公安系公務員 仕事と試験ガイド


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公安系公務員の主な仕事

国民や地域住民の暮らしを守る。

国民や地域住民の暮らしを守る公務員の仕事が公安職です。警察官及び消防官は地方公務員として位置付けられており、警察官は全国の道府県警(東京都の場合は警視庁)で採用され、消防官(消防士)は各市町村単位で採用されます(東京では稲城市および一部の島を除き、東京消防庁が管轄しています)。なお、同じ警察署で勤務する職員には警察事務の仕事がありますが、これは県警の警察官と異なり、都道府県の職員という位置づけです。そのため、警察事務職は公安職ではなく行政職に含まれるとお考え下さい。

警察官

警察官は都道府県単位で採用されるので、都道府県職員と位置付けられます(ただし、警視正以上は国家公務員となります)。警察官の仕事は、地域(交番勤務など)、刑事(犯罪捜査・取り調べなど)、交通(交通事故の防止・事件処理など、警備(要人警護、災害救助活動など)、管理(人事・総務)など広範囲にわたります。大卒程度の警察官試験に合格した場合、6カ月間の警察学校における訓練を経て、警察署(交番)勤務を一定期間経験し、再び警察学校で研修を受けて正式に警察官となります。

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消防官

消防官は市町村単位で採用されるので、市町村職員という位置付けになります(ただし、東京消防庁は東京都職員です)。消防官の仕事というと、火災の「消火業務」が一般的ですが、他にも「救助業務」「救命業務」「火災原因調査業務」「防災指導業務」「広報業務」など様々な仕事を遂行しています。大卒程度の消防官試験に合格した場合、1年間程度の消防学校における訓練で消防の基礎知識、技術・体力などを身に着け、必要とされる国家資格も取得します。卒業後は各消防署に配属され、実務経験を積んでいくことになります。

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刑務官

刑務所、少年刑務所又は拘置所に勤務し、被収容者に対し、日常生活の指導、職業訓練指導、悩みごとに対する指導などを行うとともに、刑務所等の保安警備の任に当たります。 刑務所及び少年刑務所では、受刑者への指導を通じて、その改善更生及び円滑な社会復帰を実現するよう、様々な処遇を行っています。 拘置所では、主として勾留中の被疑者、被告人を収容し、これらの者が逃走したり、証拠を隠滅したりすることを防止するとともに、公平な裁判を受けられるように配慮しています。

皇宮護衛官

皇宮護衛官は、天皇皇后両陛下や皇族各殿下の護衛と皇居、御所等の警備に従事します。採用後は、警察庁の附属機関である皇宮警察本部に所属し、皇居や御用邸などで勤務します。かつては皇宮警察という名称で採用試験が実施されていたこともあります。平成24年度からは皇宮護衛官採用試験に統一されています。

※皇宮護衛官採用試験には学歴別に「大卒程度試験」と「高卒程度試験」の2種類があります。大卒程度試験は例年6月に実施され、高卒程度試験は例年9月に実施されます。また、年度により社会人枠が設定されることもあります。

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試験内容について

警察官(警視庁警察官Ⅰ類の場合)

■1次試験
【教養試験】 択一式試験 120分
【国語試験】 漢字 20分
【論 文】 80分
【第一次身体検査】 身長、色覚、聴力
【第一次適性検査】 マークシート方式の検査

■2次試験
【第二次身体検査】 血液検査、尿検査、レントゲン等
【体力検査】 腕立て伏せ、バービーテスト、上体起こし、反復横跳び
【第二次適性検査】 記述式の検査

消防官(東京消防庁消防官Ⅰ類の場合)

■1次試験
【教養試験】 択一式 120分 【論 文】 90分

■2次試験
適性検査、身体・体力検査、口述試験(個別面接)

令和6年度から、従来の「教養試験方式」か「適性検査方式(SPI3を予定)」のいずれかの試験方式から選択できるようになります。

※警察官試験、消防官試験とも教養試験のみで受験することができるため、公安系公務員を目指す方の中には併願されるケースも多いようですが、科目のバランスが試験によって異なることも知っておく必要があります。例えば、警視庁警察官試験においては自然科学がほとんど出題されない一方、東京消防庁試験では自然科学の出題数が非常に多いことなど、対策の方向性に影響を与えることがあります。

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