特徴の一つとして、学習範囲を限定しその部分を徹底的に学習するクレアール独自の効率的学習法である非常識合格法という学習メソッドが採用されています。 非常識合格法は、「合格必要得点配点範囲」、「合格に必要な範囲に絞ったテキスト」、「理解と暗記に効果的なスピーチ」の3つの要素からなります。

ちゃんと合格できるのか

 効率的な学習ができるとはいっても、学習範囲を限定していることから、ちゃんと合格できるのか?という不安を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、それは発想としては逆で、学習範囲を広げれば広げるほど、絶対に点をとらなければいけない問題の対策が手薄になり、まんべんなく点数が取れないという残念な結果をもたらしかねません。特に難易度の高い問題というのは、会計理論の本質的な理解にあまり役立たない問題も多くあります。


理解できると楽しいという喜びはありますが、まずは会計マニアを目指すよりも会計士試験合格をすることが一番重要だと思います。効率的に合格するために、絶対に落としてはいけない問題が解けるようになる方法が非常識合格法なのです。

どのように学習していたか?

 私自身もクレアールの公認会計士講座にて学習をしていましたが、クレアールのテキストおよび問題集以外はほとんど必要としませんでした。

どのように学習をしていたかを簡単にご紹介しますと、講義は基本1.5倍速で1回だけ視聴し、あとは計算問題を中心に問題集をひたすら繰り返し解きました。わからないところはテキストを見返したり、テキストを見返すだけではわからないところは、わからないところの解説だけもう一度視聴したりするというようなやり方です。クレアールの問題集は当然テキストともリンクしており、基本的にテキストを見れば、解ける問題ばかりですので、クレアールの問題集で勉強することが効率的です。

私はあまり暗記が得意ではなかったので、スピーチをやってはいたのですが、暗記しようとして読んでいたというよりはとりあえず黙読をしていました。ただし、黙読していると、仕事後等はだんだんと眠くなってしまい、あまり集中できなくなるので、そういう時は計算問題を解いていました。短答式まではそれで乗り切れたのですが、論文式になった途端、記述問題の回答に苦労したのを覚えています。


論文式の学習を開始してからはスピーチもしっかりと取り組むようになったのですが、もっと早いタイミングで真面目に取り組んでおけばよかったなと反省しています。とはいえ、その時のやる気やモチベーションも大事ですので、忙しくてやれることが限られている日などは自分のやりたい学習だけはとりあえずやるみたいなことも大事だと思いますので、自分と相談しながら決めてみてください。

あとは、より実戦的な演習としては過去問を中心に学習しました。非常識合格法は、必要な範囲に絞っている分、解けない問題、いわゆる捨て問が一定数発生します。どれが捨て問でどれが捨て問でないかの勘所は実際の過去問を解くことによって養いました。

勤めてから困らないのか?

 合格できたとしても、限定された知識で実際に監査法人等で働いた時に困らないのか?と疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。

結論から言います。困りません。

なぜならば、監査の仕事中、会計基準等の確認が必要な場面では必ず会計基準を確認しますし、させられます。時々、とある基準のエキスパートと言われるような、ものすごく仕事ができるパートナーやシニアマネジャーに遭遇した時に、なぜ基準も確認せずにそんな基準の端っこに書いてあることがすっと出てくるの?と思ったりすることもありますが、入社して間もないスタッフがそれを真似しようとしても、「基準をちゃんと確認しろ!」と先輩から怒られるだけです。むしろ、先輩からも「会計基準にはなんて書いてある?」と何回も聞かれたりすると思います。
そういった時にどの会計基準にあたればいいか、この基準にはこう書かれてあるけど、他にも関連する基準なかったっけ?ということがパッと想像できて調べられる能力があれば十分なのです。

そう言ってしまうと公認会計士の仕事があまりに簡単なように聞こえてしまうかもしれませんので、もう少し補足すると、会計基準に則ってロジカルに思考した場合、会計的にどう対処すべきか、どうあるべきかを整理する能力が公認会計士には求められます。こうした能力は実際の経験を積んでいくことでしか得られません。どんなに幅広に試験勉強をしたところで、それは試験のための勉強でしかないのです。

公認会計士の仕事はとてもやりがいがあると同時にタフな仕事でもあり、日々学んでいかなければならないことがたくさんあります。ですから、働いてからのことは働いてから勉強をしていけばいいのです。

終わりに

 私自身、非常識合格法のメソッドを実践し、公認会計士試験に合格しました。非常に無駄なく効率的に学習できるメソッドだと思っています。
現在クレアールで学習中の方は、自信を持って、非常識合格法で効率的な学習を進めていってもらえたらと思います。頑張って下さい!

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