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「正しい勉強法こそ合格への近道!」高木 瑞姫さん

高木 瑞姫さん

  • 正しい勉強法こそ合格への近道!

 

公認会計士を志したきっかけ

 地方公務員として働きながら将来キャリアを考えた時に、何か個人としての強みを持っておきたいと思うようになりました。また、当時の配属が固定資産税課で公認会計士と関わることが多々あり、その職業の高い専門性と業務の幅に魅了され、数ある資格の中でこの資格の取得を目指すことにしました。

クレアールを選んだ理由

 学生時代に公務員試験を受験するにあたって、大手予備校のテキストを利用したことがありましたが自分には合っていないと感じた経緯があり、また働きながらの学習であるため通信制が利用しやすいと考え通信制の予備校に絞って調べました。その中で、非常識合格法を謳うクレアールを見つけて問い合わせたところ、「社会人でも合格できますよ!」とポジティブな回答をいただけたので騙されたと思って飛び込んでみることにしました。その後に届いたテキストを確認すると、シンプルでありながらも要点がまとまっており非常に見やすく、勉強前から選択に間違いは無かったと確信しました。

クレアールでよかった点

 短答受験まで働きながら勉強をしていた私にとって、Web講義で自分の都合に合わせた学習ができる点が非常に良かったです。とにかくインプットの時間を短縮したかったため、ほとんどの講義を倍速で受講していました。音声教材も活用させていただき、佐藤先生の企業法条文講義は何度聞いたか覚えていないくらいです。そして、何より答練や模試の質が非常に良いです。シンプルに問題の本質を問うものが揃っており、私が合格できたのはクレアールの良質な答練と模試があったからだと思っています。

合格までの道のり

 簿記3級の勉強から論文式試験受験まで3年弱を要しましたが、社会人では比較的短期間で合格できましたので、学習開始から論文式試験受験までの流れを追って具体的な学習法やポイントをお伝えします。

①簿記2、3級受験まで(2016.11~2017.2)

 簿記テキストと問題集、答練を一通り学習した後は市販の予想問題集を2~3周回しました。正直、この時期は勉強方法が確立しておらず、直前1週間前に詰め込んでしまったところはありますが、何とか2、3級の一括合格を達成できました。

②簿記1級受験まで(2017.6)

 2~3級から1級に進み、その学習範囲の多さに圧倒されて挫折しそうになりましたが、山田先生の講義が非常に丁寧で好きでしたので、楽しい動画をみる感覚で日々2、3コマのペースで消化していきました。この時期に意識したことは、とにかく勉強しない日を作らないことです!講義を聞きながらテキストにメモを入れていき、必死で食らいついていきました。結局、簿記1級は不合格に終わりましたが、過去の合格者には簿記1級が不合格でも公認会計士試験に短期合格されている方がいましたので、余り落ち込むことなくそのまま会計士講座のカリキュラムに進みました。

③短答式試験合格まで(2018.12)

 短答式試験は合計で3回受験しましたが、振り返ってみれば1回で合格できた試験だったと思います。1回目の受験では6割強で不合格、2回目はあと2、3問足りず不合格、3回目に66%強で何とか合格を勝ち取ることができました。1回目受験時の反省は、過去問集に時間を割きすぎてしまったことです。これまでの受験経験から過去問集を重視して難しい問題にもじっくり取り組みましたが、本試験を経て短答式試験は典型問題に対する解答スピードとその正確性を磨くことが最重要だと気付きました。

 簿記と管理会計論の計算はテキストと答練、公開模試をとにかく回転させて問題を見た瞬間に解法が浮かぶ程度まで仕上げていきました。特に、近年の簿記は連結問題が難化傾向にあるのでいかに個別問題で落とさないかが合否を分けるポイントだと思います。ボーダーを考えると重要度A、Bレベルの論点を取りこぼさなければ十分合格できますので、典型的な問題を繰り返し解いて身体に刷り込むイメージで取り組むと良いと思います。

