■Y.Oさん[最終合格先:特別区 社会人経験者採用(1級事務・目黒区)]
■仕事をしながら合格。
■合格時の年齢:33歳
公務員を目指したきっかけや、志望した理由をお聞かせください
新卒入社した会社で8年半、次の会社で1年勤務した時点で、それまでの職務経験から地域とのつながりを感じたときにやりがいを強く感じた為、また自身の経験が活かせるのではという想いから公務員を志望することにしました。一方で、これまでの民間企業での働き方では家事・育児との両立が困難であると感じていたため、将来長く働くために公務員になりたいと考えました。 私は公務員試験挑戦2年目で合格することができました。元々、1回では厳しいかなと思っていた為想定通りでしたが、正直言って2年以上試験に向けて準備を続けるのは心身共にきついと思い始めていたので、長期戦をお考えの方でも合格を目指すなら2年以内を目標にするのがよいかと思います。
クレアールを選んだ理由と、満足度の高かった点をお聞かせください
価格が他者と比較して安価であったことと、社会人経験者向けのコースがあったこと、通信制で自分のペースで講義を動画で視聴できることに魅力を感じたためです。あと、オプション安心保証があって2年間はチャンスがあることも大きかったです。
満足度の高かった点は、①ES等の丁寧な添削②わかりやすい講義動画③模擬面接の3つです。①できるだけ良い状態で提出したいというこちらの想いに応えていただける添削で有り難かったです。②特に数的処理は動画で解き方を順序立てて見なければ絶対にわからない問題が多々あったので大変助かりました。講師の林先生が魅力的で難しい数的処理の問題にも楽しく取り組むことができました。③できる限りのことはしたいと思い、模擬面接は2回していただきました。模擬面接のフィードバックでは試験に関する情報等も教えていただき大変参考になりました。
筆記試験の対策について力を入れたことなどがあればお聞かせください
とにかく数的処理の勉強に時間を費やしました。他の科目についても、最初は息抜き程度にたまに勉強していましたが、途中からは数的処理だけやって他の科目は捨てました。それでも教養試験は通過できましたので、やはり数的処理でどれだけ点数を取れるかが肝だと思います。私は当初数的処理が全く解けませんでしたが、数学の基礎から始めてコツコツと知識の下地を整えた上で学習していくことで段々と解けるようになっていきました。また、数的処理は多くの種類の問題がありますが、その中でも得手不得手があることがわかっていきましたので、苦手な部分は無理に理解するよう深追いはせず、多くの問題を解いて一つでも得意な問題を見出せるように努めました。
面接試験を含む人物試験について、どのような対策を立てられていたかお聞かせください
1年目の試験では、筆記は通過しましたが、面接試験で落ちました。自身の中での準備のみで模擬面接をしていなかったため、完全な準備不足で落ちたと思われます。実際面接の時には、志望動機の時点で詰められて明瞭な回答ができていませんでした。2年目は1年目の反省を活かし、模擬面接は2回やっていただきました。1回目は絶対うまくできません。1回目で指摘いただいた点を2回目で修正してぶつけて、さらに修正したものを本番にぶつけられるので、模擬面接は2回行うことをおすすめします。模擬面接を重ねること以上の面接対策はないと思います。
受験された試験について、これから同じ試験を受ける方のために情報やアドバイスなどがございましたら、ぜひお聞かせください
教養試験では、とにかく数的処理を重点的に学習することをおすすめします。教養試験で高得点を取る必要はないので、最も出題数の多い数的処理である程度得点が取れれば大丈夫です。その分、論文対策に時間と労力を割くとよいと思います。そして面接対策は、模擬面接を1回ではなく可能な限りたくさん行うことが大事です。やればやっただけ課題が見えて、その分だけ本番では失敗しなくなりますし、「ここまでやったから」といういい意味での開き直りの自信がついた状態で本番に臨めます。
これから公務員試験の受験・学習をお考えの方にメッセージをお願いいたします
私は民間企業で10年弱勤め、その後公務員になろうと決めた時点からは経験を積むために臨時職員や派遣職員という立場で公務員として勤務しながら試験勉強をしてきました。正規の職員となる前に公務員として勤務したことで仕事の内容ややり方、働く人々について知れたことは面接試験で大きなアドバンテージとなりました。自身が志望する自治体に先に入り込んで実務経験を積むということも、一つの有効な方法ではないかと思いますので、おすすめいたします。