中小企業診断士の資格を取得するための最初の関門である1次試験。ビジネスの広い知識を問われるため科目数も最大7科目と多く、長時間の試験になります。最大限の実力を発揮するために、万全の準備をして試験に臨みたいものです。
今回は、中小企業診断士1次試験当日の持ち物や、試験を受ける際の注意点について詳しく解説します。
試験当日に必要な持ち物
試験当日に必要な持ち物一覧は以下の通りです。
・受験票
・写真票
・本人確認書類
・筆記用具
・時計
受験票、写真票
受験票や写真票は忘れたり紛失したりすると受験することができません。試験当日まで大切に保管しましょう。
写真票にはあらかじめ写真を貼って持参しましょう。
本人確認書類
写真票に貼られた写真が不鮮明な場合などは、本人確認が必要な場合があります。マイナンバーカードや運転免許証など、顔写真付きのものを選びましょう。
筆記用具
解答用紙にはHBからB程度のシャープペンシルや鉛筆でのみ記入することが可能です。マークシート形式の試験のため、塗りつぶしやすい濃さが理想的です。プラスティック製消しゴム、鉛筆削りも忘れずに持参しましょう。また、壊れたり芯が折れたりした場合に備えて複数を持っていきましょう。
時計
会場では時計が設置されていない場合もあります。時間配分が重要な試験であるため、必ず持参しましょう。ただし、以下の機能がついているものは使用できないため、注意が必要です。
・スマートウォッチなどのウェアラブル端末
・時計以外の機能がついているもの
・秒針などの音がするもの、
・キッチンタイマーや大型のもの
試験当日にあるとよいもの
・上着
・昼食
・飲み物
・ハンカチ
・ティッシュ
・目薬
・ゴミ袋
・使い慣れた参考書
上着
1次試験本番である8月の上旬は気温が高いことが予想されます。試験会場によっては冷房が効きすぎている場合があるため、着脱可能な上着を持っていくと安心です。
昼食、飲み物
試験当日には多くの人が集まるため、会場近辺のコンビニや自動販売機は混雑や売り切れの恐れがあります。昼食や飲み物は事前に準備しておくと安心です。
また、試験の最中は700ml以内のペットボトル飲料のみ飲むことが可能です。水筒やペットボトルカバーは利用できないので注意しましょう。
ハンカチ、ティッシュ
ハンカチやティッシュは試験中の持ち込みが認められています。急な体調の変化など、不測の事態に備えて持っておくと安心です。
目薬、座布団
ハンカチ、ティッシュと同様に試験中の持ち込みが認められています。受験する科目の数にもよりますが、複数の科目を受験する場合、長時間の試験になります。慣れない環境でも最大限の力が出せるように、必要に応じて準備するようにしましょう。
ゴミ袋
試験の最中に出たゴミは全て持ち帰る必要があります。昼食の際に出たゴミや使用済みのティッシュを持ち帰るためにビニール袋を1つ持っておくと安心です。
使い慣れた参考書
網羅的にまとめられた参考書が一つあれば、移動時間や休憩時間に見直すことができます。当日に見切れなかったり荷物になってしまったりするため、1~2冊程度をおすすめします。
試験当日の注意事項
試験中に持ち込めないもの
以下のものは試験中に持ち込んだり使用することはできません。持ち込みや使用が発覚した場合は不正行為とされてしまいますので、電子機器は電源を切ったうえでバックなどにしまいましょう。1次試験では電卓が使えないので注意が必要です。
・携帯電話、スマートフォンなど端末機器
・ウェアラブル端末(スマートウォッチ、スマートグラスなど)
・上記以外の電子機器
・電卓
・耳栓、イヤホン
インターネットでの受験申込に変更
今年度の試験から受験申込がインターネットのみに変更になりました。具体的な手続き方法は、日本中小企業診断士協会連合会のHPを確認しましょう。
科目免除申請を忘れずに
特定の資格の合格や経験がある場合、または過去2年間に合格した科目は科目免除申請をすることが可能です。科目免除を行う際は、科目免除申請は1次試験に行う必要があります。忘れないように注意しましょう。
まとめ
最大7科目を2日間にわたって受験する1次試験では、長時間集中力を持続するための忍耐力が求められます。ハードな試験スケジュールでも最大限の力を発揮するために、万全の準備をして臨みましょう。
56年の歴史を持つクレアールは、非常識合格法という独自の学習法を確立しています。中小企業診断士講座では、有名講師陣の分かりやすい講義や、質問無制限などの手厚いサポートが人気です。一発合格を狙う人は、ぜひご相談ください。