
■HSさん(裁判所一般職:事務官合格)
■合格時の年齢:27歳(働きながら合格)
公務員を目指したきっかけ、志望した理由
先の人生のことを考えると、安定しており福利厚生がしっかりしたところで働きたいと思ったことがきっかけです。民間は入ってみないとわからない面があり、公務員が間違いないと思いました。法律事務所で勤務していたため、今の仕事が活かせると思い裁判所を志望しました。
クレアールを選んだ理由と、満足度の高かった点
働きながら公務員試験対策をするのはかなりの覚悟が必要だと思い予備校に入ることを考えました。通いは厳しいため、通信教育を探していたところ、価格が比較的安く追加料金で2年目の保証をつけることができる点に魅力を感じたためクレアールを選びました。講義は全て映像であるため、聞き取れなかった時などに巻き戻して何度も聴き直すことができたのでよかったです。また、mp3の音源もアップされており、通勤中に復習がてら音源を聴くことが出来た点もよかったと感じています。さらに、過去問題集(過去問フォーカス)は問題文が左ページに、解説が右ページに書いてあるので、答え合わせがしやすかったです。
筆記試験の対策について力を入れたこと
数的処理と(分量が多く大変なので)民法に力を入れました。裁判所事務官試験は法学部の受験生が多く専門試験ではあまり差がつかないため、教養試験で差をつけたいと思いました。(試験本番あまり点を取れませんでしたが…)秋から冬頃講義を受け終えた後の復習期間では、社会人だと毎日全ての科目に触れることが難しいため、数的処理と民法は毎日手をつけるように意識しました。
面接対策について
正直、働きながらだと筆記試験対策で手一杯で自己分析をする余裕がなかったため、筆記試験後に面接カードで書くことを考えたり質問想定集を作り始めたりしました。自己分析をしようとすると何から始めたらいいか分からず手が止まってしまうので質問想定から入るとやりやすいと感じました。また、「裁判所事務官の仕事がわかる本」を図書館で借りて読み、より理解を深めるようにしました。面接カードに記載する項目は①志望動機②趣味・特技③これまで加入したクラブ活動等④これまで個人として力を入れて取り組んだ活動や経験⑤目標達成に向けてチームで取り組んだ活動や経験⑥自己PR でした。枠が結構大きいので200~250文字で作成しました。親に最初に読んでもらい、担任の上村先生に添削していただきました。合格発表後1週間で郵送で提出しなければならないため、バタバタした記憶があります。模擬面接も受けましたが、本番の面接で緊張せず落ち着いて話せたのでかなり助かったと感じています。裁判所は人物試験の評価ウェイトが筆記試験と同じであり高いため、時間に余裕があるのであれば早めに対策しておくべきと思います。
これから公務員試験の受験・学習をお考えの方にメッセージをお願いいたします
私は働きながらの試験対策で、大変ではありましたが隙間時間に学習していたのであまり苦ではなかったなと思います。少しずつでも、コツコツ積み重ねていくことで力がつくはずです。最初からアクセル全開で学習を始めると体力も集中力もモチベーションも持たないので、短時間でも少しずつ進めていき、直前1、2ヶ月で集中すれば問題ないと思います。いつまでにどれぐらい進めるかという計画は重要ですが、とにかく無理をせず、自己成長を楽しみながら頑張ってほしいです。