Read Article

合格者が語る、公認会計士試験一発合格の秘訣【第3回】

第3回 公認会計士試験学習期間の生活

矢川 裕士 (平成28年度公認会計士試験合格)

1.はじめに

今回は、公認会計士試験学習中の私の日常生活を紹介したいと思います。合格までの私のありのままの生活を記しますので、必ずしもすべての受験生の方の参考にはならないと思いますが、少しでもみなさんの今後の学習生活に役立てていただければ幸いです。

 

2.基本的な生活について

多くの方は、理想的な生活と聞くと早寝早起きの規則正しい生活をイメージされるかと思いますが、私が学習期間を通して早寝早起きの規則正しい生活をしていたかというと、決してそんなことはありません。朝型の学習習慣の導入を検討したこともありましたが結局断念し、睡眠欲に忠実な生活を送っていました。具体的言うと、夜は特に時間を気にせず眠気が来たタイミングと学習のキリのいいタイミングのバランスを見て眠り、朝も特に起きる時間を決めず眠気がなくなるまで寝るという生活です。もちろん、可能であれば毎日朝の決まった時間に早く起きて、夜も決まった時間に寝たい気持ちはありましたが、私の場合、元々規則正しい生活リズムに慣れておらず、無理に矯正するとかえって効率が悪いのではないかと思ったのです。実際に、早く寝るために眠くもないのに早く布団に入り2時間近く寝付けなかったことや、無理に早く起きて午前中頭が働かなかったことなどもあり、無理矢理規則正しい生活を維持しようとするのを諦め、眠くなったら眠り、眠気が覚めたら起きる生活を送ることにしたのです。

ただし、私がこのような生活を送ることができたのは、後述するように公認会計士試験の学習にほぼほぼ専念できる環境にあったからであり、仕事や学校と両立が必要な方には難しいかもしれません。また、どうしても朝早くから予定がある日など、中途半端な時間に寝て寝坊するのが怖かったために徹夜することもあり、身体に負担をかけることもありました。私の場合はもともと規則正しい生活とはかけ離れた生活を送っていたために前述したような生活を選択しましたが、もともと規則正しい生活を送ることができている人はそのリズムを維持し続けるのがベストだと思います。

とにかく私がここで訴えたいのは、生活リズムの矯正に時間をかけるくらいなら、学習時間の確保を優先した方が良いということです。ただし、試験直前の1ヶ月前、遅くとも1週間前頃からは試験時間にしっかりと頭が冴えた状態に持っていけるように学習効率を捨てて無理にでも朝型の生活をした方が良いと思います。私も試験1週間前からは早寝早起きを意識していました。

 

3.大学との両立について

私は大学三年生になるタイミングで学習を開始し、大学四年生の夏に合格しました。つまり、形式的にはダブルスクールの形をとっていたことになります。しかしながら、大学1,2年の時に真面目に大学に通い単位を取っていたおかげで、三年生の前期は週に三度しか登校日がない状態でした。学生ではありましたが、半分ほどは会計士試験学習専念者と変わらない環境であったと思います。さらに、三年生の後期からは登校日が週に一度になりましたのでほとんどの時間を公認会計士試験の学習に充てることができる状況でした。学習期間の内、大学生活との両立が求められた期間は実質的に半年ほどしかありませんでしたが、両立のために工夫していた点がいくつかあるので紹介したいと思います。

まず、大学にいる間も会計士試験の学習時間として積極的に活用することです。大学では、授業と授業の合間に15分、昼には1時間ほどの休みがあるのが一般的だと思います。もし、1限から5限まで講義があったとして、休み時間をすべて活用すれば2時間近くの学習時間を確保することができます。一回あたりだと短時間しか確保することができないので、予習・復習や暗記科目のインプットなど途中で切りあげやすいものをやると良いでしょう。

 また、外出しなければいけない用事は大学がある日にまとめて済ませるようにしていました。出かける準備をしている時間や移動時間も積み重なると馬鹿になりません。大学に行く過程でまとめて済ませてしまえば非常に効率的です。

 

4.実家に戻って学習に専念

大学四年生の春からは登校が必要な授業が一つもない状態になったので、実家に戻り完全に会計士試験の学習に専念することにしました。一人暮らしをしていると、必要以上に時間とお金がかかります。私の場合家事全般に一日平均1時間ほど取られていたかと思いますので、実家に戻ることで一日当たりの学習時間を一時間多く確保できるようになりました。また、一人暮らしだとコンビニ弁当や外食が多くなり栄養バランスが偏りがちになりますが、実家だとしっかりと栄養があるものを食べることができ試験前の体調管理には最高でした。通学が必要なタイプの講座では東京を離れて学習を続けることは困難であったと思います。通信講座が充実しているクレアールだからこそ取ることができた戦略でした。

 

5.おわりに

今回は、会計士試験学習期間中のおおまかな生活について書きました。次回は試験直前期および当日の過ごし方について書きます。よろしくお願いします。

 

 

Return Top