A.Hさん [最終合格先:法務省専門職(矯正心理区分)]
公務員を志望した理由
対人援助の仕事に就くのが幼少期からの夢でした。学部では全く畑違いの学問を専攻していましたが、学部時の民間就職活動を通して、やはり対人援助の仕事がしたいと思うようになりました。心理学に以前から興味を持っていたことと、女性でもスキルを磨きながら長く続けられそうな仕事だと思ったので心理系公務員を目指しました。
クレアールを選んだ理由
他の予備校に比べて価格が安い。私は修士1年の時にも公務員試験を受けていたので割引が効くことも魅力的でした。通信制というのはすぐに質問できないんじゃないかと不安でしたが、実際は連絡すれば担任の先生がすぐにメールで答えて下さるので距離を感じませんでした。
クレアールのよかったところ
心理学の高橋先生の授業がとてもわかりやすかったです。地方在住のため、通信制での受講でしたが、担任の先生のサポート手厚く、アットホームな雰囲気の予備校だと思います。予備校のリソースをどこまで活用するかは個人次第ですが、自分が求めれば合格に必要な知識や情報はここで十分得られると思います。
学習するうえで苦労したことと、その克服法
入校した時期が11月頭ですが、実際に勉強を開始したのは12月下旬から、さらに本腰を入れたのは2月からでした。スタートが非常に遅く、焦っていたのでかなりハイペースで講義を消費しなければなりませんでした。また、私は数的処理がとても苦手で、最初は講義を聞いても自力では解けないということが多かったです。対策として、問題集の簡単な問題を繰り返し、問題を覚えるくらいまで解き、解法をマスターしました。クレアールの問題集以外にも数的の問題集を何冊か揃え、それらを繰り返し解いていきました。難しい問題や苦手な分野はきっぱり捨てるのもひとつの手だと思います。
面接対策で心がけたことや工夫したこと、大変だったこと
私は心理系の研究室に所属していたので、同じゼミに心理系公務員をめざしている友人が何人かいました。そういった仲間と面接練習を二回くらいして、自分の面接について客観的な意見をもらうようにしていました。また、上手な人の面接を見ることで学ぶことも多く、とても良い機会になりました。
最後に、これから公務員を目指す方にメッセージをお願いいたします。
公務員試験合格までの道程は長いです。当初は絶対に○○○の職に就きたい!と思っていても、OB訪問や施設見学、民間就活などを通して途中で興味が変わることもありうるでしょう。また、説明会やパンフでは仕事のプラス面が謳われがちですが、心理職は心身ともに非常に疲弊しやすい職種でもあります。試験勉強中はナーバスになることが多いと思いますが、たとえ落ちても受かっても、公務員試験は人生の一通過点に過ぎません。決して視野を狭めすぎることなく、あらゆることにアンテナを張っておかれることをお勧めします。今、無駄に思える知識や経験が職務に就いてからきっと活かされることと思います。頑張りすぎることなく、マイペースで挑んでください。