 一方の理論問題は、1問1答形式の実力養成問題集がとてもおすすめで、通勤時間に企業法と監査論の学習で利用していました。直前期には、さらに答練を回して合格時の本試験では企業法70点、監査論85点という良い成績をとることができました。管理会計論の理論は、原価計算基準の読み込み、テキストと答練の確認でほぼ満点がとれました。財務諸表論は、一番手薄で本試験でも半分程度落としてしまいましたが、テキストの読み込みとスピーチを徹底すれば得点源にできたのではないかと思います。

④論文式試験受験合格まで(2019.8)

 論文式試験に関しては、全科目に共通で取り組んだこと、科目ごとの学習方法を以下にまとめたいと思います。

論文式試験科目別学習法

全科目共通

 論文では試験範囲が膨大であるため、特にメリハリをつけた学習が必要になってきます。そこで、私は重要な教材である答練や公開模試を活用するために、答練ノートを作って問題を整理し出題のトレンドを掴むことを意識しました。理論科目はじっくり土台を作り、直前期に集中して暗記しましたが、そのためにも直前の7月までには自分なりの暗記方法を確立しておくと良いと思います(私は、スマートフォンのアプリに1問1答形式で模試や答練の問題を吹き込んで本番までにすべての問題を覚えました)。最後に、偏差値評価であることを忘れないことが何よりも大切です。

(1)簿記

 論文で重点的に出題されるリース、減損、有価証券、純資産、事業分離、企業結合などを優先的に復習し、加えて答練や公開模試で問われた論点を確認しました。

(2)財務諸表論

 論文対策テキストを利用しました。7月から追い込みをかけて本試験当日にテキストが完璧に頭に入っている状態を目標にして進めました。また、答練にはすべて取り組み、テキストに出ていない問題は貼りつけて全ての情報をテキスト1冊に集約しました。

(3)管理会計論

 計算は、ほぼ答練と公開模試のみで、論点ごとに問題を貼り付けた答練ノートを作って問題集のように使いました。特に出題可能性が高い範囲を重点的に確認するようにしました。理論は、理論対策テキストをひたすら暗記しましたが、これは本試験で非常に役立ちました。

(4)監査論

 復習として論文で問われやすい論点をテキストでざっと確認し、その他は答練をベースに論点ごとの要点をノートに整理しました。答練の解説講義を受講して要点整理のコツを掴むことができました。

(5)企業法

 論文対策テキストを使用しました。問題を読んで、適用条文と論点を浮かべて自分の力で答案構成ができるようになるまで繰り返しました。解答のコツを掴むまでは、基礎テキストに戻って論点の整理をするなど丁寧に取り組み、7~8月で一気に論文テキストを5回転くらいしました。初めは苦手でしたが諦めずに学習した結果、本試験では偏差値61超を取ることができました。

(6)租税法

 12月の短答後すぐに講義の受講を始めましたが、1~3月は仕事の関係で勉強時間の確保が難しく消化に時間がかかりました。4月頃から重要論点のみテキスト例題の復習をし、その後マスター答練を回しました。この科目は範囲が広いので、特にメリハリをつけた学習が必要になると思います。理論は、適用条文さえ見つけることができれば点数に繋がるので、解答方法を身に着けることで本試験でも対応可能だと思います。

(7)経営学

 時間が足りずあまり時間をかけられませんでしたが、足を引っ張ることのない程度に仕上げることはできました。特にファイナンスは7割取りたいところですが、講義の受講とマスター答練で対応できました。理論は直前答練と公開模試からの出題が多かったので、これらを重点的に押さえれば大丈夫です。

最後に

 私は、公務員試験の受験経験があるだけで特に有名大学出身ではありませんが、合格するにはどうすべきかを常に考えて試行錯誤を続けた結果、遂にこの試験に合格することができました!公認会計士試験は、現状と向き合い、努力と工夫を続けることができれば誰でも合格できる試験ですので、志ある方には是非この試験にチャレンジしてほしいと思います!

 受験勉強中諦めそうになった時、絶対に合格できるからあと少し頑張れと背中を押してくれた両親、新婚にも関わらず勉強ばかりする私を見守り続けてくれた夫に感謝をして、この合格体験記の結びといたします。

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