公認会計士合格体験記「自身のスタイルに合わせた学習を」上野 菜乃子さん

上野 菜乃子さん

受験回数:1回

目次

公認会計士を志した理由

私は前職で事業会社の会計業務に従事していました。数字を使った業務の奥深さに面白さを感じる一方で、ひとつの会社の中で働くのではなくもっと沢山の方と関わりたい、より高い専門性を武器にしたいと考え、公認会計士を目指すに至りました。

また、女性として今後ライフステージが変わっていく過程で、選択肢が多く柔軟に仕事をすることのできる士業の魅力も、公認会計士を選んだ理由のひとつです。

尚、論文式試験後の就職活動を通して、公認会計士の自由さ、キャリアの幅の広さ、専門性を持つことの強みを様々な方から伺い、改めて公認会計士を志して正解だったな、と実感しております。

クレアールを選んだ理由

私は在職中から公認会計士の勉強を始め、途中で退職しましたが、勉強を始めた当初は最後まで働きながら勉強を続けるつもりでした。そのため受験生生活が長期に渡る覚悟から、長期的にサポートが受けられるトータルセーフティコースに魅力を感じたことがクレアールを選んだ理由です。

トータルセーフティコースであれば、年度の切り替え毎に追加で受講料を払う必要はありませんし、試験の受験料も負担して頂けます。

個人的には、短答式・論文式ともに試験が終わった直後に、「もしダメだったらまた追加でお金がかかる・・・もう撤退しようかな・・」という不安が皆無だったことは有難かったです。

また元々の価格設定が他の予備校に比べて比較的抑えめである上に、早期に合格した場合はお祝い金・未受講分受講料としてキャッシュバックがあるため、早期合格へのモチベーションにもなりました。

時期別学習方法

<短答期>

① 計算科目

講義を一通り受講し、例題を数回解いた後は、過去問と答練を中心にアウトプットを行いました。クレアールの短答式答練は基礎期から範囲指定がないため、模試や本試験と同じ感覚で臨むことができます。また私は計算が速い方ではなく、時間内に全て解き切ることは無理だったため、「難易度によって取り組む問題を取捨選択すること」も答練をこなすことで意識できるようになりました。最初のうちはなかなか点数に結びつきませんでしたが、間違えた問題は解説やテキストに戻って理解し直し、出来るようになるまで繰り返し解くことで段々と身に付いていていきました。理論科目に比べて計算科目は圧倒的に苦手でしたが、短答期に逃げずに勉強を重ねたことで、克服できて良かったと心から思います。

② 理論科目

講義とテキストでのインプットに加えて、クレアール講師の方にアドバイス頂き、原文の読み込みも並行して勉強を進めました。原文とは、企業法なら条文、監査論なら監査基準や監基報、財務会計論なら会計基準、管理会計論なら原価計算基準といった、その科目の根幹となるものです。過去問や答練を解いて間違えた問題はテキストに書き込んで一元化し、更に原文を読むことで正確な知識を頭に詰め込んでいきました。

<論文期>

① 計算科目

論文式試験は偏差値勝負となるため、短答式試験以上に「他の受験生が取れる問題は決して落とさないこと」を徹底しました。クレアールの答練を解く際には、最初に全ての問題にざっと目を通して優先順位をつけ、解ける問題から着手することを心掛けました。論文式試験は問題文が長く、かつ分量が多いため初見ではどうしても圧倒されてしまいます。しかし日頃から常に本番を意識した勉強をしていたことで、実際の本試験でも落ち着いて問題と対峙することができました。

② 理論科目

時間内に大量の記述をこなすという、短答式試験とは大きく異なる形式に慣れるため、答練や模試、過去問の模範解答を参考に、自分で答案を作成する練習を繰り返しました。理論科目では条文や基準を引用して答案を作成する場面も多くあるので、短答期から原文を用いた勉強を行っていたことは、論文期にもアドバンテージとなりました。

些細な個人的おすすめポイント

・簿記一級は(計算が苦手な方ほど)挑戦すべき

クレアールのカリキュラムでは、公認会計士試験の勉強に入る前に簿記一級の取得を推奨していると思います。遠回りだと感じる方もいるかもしれませんが、簿記一級の試験範囲は会計士試験とほぼ重なっており、最も重要な計算力の土台を築くことができます。おそらく受験経験がある方は口を揃えて言うと思いますが、計算力は本当に大事です。そのため計算が苦手な方ほど、簿記一級に挑戦することで計算と正面から向き合うことをおすすめします。

・短答式試験のお試し受験はすべき

十分に対策ができていない状況でも、お試し受験をすることおすすめします。クレアールでは受験料を負担してくれるので尚更です。直前期の詰め込みのおかげでそのまま滑り込めたら最高ですし、もしダメだったとしても、試験直前の追い込みによる実力アップや当日の流れの理解、不合格の悔しさによるモチベーションアップというメリットを享受することができるので良いこと尽くしです。

最後に

公認会計士試験は、範囲が膨大なため簡単にパスできる試験ではないです。ただ、合格するために重要なことは閃きや地頭の良さではなく、地道に勉強し続けることができるか、最後まで諦めずに頑張り切れるかどうかだと思います。クレアールのサポート体制や通信講座のメリットが、自身の勉強スタイルや生活に合っていたため、私はクレアールを選んで良かったです。

この体験記が読んで下さった皆様のご参考になれば幸いです。試験の合格と、その先の会計士としてのご活躍を祈念申し上げます。

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