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公認会計士合格体験記「自分を支えてくれている人への感謝と自分の信じた道を突き進むこと!」添野 裕章さん

添野 裕章さん

  • 専修大学院 法学研究科 法学専攻

はじめに

 会計士試験は合格するための王道はありますが、自身に合った勉強法は各人少しずつ違います。その為、私の合格体験記を読んで実行してみようと思った方の今後の勉強スタイルの手助けに少しでもなればと考えています。

クレアールを選んだ理由

クレアールを選んだ理由は、大きく2つあります。

1つ目は石井先生の非常識合格法の本と出会ったことです。世間では会計士試験は難関資格であることから自分には厳しいと思っていました。しかし、石井先生の本を読むなかでクレアールでは合格するために必要な範囲のみを重点的に勉強することで効果的かつ効率的な勉強が出来ることを知りました。実際に、限られた時間の中でクレアールから出された他校よりも少なく感じさせる教材を消化すれば良いのだ!と言う安心感がありました。

2つ目は、受講料の安さです。私は、自分で授業料を支払わなければならなかった為クレアールの良心的な料金体系に大変助けられました。

短答式対策

現在は短答式の合格率がかなり低い状況です。しかし、だからと言って難問を解答しなければならないのではありません。大事なのは、その問題がキチンと勉強してきた人ならば正解してくる問題なのか否かを判別して取るべき問題を取る事です。時間のかかる難問を正解しても5点、テキストレベルの問題を正解しても5点であり本試験においては同じ価値なのです。したがって、限られた時間の中でどれだけ効率的に正解を積み上げられるかが勝負です。そして、判別するためにはテキストと答練を自分のモノにしなければなりません。私は、柴山先生から『簿記のテキスト例題の内95%以上解答出来るか否かが合格できるか否かの判断である。』と言う言葉を今でも覚えています。短答式を通過した後は、その通りであったと感じました。

論文式対策

論文式の評価は短答式とは異なり相対評価です。しかし、だからといって短答式と異なる事はありません。やはり出題された問題は周りも取ってくる問題なのか?を考えて勉強することを意識しました。やはり、その判断はテキストと答練でやってきた問題なのか否かで判断するのです。

具体的な勉強法

具体的な勉強方法は計算分野と理論分野の2つに分けて紹介していきます。

まずは計算を優先的に固める。

計算科目は理論科目に比べ精度を上げるのに時間がかかります。一方で、一旦固めてしまえば中々落ちることはありません。その為、これから勉強を始める方や計算科目が苦手な方はまず計算を固めていく事が効果的であると考えます。私は、授業と答練に合わせてテキストを復習していました。具体的には、

  • ① 講義が終わった翌日に講義で習った部分の例題を復習し、
  • ② その翌日に再度復習、
  • ③ ②の3日後に復習し、
  • ④ ③の1週間後に復習をするという計4回の復習を必ず心掛けました。

また、その際限られた時間の中で効率的に勉強するため、出来なかった問題のみを繰り返しました。さらに、ただ回数をこなすのでは無く簿記であれば何故この様な仕訳を切るのか?まで考えて勉強しました。分からない部分については講師に質問して解消することを心掛けました。これによってただ数値を合わせるだけの表面的な学習ではなく計算の背景も含めた学習を心掛けました。

理論科目については、短答式と論文式で少し勉強法を変えていました。

短答式

勉強を始めた当初は講義を受けた後の帰りの電車や予備校に通う行きの時間を利用して講師の講義を振り返る勉強をしました。そして、短答式直前1ヶ月は計算分野については計算スピードが落ちないように勉強し、残りは理論科目に重点を置きました。短答式では、書いてある択一問題文が合っているのか否かを判断出来るレベルで良いのです。また、理論は知っているか否かであり、伸び率は直前になるほどあがります。

論文式

論文式においては、白紙の紙に自分で言葉を書かなければなりません。その為、充分な準備が必要です。山本先生から『0を1にすることが大変なんだ!』という言葉をお聞きする機会がありました。つまり、短答式のように各肢が合っているのか否かの判断をするだけのモノとは異なり数行の問題文が何を問うているのか?それに対して与えられた行数の中で何を優先的に書くべきなのか?を考えて勉強する必要があると感じました。ただし、自分が考えた理論を述べろというモノでは無くテキストや答練で学んだ事を問題文に対して加工してあげる作業を行う事です。私は、初めから一言一句を覚えられなかったので、各設問に対してキーワードとなる部分を覚えるようにして何度も繰り返していく中で段々とキーワードの周辺の言葉を覚えていくようにしました。注意点として、一つの論点を完璧にしようとする人がいますが、人は忘れる生き物です。忘れてもいいのでガンガン次の論点に進みましょう。回転率を高めて何度も目にする機会を設けることが大切であると感じます。

終わりに

繰返しになりますが、昨今の合格率を目にする中で何か特別な事をしなければならないとか、周りが出来ない難問を解答しなければならないと誤解される方がいます。しかし、合否の分かれ目はテキストレベルや答練で出た問題を繰り返し、自分なりに理解して自分のモノに出来たか否かであると思います。見えない周りの情報に惑わされず自身が信じた道を突き進んで下さい。きっと、納得出来る結果が得られると思います。
  最後に、これまでの受験生活を支えてくれた両親を始め、受験仲間や諸先輩方及び講師の諸先生方並びに担任であった長谷川さんに感謝しております。合格出来たのは周りの支えがあったからだと感じました。合格後は感謝の気持ちで一杯でした。来年は皆さんが周りの方に感謝されることを祈っております。

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