内定までの流れと試験内容、学習のポイント

目次

出願から内定までの流れ

上村信秋講師

受験を決めたら、まずは試験内容をチェック。

(※1)教養択一試験は、国家公務員試験では「基礎能力試験」と呼ばれます。
(※2)専門択一試験・専門論文試験は、受験先によって実施されない場合もあります。
(※3)志望先によって面接形式は 異なります。
(※4)官庁訪問は、国家一般職・総合職 のみです。

択一試験

教養択一試験 (基礎能力試験)

専門択一試験 (行政職の場合)

※専門試験の出題分野は、心理職、福祉職、技術職などの受験職種によって異なります。

記述試験(論文試験)

教養論文試験

一般に小論文といわれる試験がこれで、ほとんどの事務職や公安職の試験で課されています。時事的なテーマだけでなく、日常生活における心構えや公務員として取り組む姿勢など様々な観点からの出題が見られます。試験時間は60分〜120分、文字数は600字〜1200字程度と試験により異なります。

[例題] 特別区Ⅰ類論文
急速に進む少子高齢化やノーマライゼーションの機運の高まり、さらには国際化の進展等により、特別区には、高齢者、障害者、子ども、外国人を含めたすべての人が、安全、安心、快適に暮らし、訪れることができるまちづくりが求められています。このような状況を踏まえ、ユニバーサルデザインの視点に立った人にやさしいまちづくりについて、特別区の職員としてどのように取り組むべきか、あなたの考えを論じなさい。

専門論文試験

専門科目について論文試験が課される場合があります。択一対策が一通り終わったら、出題されそうなテーマをいくつか選んで解答例を作成しておくと良いでしょう。試験により解答時間や文字数が異なるので、受験先に応じて準備しておくことが大切です。(専門記述と呼ばれることもあります。)

[例題] 東京都専門記述
外国人の人権について説明せよ。(憲法) ・市場での自由な取引だけでは望ましい資源配分が実現しない場合を3つ挙げ、それぞれ説明せよ。(経済学) ・ミルズの「パワー・エリート」について、リースマンの多元主義と比較しながら説明せよ。(政治学)

人物試験(面接試験) の様々な形式

[個別面接]

面接官3名(場合により2〜7名)と受験生1名で行われるもっとも一般的な面接試験です。一般的にどのような試験においても必ず実施される形式で、志望動機やこれまでの経歴、自己PR、人間関係などについて様々な質疑応答が行われます。

[集団討論]

グループワーク、グループディスカッションといった呼び方もしています。提示された課題に対して複数の受験生がグループで討議を行います。

[集団面接]

複数の受験者と面接官で行われるタイプの面接試験です。面接官から指名されて質問に答えるパターンもあれば、挙手制のパターンもあります。

公務員試験 学習のポイント

公務員試験の学習は初めてです。 何から手を付ければいいのかわかりません。

はじめて学習する方にとって、公務員試験は複雑な内容に見えることが多く、どのように学習を進めればよいのかがわからないといった悩みを抱える方も少なくありません。多種多様な科目、バラエティ豊かな試験種目に対して、バランスを考えた対策を立てていくことが必要とされます。ここでは、試験の全体像をもとに学習プランの大まかなイメージをお持ちいただけるよう、学習のポイントをご紹介させていただきます。

筆記試験(教養・専門科目)対策について

教養試験

出題数の内訳一例、丸数字は出題数です。

[一般知能分野]
・ 数的処理 (数的推理⑤、 判断推理⑥、 資料解釈①) ・ 文章理解 (現代文読解③、 英文読解⑤、 古文①)

[一般知識分野]
・ 社会科学 (政治①、 経済③、 法律③) ・ 人文科学 (日本史③、 世界史③、 地理③、 思想①) ・ 自然科学 (生物②、 化学②、 地学①、 物理①、 数学①) ・ 時事⑤

合格ライン : 6割程度(地方上級関東型の場合)

専門試験

出題数の内訳一例、丸数字は出題数です。

[法律系科目]
憲法④、 民法⑥、 行政法⑤、 刑法②、 労働法②

[経済系科目]
経済原論⑫、 財政学④、 経営学②

[行政系科目]
政治学②、 行政学②、 国際関係③、 社会政策②

合格ライン : 6割程度(地方上級関東型の場合)

POINT 科目の優先順位を考え、効率的に得点を取る

公務員試験の学習を進める上で重要なことは「時間効率」です。出題科目が多く幅広い分野から出題されることを踏まえ、限られた時間をどこに使うかを考えた学習が合格得点を確保するために必要とされます。また、公務員試験は満点を取るための試験ではなく、合格ラインは教養・専門ともに6割程度とも言われているため、苦手で出題数の少ない科目までマスターしなくても十分合格は可能です。そうしたことを前提に考えると、一般的には以下のような順序で学習を進めていくことがおすすめです。得点源となる重点科目は早めに着手でき、出題ウェイトの低い科目や、短期間でも対策の立てやすい暗記系科目などは本試験までの残り時間を見ながら進めていくことで、時間効率の高い学習が実現できるとお考えください。

●学習の流れ・イメージ (行政職試験の場合)

論文・時事・面接対策について

時事は教養試験において出題ウェイトが高い科目ですが、およそ1年にわたる社会の動きを本試験直前期に詰め込むのは難しいものです。公務員試験の受験生であれば、日々新聞やニュースに目を通して社会動向にアンテナを張っておくことが必要であるとお考えください。また、論文については得意・不得意もありますが、ある程度主要科目の学習が進んだ段階で答案を1通は作成しておくことがおすすめです。早いうちに答案を書くことで、これからどの程度時間と労力が必要であるかを体感する事ができ、苦手な方も早めに時間を取ってしっかり対策を立てておく事ができるとお考えください。

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