目次
1. はじめに
2018年12月9日(日)に実施される公認会計士試験の短答式試験が迫ってまいりました。今回は本試験当日のパフォーマンスを上げるために役立つアドバイスを書いていきたいと思います。
なお、2018年5月試験の前にも短答式受験生応援記事を3回分書いておりますので、もしよければそちらもご覧ください(特に第2回は本試験当日のパフォーマンスに直結するものとなっております)。
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2. 本試験会場の下見について
会場内・会場付近の地図、トイレの場所、付近にあるコンビニの場所などを把握しておくことで、本試験当日に無用な時間ロスを防ぐことができます。会場に迷惑をかけたり、不法侵入はいけませんが、可能であれば試験会場がどのような状況かを確認しておいた方が良いでしょう。
少なくとも、どのような交通機関を使ってどのようなルートで辿り着くことができるのかはしっかりと把握しておきましょう。可能であれば、試験日と同じ曜日・時間帯に行ってみるのも良いでしょう。本試験当日の交通状況もシミュレーションすることができます。
3. 持ち物は、本試験の前日に揃えよう
本試験当日になってから荷物を準備すると、思わぬハプニングで慌ててしまったり、うっかり忘れ物をする可能性があります。限られた本試験の機会ですから、持ち物は必ず前日のうちに揃えておきましょう。次のような持ち物リストを作って活用すると良いでしょう。
① 受験票
② 写真票(インターネット出願の場合)
③ 身分証明書(念のため、本人確認できるように)
④ シャーペン or 鉛筆(BまたはHB)
⑤ 電卓(予備のものもあると安心です)
⑥ 消しゴム(プラスチック製消しゴム)
⑦ ホッチキス
⑧ 定規
⑨ セロハンテープ(可能であれば、受験票を机に固定するため)
⑩ 時計
⑪ 最終確認用教材
⑫ タオル
⑬ ティッシュ
⑭ 現金(自宅からタクシーで会場に行けるくらいは用意しておきましょう)
⑮ 飲み物(700ml程度のふた付ペットボトル入り飲料)
⑯ 食料
⑰ その他、常備薬など
4. 睡眠は十分にとっておく
試験前に限らず、毎日十分に睡眠をとることは重要です。本試験の前夜も十分に睡眠をとっておきたいものです。
しかし、翌日が本試験であるということを意識して、なかなか眠りにつけないこともあると思います。なかなか眠りにつけない場合、次のような対応が考えられます。
① 身体だけでも休める、アイマスクや入眠用のBGMを利用するなど、休むことに全力を注ぐ
② 眠れない不安を打ち消すため、あえて勉強をする
体力に自信のある人なら、②をするのもアリでしょう。本試験はいつもより緊張している分、眠たくてボーっとすることは少ないはずです。むしろ普段は出せないようなテンションで乗り切ることもできるはずです。
思うように眠れない場合は、開き直って気にしないことが重要です。
5. 「本番」で実力を発揮するための心の持ち方
(1) 不安になるのは努力をしてきた証し
本試験までの日々はもちろん、本試験当日も不安に悩まされる人はそれなりにいることでしょう。不思議なことに、対策を万全にすればするほど本番で失敗する怖さが大きくなっていくものです。不安であることはそれだけ努力をしてきた証拠といえます。不安を感じることに自信を持ちましょう!
(2) 緊張しても最初の10分程度、その後は問題の世界に没頭する
本当に緊張しまくると、人によっては手が震えてまともに問題が解けないこともあるかと思います。しかし、1時間や2時間、ずーっと緊張し続けることは、逆に体力的に難しくありませんでしょうか?手が震えていても、せいぜい最初の科目(企業法)の開始10分前後くらいでしょうか?幸いなことに企業法は短答科目の中でも最も時間に余裕の持てる科目かと思います(知らない内容が出題されて悩むことはあるかもしれませんが)。最初の10分は手が震えたりしても「そういうものだ」と考えて無理をしないことです。目の前の問題を上手く解けなければ次の問題にいきましょう。とばした問題は後から戻って解き直せば良いのです。まずは、緊張してても簡単に分かるものだけ解いていきましょう。そのうち落ち着きを取り戻し、問題の世界に没頭することができるものです。
(3) 究極奥義、試験は「お祭り」と考える
「練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで」という話もよく聞きますが、本番は明らかに特別な日です!緊張するのが通常です。むしろ、緊張するからこそパフォーマンスを上げることができるのです。緊張していても、それをプラスに活かし、普段発揮できないような集中力を発揮することができるものです。
緊張をプラスに活かす方法は人によって色々あるかもしれませんが、私は本試験を「お祭り」と考えるようにしていました。よくよく考えていただければ、本試験は、全国の同じ目標を持った受験生が、全国でたった12ヶ所しかない会場に集結し、同じ時間に一斉に人生を左右する勝負を行う日なのです。しかもその勝負の場に自身も選手(受験生)の1人として挑む!そこらへんのお祭りよりテンションの上がるイベントではないでしょうか? そんなことを考えていると緊張どころかワクワクして試験に挑むことができるはずです。実際に試験が始まってみても、それまで培った知識と思考力を刺激する問題に出会うことが多く、充実した時間が過ごせるはずです。