
クロススタディーはとても使い勝手がよかったです。
社会保険労務士資格を目指した理由
4年前に特別支給の老齢厚生年金の通知が来たため、会社を休んで最寄りの年金相談センターを訪問したところ、説明時間は5分、会社在籍中は支給されないとの告知と65才から受給可能な金額の計算資料(1ページ)を渡されましたが、説明内容・専門用語が全く理解できず、でした。
また、2年前に父が逝去し母の遺族基礎・厚生年金の請求手続きが必要になりました。母は91才で要支援状態のため遠方の年金事務所まで訪問できず、葬儀の翌日に母の代理人として年金事務所を訪問しました。未支給年金の申請も含め必要書類の種類や申請に関する案内を受けましたが、「健常者でないと到底できないものだ」との思いを強くしました。高齢者がますます増える今後の日本において、複雑な制度かつ煩雑な申請手続き・多数の書類準備という現実と、制度も専門用語も手続きのいずれも知らない生活者とのギャップを埋めるような役割を果たす人が必要ではないか、せめて年金関連の基本的知識を身につけよう、と考えました。
予備校選びのポイント
初年度受験は選択式の(雇用保険)が1点足らず、2年目は選択式の(厚生年金)が1点足らずで無念な結果となりました。それまでは本屋さんで購入した市販のテキスト・問題集と月刊誌で独習、また模擬試験も受けず本番のみで勝負をしていました。選択式では自分に何が足りないのかがわからず、まずはその探求をしようと、加えて択一式では安全圏内を目指し3年目を最後の受験機会にしようと思い、ネット検索で評判が良かったクレアールさんを選ばせていただきました。
クレアールの講座で満足のポイント
答練マスター講義のテストは何度も実施しました。しばらく間をあけると忘れるものだ、ということが本当によくわかりました。またクロススタディーはとても便利で、よく間違う項目だけを選択でき、うまく使えば弱点克服のための時間効率が格段にあがります。
印象的なカリキュラム・教材
クロススタディーの問題数を見て戦慄を覚えました。ですが非常に使いやすかったです。また答練マスター・ハイレベル答練のテストおよびダッシュボードによる点数フィードバックは、進捗状況の可視化と実力客観評価ができ、とても励みになりました。
苦労を乗り越えたエピソード(仕事との両立など)
本年試験日の10日前に痛風になりズキズキ足の親指が痛み歩けなくなり、痛み止めを飲みながら受験に臨むこととなりました。徒歩移動に時間がかかるため早めに試験会場へと向かったのですが、電車を乗り間違え、タクシーで会場近くに乗り付けて何とか間に合いました。
今後の展望
現在、中小企業診断士・事業承継士として個人事業として独立開業し、中小・零細企業の経営支援を実施しておりますが、経営者・従業員の労働関連法令の遵守意識、社会保険加入への理解は十分とは言えません。また、経営者・家族従業員の方々の年金に関する知識・備えも満足できる状態ではありません。これまでに得た知見をもとに必要な事項について啓蒙ができれば、と思います。現在の個人事業は法人成りをして会社組織とし、社会保険労務士事務所(個人事業)を開業する予定でおります。