■古賀さん[最終合格先:国家一般職(横浜税関)]
■出身校:早稲田大学
■合格時の年齢:22歳
公務員を目指したきっかけや、志望された理由をお聞かせください
私は公務員が安定した職業であることに魅力を感じ、公務員を目指しました。その中でも税に関心があり、国税専門官を目指すようになりました。滑り止めとして国家一般職や埼玉県庁を受け、一次試験はすべて合格し二次試験を受けるまでに、国家一般職の税関でも国税専門官のような仕事をできることや、麻薬探知犬のハンドラーや旅具通関などの様々な業務を経験することができるということを知り、最終的には税関を目指すようになりました。
クレアールを選んだ理由をお聞かせください
通信授業なので自分のペースで勉強を進めることができるというところに魅力を感じ、クレアールを選ばせていただきました。また、通信授業にも関わらず、サポートが手厚いところにも魅力を感じていました。私は理系の学生ですが、技術職よりも行政職のほうに興味があったので行政で試験を受けました。
私が公務員に興味を持ったのでは大学2年の終わりで憲法や経済学などの行政の勉強を全くしたことがなく、大学も忙しかったので公務員の道は諦めていたのですが、大学3年の9月に再び公務員について調べていると9月からでも間に合うコースを見つけ、さらに通信授業だったので自分に都合がよいと思い、クレアールに決めました。
クレアールを利用してよかったことがあればお聞かせください
通信授業なので自分のペースで進めることができるところや、通信にもかかわらずサポートが手厚いところがよかったと思います。通信授業ですが授業の内容で分からないところがあれば講師に聞くこともできますし、二次試験の面接の対策も付き合ってくださったので利用してよかったです。また、授業内容をまとめたものがあるので試験前に復習することができるところや、授業の再生速度を調節することができるので効率よく勉強することができるところもよかったです。
筆記試験対策にあたって、大変だったことや工夫されたことをお聞かせください
どのような問題が出るのか直前までわからないので、どの部分をどの程度勉強するのか決めることが大変でした。私は国税専門官の筆記試験は会計学に絞り勉強していました。会計学は内容が難しいものもありましたが、他の教科より比較的量が少ないと個人的に思っていたので、会計学のテキストの内容を丸暗記していました。
筆記試験の対策は本番の2ヵ月ほど前から始めました。会計学のテキストの所々に赤シートを使うと文字が消えるようにマーカーで線を引き、就寝前にそれを用いて暗記をし、翌朝に覚えたことを復習するようにしていました。国家一般職や地方上級の小論文の対策は全くしていませんでした。
面接対策の進め方や、本番に臨むうえで工夫したことや力を入れたことがあればお書きください
二次試験には面接カードという面接の際に面接官が参考にする、質問事項が書かれた用紙があるので、それに表現が抽象的すぎないか、論理的に述べているか確認しながら記入し、ある程度その内容を覚えるということから始めました。その後、クレアールの講師に練習に付き合っていただくようにしていました。本番の一週間ほど前からどのような質問が来るのか想定し、それに答えるということを毎日行っていました。また、本番の直前に軽く話す内容を確認するために、小さなメモ帳に話したい内容の要点を書いておいたり、本番の朝は自宅で発声練習を行うようにしていました。
今回受験された上で、同じ受験先をこれから受ける後輩の方々にアドバイスやメッセージ、情報などがございましたら、お聞かせください
試験場は寒いことが多いので、羽織ることができるものを持って行ったほうがよいと思います。また、服装については着慣れないスーツで行くより、普段の服装で行ったほうがよいと思います。私は最初に受けた試験である国税専門官の試験のみスーツで行ったのですが、スーツを着慣れていなかったので動きづらく、周りにはスーツを着た人が二人ほどしかいなかったのでとても緊張した記憶があります。
公務員試験の勉強は範囲が広く、非常に大変なものだと思います。しかし、一から勉強を始めた私でも5か月ほど本気で勉強すれば合格することができたので、諦めず毎日勉強すれば必ず合格することができると思います。通信授業だとどうしても一人での勉強になり、集中力が切れたり不安になることが多いと思いますが、公務員として働いている自分を想像すると勉強へのモチベーションを保つことができると思います。公務員試験合格の壁はそれほど高くはないので、不安になりすぎず自分は絶対合格できるという自信を持って試験に臨んでください。