馬瀬 隆光さん

- 受験回数:6回(うち一回は試し)
- 受講コース:中上級W受講セーフティーコース
何故、社会保険労務士資格を目指したか
今から10年ほど前、当時会社で経理担当をしていましたが総務関連の仕事も監督することになり傷病手当金の申請やハローワークへの手続き業務もチェックするようになったこと、年金定期便が郵送されてくる年齢になったことで会社の近所の年金事務所にお邪魔したときにたまたま出勤しておられた社労士の方にお話を伺ったのが「社会保険労務士」の仕事を知るきっかけとなり、資格取得を目指すことにしました。
学校選びのポイント、なぜクレアールを選んだか
当初は経理の仕事をしていた関係でFP3級、2級、年金アドバイザー2級等の資格はほかの経理専門学校で取得しましたが受験1年目、2年目となるにつれて直前期の勉強と仕事の税務申告書の提出時期が重なり満足に勉強時間が取れずに悩みました。
そんな時に試験を終えて来年どうするか考えていた時にクレアールのWEBページに行きつきました。「非常識合格法」という合格までの最短ルートを辿る試験勉強法というのがあまり勉強時間を確保できない受験生にうってつけだと思い即座に申し込みました。
学習方法について
試験後12月までの間
- 例年、直前期になるとバタバタして十分回せない一般常識の問題を一回転以上させるようにしました。
- ここ2~3年択一式の点数が基準点に2,3点足らない状態が続いていたので7割取れなくてもあと4点取るにはどうするかを考えました。具体的には過去問のうち一度で解けなかった問題のみを再度集中的に解き直しました。
- 各法令条文の1条、2条は年末までに一通り暗記しました。
- クレアールの教材以外に社労士Vを定期購読してポイントの整理(毎月)を行いました。
通年学習
- コロナの影響でオフタイム通勤になったのを利用して始発に近いガラガラの普通電車で出勤、その際スマホで必要な単元をWEB学習をしました。
- 通勤時、社労士Ⅴの巻末に付いている過去問重要キーワードの単語帳をポケットに忍ばせて確認してました。
直前期
- 過去問題集を何回も解き直す勉強では複数年受験しているため反射的に正解を出してしまい答えを覚えてしまっているので重要過去問攻略講義とハイレベル答練の解き直しに集中。さらにテキストを読み返す時間がもったいないので板書ノートとレジュメの復習に終始。コンプリーションノートは簡潔に内容が明記されていたので非常に役に立ちました。
- 数字を覚える作業は苦手なので過去問題集の中で出題された数字を暗記(雇用保険の算定基礎期間、健康保険の高額療養費限度額等)して、それを起点にその前後の数字を覚えるようにしました。
- 7月からは北村先生の「3時間で7点アップセミナー」に書かれている直前期学習計画例にできるだけ沿った形で学習しました。
なぜ今年合格できたか
複数年勉強されている方は基本的にはあと一歩のレベルまで来ていると思います。合否を分けるのは直前期の勉強方法ではないでしょうか。私は5月を過ぎると新しいことは覚えずに持っている知識だけで勝負しようと心掛けました。例年、一般常識で勉強時間が足りなくなっているのもあらかじめ年内に復習していたので楽でした。午前の選択式対策で特に注意したのは労基、安衛法で安衛法が0点であることを想定して労基で3点取れるように過去の判例集で穴埋めが出題されてもいいように結論を抑えるようにしました。
選択式対策としては特にやりませんでした。過去問を解いた程度です。ただ数字に関する穴埋め出題を警戒して重要な数字は確実にその前後の数字は大体の感覚で覚えるようにしました。
午後の択一式については当初は出題どおり労働基準法から解答して国民年金法で終わるという解答方法でしたが国民年金法に取り掛かるときには頭がボーとしているうえに事例問題を出された時には最後まで読む気力がなくなっていました。
事例問題を解答するにあたっては定義を疎かに覚えていては間違うというのがやっと理解できましたので過去問題集を1回転させる時間をあえてレジュメ、板書ノートの復習にあてました。
例)労災の定義、国民年金の1号~3号の定義等
これらは過去問を単に〇×で覚えていたら完全に定義を網羅していないことに気づきました。初年度、2年目までは問題が何を問うているのか解らなかった時が多かったのですが条文を理解することで問題を頭の中で条文ベースに翻訳できるように訓練しました。そうすることで問題を読むスピードが上がったと思います。
今後の展望
私は諸般の事情で定年退職してから資格をとりました。
これから開業するにしても若い方と違い年齢的なハンデがありますが会社員時代にお世話になった税理士、弁護士、司法書士の方々と連携して仕事ができればと思います。
来年合格を目指す方へ
先んずれば人を制す。年をとるにしたがって人生の選択肢が狭まります。試験勉強に時間をかけずに合格することが先の人生を有効に使えます。その意味でクレアールのカリキュラムは限られた時間でポイント学習をするのに適していると思います。
最後に
やっと滑り込みで合格できました。これも斎藤先生、北村先生や優秀な学習システムを提供してくださったクレアールのスタッフの方々のおかげです。皆さん本当にありがとうございました。