味噌汁小僧さん [最終合格先:兵庫県庁(行政A 環境科学職)]

味噌汁小僧さん [最終合格先:兵庫県庁(行政A 環境科学職)]

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合格体験記

私は今年、大学院に在学している修士の1年生でありながら、公務員試験を複数受験しました。採用が決まれば、大学院を年度内に中退するつもりでした。私は学部生の頃から進路として公務員を志望しており、元々大学院に進学するつもりはなく、就職活動で官公庁からの内定を得ることができなかったため、就職浪人と同じような認識で進学していました。再受験の結果、私は昨年不合格であった都道府県庁から内定をいただくことができました。

ここでは、私自身が公務員試験に1度不合格になって学んだことを、進路の候補として公務員を考えている理系の学生に伝えようと思います。

私が伝えたいことは、大学で培った専門性を理系学生は大事にした方がよいということです。

私は学部生の頃、理系の大学に在学していながら、文系枠の一般事務職を志望しており、法律や経済の勉強に多くの時間を割いていました。わざわざ専門外の勉強をする必要がある一般事務職を志望した理由はすごく安直で、多くの自治体で技術職よりも事務職の方に採用枠が多く設定されていることから、公務員に比較的なりやすいのは文系枠であると考えたためです。しかし、実際は採用枠が多いとは言え、受験者もその分多く集まることから、理系枠でも文系枠でも最終合格が狭き門であることを、このときはまだ知りませんでした。さらに、当然ながら今まで全く勉強してこなかった分野の学習を進めることは簡単なことではなく、学習状況も捗らず、結局私は就職活動が本格的に始まる3月頃に理系枠の公務員試験に受験先を変更しました。

理系の専門科目の学習については、数年間学校で勉強してきたこともあり、文系枠での学習に比べて飛躍的に捗りました。日常的に積み重ねてきた知識や経験は、自覚がなくともきちんと身についているということを、このとき強く実感しました。しかし、学習を始めた時期が遅かったこともあり、私は1年目の公務員試験では内定をいただくことはできませんでした。

人間は長い時間携わっていた事柄について、インプット・アウトプットに長けてくるものだと思います。面接試験でも、専攻分野については自然と話ができることから、とても会話が弾んだ印象を受けました。今現在、自身の専門性を捨てて、かつての私のように安直に文系枠での公務員試験受験を考えている学生がもし居れば、私は今一度自身の専門性を見直して、本当にその選択で後悔しないかを考え直すことを強く推奨します。

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