東京マラソンへの挑戦

目次

はじめに

 皆さんこんにちは。新年度が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか?先月の話になりますが、3月5日(日)に開催された「東京マラソン」に初出場してきました!毎回チケットが争奪戦になるほど人気の大会なのですが、なんとチャレンジ2年目にして出場権を獲得することができたのです!プレミア大会ですので、出場するからには必ず完走しなければという想いで、しっかり準備をして本番に臨みました。今回は、そんな記念すべき東京マラソン初出場までの体験を記させていただきます。

マラソンを始めたきっかけ

 私は、小学5年生から高校3年生までバスケットボール部に所属し、体を動かすことが好きだったので、大学生になってからもジョギング程度の運動を続けていました。当初は体力づくり目的で走っていただけで、マラソン大会への出場は考えていなかったのですが、社会人になり、陸上部出身の主人の勧めを受けたことから、ハーフマラソンへの挑戦を決めました。本番では、後半で失速しながらも無事に完走することができ、この経験をきっかけに、いつかフルマラソンに挑戦するという目標を持つようになりました。
 しかしながら、会計士受験時代は、運動に掛けられる時間が限られていたことから、フルマラソンへの挑戦に向けた具体的な行動は起こせずにいました。一方で、日頃の勉強疲れやストレスをリセットするために軽いランニングを取り入れていました。私の場合、走っている時は走ることに全て集中することができ、日々の雑音から離れることができるため、ランニングは大切なリフレッシュ時間でした。

初めてのフルマラソン

 個人的な趣味から始めたランニングですが、公認会計士試験の合格と転職を機に、フルマラソン大会への出場を本格的に目指そうと考えるようになり、2021年3月の「名古屋ウィメンズマラソン」にエントリーすることにしました。この大会は、コースが緩やかで走りやすく、制限時間も厳しくないため初マラソンに適した大会の1つです。私は、フルマラソンデビューを2021年の名古屋ウィメンズマラソン大会に据えて、夏場から準備を開始することにしました。
 目標を設定したものの、転職後は仕事や身の回りが忙しく満足に走れない日々が続いていたため、また、1から体作りを始める必要がありました。そこで、マラソンに関する書籍やインターネットの情報を参考に、月100km以上を目安に自分で練習メニューを組みました。最初の1週間はかなりきつかったですが、2週目からは徐々にスピードを上げて走れるようになり、自分の成長を感じながらとても楽しく練習を重ねました。しかし、練習を始めて約2ヶ月が経過した時点で、脚の痛みを感じるようになりました。速く走れるようになりたいという想いから、リカバリー日を十分に設けずに、走り続けてしまったことが原因です。疲労によって肉離れのような症状が出てしまい、約1ヵ月半もの間走ることができなくなってしまいました。マラソン初心者にありがちな失敗です。その後、仕事が繁忙期に突入してしまい、十分な準備ができないまま本番を迎え、なんとか5時間オーバーで完走したというのが私の初マラソンです。

初マラソンを経て

 初出場で無事に完走できたものの、決して満足のいく内容では無かったため、必ずリベンジしようと思いながら、大会後もランニングを継続しました。前回と同じ失敗を繰り返さないよう、練習の頻度を週4日までに制限し、姿勢を正しく維持するために必要な筋肉を鍛えるトレーニングを取り入れました。また、月毎の目標走行距離とペースを具体的且つ現実的な値に設定して、日々見直しを行いながらコツコツ準備を重ねた結果、2回目のチャレンジとなった「北海道マラソン」では、前回のタイムを大幅に更新し、4時間24分で完走することができました。

東京マラソンに向けて

 さて、北海道マラソンでは4時間30分を切れたので、次は4時間切りと行きたいところでしたが、大会3ヶ月前に修了考査があり、それまでの期間は満足に練習できなかったため、現実的なところで5時間以内を目標としました。年明けから本格的に練習を開始し、月80~100kmを目安に週3日程度(平日5km、週末8~15km程度)走ることで目標走行距離の突破を目指しました。また、本番まで約2ヶ月しかないため、怪我をしないように細心の注意を払って余裕を持った計画を立てました。走らない日には自宅で筋トレを行い、食事はタンパク質を多めに取り入れるなど、日常生活にも可能な限り気を付けて過ごしました。また、本番の3週間前には、知り合いの東京マラソン経験者にお願いして、本番のコースを案内してもらいながら30km程走り、コースの特徴や攻略方法を教えていただきました。このように、限られた時間の中で、できる限りの準備をして本番を迎えました。

東京マラソン本番

 「東京マラソン」当日、天候は曇り、気温13度と少し肌寒かったですが、フルマラソンにはちょうど良い気候です。肝心のコースは、新宿からスタートして水道橋、浅草、両国、日本橋など都内の主要エリアをぐるりと1周する、観光地巡りのようなルートです。途中で家族からの声援を受けながら、6分30秒/kmペースを基本にレースを進めていきます。市民ランナーにありがちな、レース序盤に飛ばしてしまい後半で失速するという典型的な失敗パターンに陥らないために、周りに流されずに、自分のペースを守ることを心掛けて、落ち着いて走りました。自分のペースを保ちながら、焦らず着実に取り組むという点は、受験勉強に通ずるところがあるように感じます。5時間以内に完走するために必要な準備は、十分に積んできたという自負があったため、あとは本番で落ち着いて走るのみという気持ちで、最後まで集中力を切らさずに脚を動かし続けました。その結果、4時間39分で無事にゴールすることができました!今回は限られた時間での戦いになりましたが、過去の経験を活かして目標を達成することが出来ました。何事も経験ですね!

おわりに

 私は、毎年、その年に達成したい目標を2、3挙げるようにしているのですが、「東京マラソン完走」は2023年の目標の1つでした。今回、無事にこの目標を達成できたのですが、普段から目標を決めたら、実現するために必要な情報を徹底的に収集し、その中から自分にフィットするものを取り入れてプランに落とし込み、実行するというサイクルを回しています。そうすることでこれまでに多くの目標を達成してきました。正しく計画を立て、着実に実行していくためには十分な経験と意思が必要で、初めから上手くできるものではありません。しかし、何度も失敗を繰り返すことで自分なりのコツを掴めるようになります。
 マラソン大会前の準備期間には、毎日、”走る”のか”走らない”かの2択を迫られていましたが、その度に、どうしても実現したくて設定した目標なんだ!!と、休んでしまいそうな自分を奮い立たせて外に向かい続けました。先日、日本中に感動を与えてくれた「WBC」を観て改めて感じたことですが、「万全な準備をした者だけが結果を残すことができる」のです。皆さんも、何か目標をお持ちであれば、達成するために必要なことは何かを徹底的に調べ、計画に落とし込み、実践を重ねてください。1回目で結果が出なくても試行錯誤を重ねるうちに、必ず報われる時が来ます!



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