公務員を目指そうと思ったとき、最初にぶつかる壁が「採用区分」の違いです。 「高卒程度」「大卒程度」「社会人経験者」……。漢字だけ見ると「自分は大学を出ているから大卒程度かな?」と思いがちですが、実はここに公務員試験特有のルールが隠されています。
この記事では、受験区分で迷わないためのポイントをスッキリ整理して解説します!
1. そもそも「区分」って何で決まるの?
まず最初に知っておくべき一番大切なルールはこれです。
「大卒程度」「高卒程度」という名称は、学歴ではなく「試験の難易度や年齢制限」を指していることが多い!
つまり、「大卒程度」の試験であっても、年齢制限さえクリアしていれば、学歴が「高卒」や「短大卒」の方でも受験できるケースがほとんどなのです。
一般的には、以下のような年齢目安で分類されています。
| 区分(呼び方) | 主な対象年齢 | 補足 |
| 高卒程度(初級、Ⅲ類、Ⅲ種) | 18歳〜21歳頃 | 高校3年生〜卒業後2年程度が中心 |
| 大卒程度(上級、Ⅰ類、Ⅰ種) | 22歳〜30歳頃 | 最近は大学3年生から受験できる自治体も増加 |
| 社会人経験者(中途採用) | 20代後半以降 | 職務経験3〜5年以上が条件(不問の場合あり) |
※自治体によって「35歳まで大卒程度でOK」など範囲が広いため、必ず試験案内(受験要項)を確認しましょう。

区分によって試験の内容が難しくなるの?

「大卒」と言っても大学で勉強する内容が
出題されるわけではないですよ。
「高卒程度=高校で学んだ範囲」、「大卒程度=大学で学んだ範囲」というわけではありません。
教養試験であれば、問題文が長くなったり応用力が問われるなど、問題の難易度が少し高くなるという違いです。(大学で数的処理を学ぶことはないですからね)
★大卒程度の専門試験では法律や経済などの分野から出題されますが、学部によって触れたことのない大学生の方もいるため、大学で学んだかどうかは殆ど関係ないということになります。

なるほど、これから勉強すれば学歴は関係ないんですね!
2. 【要注意】社会人が迷いやすい「区分の境界線」
ここまでは比較的シンプルですが、社会人として働いている方が受験を考える場合、少し複雑になります。
ケース①:25歳・高卒で働いている場合
「高卒区分」を受けようとしても、年齢上限(多くは21歳前後)を超えてしまっていることがあります。この場合、学歴が「高卒」であっても、「大卒程度」の区分で受験することになります。
ケース②:「社会人区分」と「大卒区分」どちらも受けられる場合
例えば東京都の特別区などのように、年齢や経歴によっては「大卒程度」と「社会人経験者」の両方の受験資格を満たすことがあります。(年齢が26歳以上32歳未満、職務経験4年の場合)
- 大卒程度: 教養試験+専門試験(法律や経済など)が課されるのが一般的
- 社会人区分: 専門試験の代わりに、これまでの経歴を問う論文や面接が重視される
「どちらが自分にとって合格しやすいか?」という戦略的な視点が必要になる場面です。
3. 「名前」に惑わされない!チェックすべきは「受験資格」
自治体によっては、そもそも「高卒・大卒」という名称を使わず、「事務A」「事務B」といった表記にしているところもあります。
迷ったときは、名称で判断せず、募集要項の「受験資格」の欄を真っ先に確認しましょう。
- 何歳から何歳までか?
- 職務経験は何年以上必要か?
- 学歴要件はあるか?(※稀に「大卒(見込)必須」という場合もあります)
この3点さえチェックすれば、自分が進むべき入り口が見えてくるはずです。
まとめ:あなたの最適な「入り口」を一緒に見つけませんか?
公務員試験は、制度を知っているかどうかでスタートダッシュが変わります。 「自分の経歴だと、どの区分が一番有利なの?」「この自治体の試験案内、読み方が難しい……」
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監修:クレアール公務員相談室タニオカ
公務員試験の受験・学習を考える3,000人以上の相談に答えた実績を持つアドバイザー。「公務員 転職ハンドブック」「ココからスタート!公務員試験入門ハンドブック」などを執筆。国家資格キャリアコンサルタント。

