2Eさん [最終合格先:八王子市(事務)]

2Eさん [最終合格先:八王子市(事務)]

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公務員を志望した理由

前職では金融機関の営業職として5年間勤務しましたが、将来への不安や肉体的・精神的負荷は非常に大きく、10年後、20年後にも同じ環境であれば人生を豊かに過ごすことが望めないばかりか、身も心も摩耗しきることは想像に難くなく、その展望に危機感を感じたことがきっかけです。大学時代から安定性やライフワークバランスを重視できる環境といった点から公務員への憧れはあったものの、新卒当時は第2氷河期とも呼ばれた買い手市場の就職環境の中、とにかく新卒で就職するべく民間での就活に必死でしたし、民間に対する漠然とした希望的なイメージを抱いていたこともあり、公務員試験に挑戦するだけの意欲も動機も持ち合わせていませんでした。同年代の社会人経験のある受験生にとってはありふれた志望理由かと思います。

クレアールを選んだ理由

最寄り駅に他の予備校もなく、効率的な学習を実現する為に通学時間のロスがないクレアールは最適解でした。費用が他予備校と比較して安価である点、担任に学習に関する相談をいつでもメールでできる点も魅力でした。加えて安心保証が安価で付けられるところも良心的と感じました。

クレアールのよかったところ

映像講義は1コマが短時間である為集中力が切れることもなく、明確にテーマ毎にコマが分かれていることで学習の進捗度が目に見えて分かる点が良かったです。テキストと問題集も優れており、内容が厳選されている為、複数回繰り返し周回学習することで効率的かつ確実に得点力に結びつくと実感できました。他の予備校等がより分厚く問題掲載数の多いテキストや問題集を出版していますが、周回することで確実に得点力を上げるスタイルには非効率と感じます。

学習するうえで苦労したことと、その克服法

苦手科目である数的処理の学習とモチベーションの維持には苦労しました。学生時代から数学を苦手とし私立文系選択をしたほどであり、数的処理にも案の定苦戦しました。苦手に加えて重要度の高い科目であることもあり最優先で学習開始したものの、当初は講義にもついていけず基本問題すらまともに解けず、間違えた問題の解説を読んで理解したつもりが翌日また解けずといった繰り返しで心が折れかけました。しかし毎日必ず取り組み、半年近くかかって3周問題集を解き終わった頃には基本的な問題を解けるようになっていました。詰まるところパターンを頭に覚えこませる作業であり、こればかりは愚直に根気よくやるしかありませんでした。またモチベーションの維持は孤独な学習環境において容易ではありませんでした。特に学習開始から2ヶ月程たった頃は実力の向上も実感できない上に張り詰めた決意がいつの間にか弛みかけていて、そう気付く度に自身を心の中で叱咤することを毎日のように繰り返していました。不合格となる想像が幾度となく脳裏をよぎり、出口の見えない暗いトンネルにいるような気分にもなりました。しかし今やれること、やるべきことだけははっきりしている以上、結果はどうあれ後悔しない為にそこから逃げることだけはするまいと、意地になって足掻きました。克服法と言える確かな処方箋などありませんでしたが、愚かで弱い自身と向き合い、足掻き続けることで何とか学習を継続できました。

面接対策で心がけたことや工夫したこと、大変だったこと

心がけたのは堂々としてハキハキと、自分がこれまで培ってきたものに自信をもって臨むことです。想定される質問にはどう答えるか、短い時間で伝える際に外せない要素は何かを練り、大まかな回答の流れのみ作った上でその型にとらわれず会話のキャッチボール、面接官との意思疎通を重視することを意識しました。前職での経験を自己PRで語る際には、その経験から得たものが公務員としての資質や仕事に繋がるものかという観点でエピソードを精査することで説得力を出せるよう慎重に検討しました。緊張感ある状況での取り繕った発言は面接官に見破られるものと思い、エピソードを語る際には本当にあったこと、感じたことを詳細に洗い出した上で簡潔に伝えるべく整理するようにしました。私の場合退職していた上に就職留年していたので、面接では面接官に無表情のままそのあたりについて時間を割いて突っ込んだ質問をされました。一見かなりマイナスな状況なのですが、採用する側の立場から考えれば不安要素は当然払拭しておきたいので、受験生の痛いところを突くのは当然と考えていた為特に慌てることもありませんでした。私にとっては退職も就職留年もその時々で目の前の現実に向き合い必死でもがき苦しんだ結果であり、他者から見れば経歴の傷ですが、その過程において仁義や筋だけは通してきた自負があり、むしろその点について突っ込んだ質問をしてもらうことでより自身のことを伝えることができるとプラスに考えていました。過去の失敗についてどう考え、どんな表情や口調で語れるのかを面接官は見ていると思うので、辛いこともありましたが向き合ってきて良かったと思います。

最後に、これから公務員を目指す方にメッセージをお願いいたします。

私のように退職や就職留年など社会的に失敗したと思われるような経歴を持ち、屈辱や不安と闘いながら公務員を目指している受験生の方も少なくないと思います。ただその失敗を経験する中で感じてきたこと、苦境において忍耐し抗うことで得てきたものもあると思います。それを自身の中で嘘偽りない確かな糧とした上で相手に伝えることができれば、その経験を強みに変えることができます。今までの自分を心から肯定できるように、自分の為に頑張ってください。

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