■Y.Aさん[最終合格先:裁判所一般職(事務官)]
■出身校:東北大学
■合格時の年齢:25歳
公務員への転職を考えたきっかけや、理由をお聞かせください
前職は残業時間や飲み会が多く、寿命を削って働いていた感覚がありました。給料はよかったが自分の寿命に見合うかということを考えると不足でした。一人暮らしをする前は生活費がどのくらいかかるか想像もできませんでしたが、実際に生活してみると自分はそこまで金額がかからないことが分かりました。
民間から公務員の転職となると給料は明らかに下がりますが、それでもやっていける自信があったし、何より健康は何にも代えがたいと思ったことがきっかけです。
クレアールを選んだ理由をお聞かせください
第一に料金が手頃であることが大きいです。自分は前職をやめてから勉強に取り組みましたが、生活費や税金などで支出がかさむことが転職活動の一つのネックでした。その点クレアールは他のスクールと比べても料金が手頃でした。第二に映像授業であったことも大きいです。自分はもともと法学部出身であったため、民法。刑法、憲法などの事前知識は多く、講義時間を取られたくなかったです。一方で経済学の知識は乏しく、ミクロ経済、マクロ経済の授業は丁寧に受けたかったので、それらの需要を満たしてくれたのが再生速度を自分で調整できる映像授業でした。
クレアールを利用してよかったことがあればお聞かせください
映像授業の再生速度を自分で調整できたのは便利でした。またスマートフォンでも再生できたため、スキマ時間も勉強に利用することができて助かりました。過去問フォーカスも問題集としての出来が良く、解説は必要充分であるし、何より問題と解説の掲載位置が離れていないことが利便性が高かったです。講義も問題集との連携がうまく取れており、質の高いものでした。
仕事との両立にあたって工夫したことや、心がけたことがあればお聞かせください
前職をやめてから勉強に専念したため、時間の余裕は十分にありました。しかしダラダラとした勉強にならないよう時間を決めて取り組みました。また難しい科目でも捨て科目は作らず、自分にノルマを課して取り組みました。公務員の説明会などは失業保険を受給するための求職活動実績にもなるので、面接対策兼失業保険受給のためにも積極的に参加しました。
筆記試験対策にあたって、大変だったことや工夫されたことをお聞かせください
難しい科目、苦手な科目に時間を費やしてしまいがちになりますが、得意に思っている科目でミスがあると落とし穴になるので得意科目にもしっかりと時間を割いて勉強しました。毎日すべての科目に触れることで記憶の定着につながるため、短時間でもすべての科目に触れるようにしました。
過去問フォーカスだけでは2~3周ほどで問題を覚えてしまうので、覚えるほど習熟したら別の問題集を買って様々な問題に触れることにしていました。
面接対策の進め方や、本番に臨むうえで工夫したことや力を入れたことがあればお書きください
面接対策は特にしていなかったが、前職の経験を面接で聞かれるであろう内容の具体例として出せるくらいには話をまとめておきました。既卒は前職の経験を話しているだけで具体的なエピソードには事欠かないので面接ではほとんど苦労しなかった印象があります。
自分は裁判所事務官が第一志望であったので、裁判の傍聴には3回行って印象や目についたことを答えられるようにしていました。また事務官・書記官の仕事に関しては本が出ているのでその本を読んでいれば大概の仕事の内容はわかるので便利でした。
今回受験された上で、同じ受験先をこれから受ける後輩の方々にアドバイスがございましたら、お聞かせください
地方公務員であればその自治体で行われている政策については理解しておく必要があります。国税専門官は面接が15時からであったにもかかわらず午前9時から時間を拘束されるのでその覚悟が必要です(事前に時間の説明もなく、お弁当の有無も不明であったが、間違いなく必要)。裁判所事務官は裁判の傍聴経験の有無と交通違反歴の有無はおそらく必ず聞かれます。また事務官に関しては面接後から合格発表までの間に職場見学会のような説明会があります。一応採用には全く関係がないことになってはいるものの、説明会に来ていたのは入庁4年目の職員と課長級の職員の二人でした。どの職場でも採用に全く関係のない業務に上記のような人材を30~60分もの間振り分けられるほど暇とは思えないため、できうる限り参加したほうが良いように思われます。