R.Fさん [最終合格先:国家総合職(人間科学)、東京都Ⅰ類B(心理区分)]
公務員を志望した理由
大学院で臨床心理学を専攻しており、将来は臨床心理士としてクリニックなどで働きたいと思っていました。ですが、実習などを通して、経済的な事情や生活の状況などにより、支援が必要でも受けられない方が多くいらっしゃることに気づきました。どんなに支援が充実していても、必要な方が受けられなければ意味が無いと感じ、より多くの方を支援に繋げる方法を考えるようになりました。その結果行政にたどり着き、公務員を志しました。
クレアールを選んだ理由
様々な公務員予備校の情報を集めたところ、クレアールは心理系の合格者が最も多そうで、また心理系公務員の講座も充実している印象がありました。さらに心理学の講師が『試験に出る心理学』の高橋先生だったので、間違いないと思いました。またWeb講座ということで、空いた時間で自由に学習を進められることも魅力的でした。そして実際にクレアールに伺ったところ、事務の方が講座やサポートについて非常に丁寧に説明して下さり、信頼できる予備校だと感じ入会を決めました。
クレアールのよかったところ
Web講義で自分の都合の良い時間に学習できるところがよかったです。また、担任制度が非常にありがたかったです。学習を進める中で不安になったり困ったりした時には、すぐに連絡をしてアドバイスをいただくことができ、学習が滞ることがありませんでした。面接対策も、お願いをするとすぐに時間を取っていただけてとても助かりました。
学習するうえで苦労したことと、その克服法
授業、実習などで公務員試験の時間を十分に取ることが出来ずに苦労しました。初めの頃は1日に最低でも数的処理と心理学の講義を1本ずつ受講すると決めて少しずつ進め、時間の取れる日には長時間勉強していました。講義を見終わった後は問題演習を始めましたが、こちらも1日に最低限解く問題数を決めて取り組みました。また、やはり数的処理が苦手でなかなか解けるようになりませんでした。根気よく毎日問題を解きつつ、得意な文章理解でカバーできるように文章理解の学習を3月頃から始め、なるべく毎日問題演習をしていました。
面接対策で心がけたことや工夫したこと、大変だったこと
面接を面接と思わずに、お話しをしに行くような感覚で臨んでいました。また、なるべく論理立てて話し、その中に自分の熱意やアピールを混ぜながら話すようにもしていました。大変だったことは、面接の雰囲気にのまれないようにすることでした。最初のうちは、質問にしっかり答えられなかったり、面接官の反応が薄かったりすると動揺し、うまく話せなくなってしまうことがよくありました。予想しないような質問にはみんな詰まると自分に言い聞かせ、多少スムーズに答えられなくともあまり気にしないようにしました。また面接官がどんな反応であっても、どんなに緊張感漂う面接であっても、気にせずに笑顔で答えていくように心がけたことで、落ち着いて面接に臨むことが出来るようになりました。
最後に、これから公務員を目指す方にメッセージをお願いいたします。
公務員試験は長丁場なので、試験勉強に力を入れる時期、大学の勉強に力を入れる時期、息抜きの時期などをバランスよく作っていく必要があると思います。また、筆記が通っても面接が大きな関門になりますので、様々な経験を積んで、そこから自分がどんな人間なのかを語れるようにすることも必要だと思います。公務員は職種によって業務内容もかなり異なりますが、一つに絞りすぎずに視野を広げておいた方が良いと思いました。様々な職種を知り、考える中で、自分が公務員としてやりたいことは何なのか、どんな仕事が向いていそうか、などがクリアになっていきます。公務員になることはあくまで手段であり、その先の目的を忘れずに努力を続けていけば、良い結果に繋がると思います。