「社会人1年短期合格のススメ」 Vol.10.通信講座で合格するために必要なこと Part2

目次

はじめに

前回記事Vol.9.では、クレアールの通信講座の特徴及び通信講座のメリット・デメリットをご紹介しました。
今回はそれらを踏まえ、通信講座で合格するために私が心がけていた、具体的なコツやポイントをご紹介します。

自己管理を徹底する

通信講座で学習を進めるうえで、最も大切なことは自己管理を徹底することです。

通信講座で学ぶ多くの受験生は、自宅でかつ1人で勉強に向き合います。これはすなわち、学習時間やその集中力を左右するのは受験生自身であることを意味しています。言葉を変えれば、サボらず継続的に質の高い学習を進めることができるかどうかは、ご自身の精神力次第であるといえます。テレビやスマートフォン等の誘惑に負け、勉強をサボることは簡単ですが、そうならないように自分を厳しく律する精神力を持つ必要です。

私は自己管理を徹底するため、具体的に次の方法を実践していました。

まず、1日の最低学習時間を決め、それを下回らないように徹底していました。具体的な方法は、仕事と勉強を並行する社会人受験生だったため、1日で無理なく確保できる学習時間を決め、毎日その時間分だけは勉強することです。もし下回ってしまった場合には、翌日その分だけ多めに勉強して辻褄を合わせるようにしていました。

また、休憩時間を取る時のコツは、時間をあらかじめ決め、その時間を超えないようにすることです。たとえば、勉強の合間に昼ご飯を兼ねた昼休憩をとる場合、1時間だけ休むと決め、1時間後には何があっても必ず勉強を始めるようにしていました。

その他、1か月に2回程度、半日程度の勉強オフデーを作っていました。私は、試験当日まで休むことなく勉強し続けることは困難だと思っていたので、適度に勉強疲れのガス抜きするため、勉強オフデーを楽しむようにしていました。

一方で、どれくらいの頻度・回数で勉強オフデーを設けるのか悩む方も多いと思います。あくまで勉強オフデーを設けるのは、長期間にわたってコンスタントに学習を継続するためですので、ご自身の事情も鑑み、勉強オフデーの頻度を考える必要があります。

他の受験生との競争意識を持つ

他の会計士試験予備校が提供する通学講座であれば、ライブ講義や自習室で他の受験生と同じ空間で過ごす機会が自然と生まれますので、否が応でも他の受験生を意識することとなります。

一方で、通信講座においては、他の受験生と出会う機会は、公開模試や試験当日等に限られますので、他の受験生の状況を意識することは少ないです。ただし、公認会計士試験の短答式試験・論文式試験はいわゆる相対評価の試験であり、他の受験生と比べて上位の成績でなければ合格できないので、通信講座であっても常日頃から他の受験生を意識し、彼らに負けないような意識で学習を続ける必要があります。

たとえば、次のような方法を実践していました。
まず、他の受験生によるTwitterの投稿を見るようにしていました。たとえば、他の受験生の「今日は10時間勉強した!」や「公開答練は8割得点できて合格間違いなし!」等のツイートする姿を想像してみてください。そのようなツイートを見れば、焦りが生じると同時にその受験生に勝つためにはどうすればよいか考えるきっかけになるはずです。

また、合格体験記の文章の内容を思い出し、合格者のエピソードと私自身の当時の学習スタイルを比較することで、競争意識を持つように心がけていました。成功者の真似をすることは合格への近道ですので、もし参考にしている合格体験記があれば、その内容を思い出し、ご自身と比較してみてください。

その他、私は、毎日の学習時間をメモするように心がけていました。これにより、日次単位・週間単位・月単位で、どれだけ学習時間を確保できているか、客観的な数値データで明らかにすることができます。

勉強だけに専念する受験生であれば、およそ1週間に50時間以上の学習時間を確保するというのが一般的だと聞いていたので、それと私自身の学習時間と比較することで、競争意識を忘れないようにしていました。

スキマ時間を活用する

通信講座のメリットは、時間・場所を選ばず学習できることにあり、いわゆるスキマ時間を活用し、講義動画の視聴や暗記ができます。

たとえば、仕事と勉強を並行する社会人受験生の場合で、出勤前の10分の時間を確保できるのであれば、その10分だけでも講義動画を視聴できるはずです。10分は短いように思われますが、これを継続すれば、1週間で1時間10分、1か月で4時間40分の学習時間を捻出することができます。

公認会計士試験においては、まさに塵も積もれば山となるということわざの通り、小さな努力の積み重ねが大きな成功につながりますので、ちょっとしたスキマ時間を活用してみてください。

体力低下に気をつける

通信講座で学習を進める場合、自宅で過ごす時間が増加し、外出の機会が減ります。これにより、体を動かす機会が乏しくなり、体力が低下することには注意しましょう。

私が受験生だったときは、1年間ずっと家に籠って勉強をしていたので、勉強オフデーで家の近くの公園まで少し歩いただけであっても、ものすごく体が疲れてしまった経験があります。

体力が低下すれば、おのずと免疫力も低下するため、試験直前の勉強の追い込みに体が耐え切れず、体調を崩してしまうかもしれません。そうならないよう、たとえば、家の中で筋トレをしたり、休憩時間には気分転換の一環として外を散歩してみたり、勉強オフデーにはランニングしたりする等、体力が低下しないよう工夫しましょう。

おわりに

今回は、通信講座で合格するための具体的なコツやポイントをご紹介しました。私が実際に実践していた取り組みをいくつかご紹介しましたので、もし気になったものがあれば、ぜひ参考にしてください。

通信講座は自分1人で学習することを意味しますので、孤独な闘いを覚悟する必要があります。

合格するという強い意志を決して忘れず、日々の学習に取り組むようにしましょう。そして、もし悩みや不安があれば、決して1人で抱え込まず、周りの方々やクレアールのスタッフを遠慮なく頼るようにしましょう。

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