岡村 志保さん
受験回数 : 3回
社会保険労務士を志したきっかけ
企業の人事で10年以上勤務していますが、社員の方と接する上で必要な知識を一度きちんと勉強したいと思っていた際に、上司に社労士試験を薦められてチャンレンジしようと思いました。また、年を重ねていく上でキャリアアップにつながる資格をとりたいと思ったのがきっかけになります。
クレアールを選んだ理由
仕事をしながらの受験勉強になるため通学は厳しく、時間と場所を選ばない通信教育を選びました。3回目の受験で合格しましたが、最初の1回目は他校の通信教育を利用していました。人気のある学校ではありましたが、講義の内容や講師が私には合わず、1回目の不合格後クレアールに変えました。仕事が非常に忙しい時期であったため、仕事と両立しながらの勉強は長期戦になることを覚悟していたところ、クレアールには2年で合格を目指すセーフティーコースがあることを知り、値段もリーズナブルであったため最終的にクレアールの中級セーフティーコースを選びました。
具体的な学習方法
勉強時間の確保が肝でしたので、業務終了後は図書館で勉強してから帰宅、通勤時間はWeb講義を利用しての復習時間にあてました。2020年3月からコロナの影響で在宅勤務となり、朝、始業前までの時間を勉強時間にあてることができました。夜の勉強は疲れて眠くなり効率が悪かったため、早起きを心がけて朝の時間を勉強時間にあてたのが良かったと思っています。
<完全合格テキスト>基本錬成講義で使用
3回ほど目を通しました。ポイントとなるキーワードや苦手で覚えづらい箇所をマーカーするなど、ぱっと見たときに目につきやすくする工夫をしました。試験勉強後半戦で実践を見据えて問題を解く時も、あやふやでわからない箇所があった時にこのテキストに立ち戻るようにしていました。
<分野別完全過去問題集>
3周問題を解きました。完全合格テキスト(基本錬成講義)で理解できていたと思っていても、実際の問題では細かい点を突かれてうろ覚えで正解できないことが多々あったため、テキストで覚えたことの理解を深める位置づけで問題を解き、間違えた箇所は必ずテキストで復習するようにしました。
<コンプリーションノート>
非常によくまとまったテキストで重宝しました。これ一冊は完璧に理解するつもりで、試験勉強後半戦では何度も目を通して目に焼き付け、記憶するようにしました。
<答練マスター講義、ハイレベル答練>
ある程度テキストで内容を理解できていたと思っていても、ひっかけ問題にひっかかり、事例問題に苦戦するなど、初めて解いた時は驚くほど正解できなかったことに衝撃を受けました。問題文はどのようなところを注意して読まないといけないのか、繰り返し解くことで慣れるようにし、基本錬成テキスト(完全合格テキスト)とコンプリーションノートと併せて更に理解を深めるようにしました。
<模擬試験>
クレアールで2種類模試を受験しましたが、クレアールの問題は慣れもあって正解しやすくなっていたため、どんな問題にも対応できるよう、模試だけは他校にも申し込み、クレアールと併せて5回受験しました。本試験は時間との戦いです。試験時間は長いですが、問題数は多く要領良く解かないとあっという間に時間切れとなります。また、法律用語の難しい文章ばかり並ぶため、途中から目も頭も疲れてきて集中力が保てなくなります。時間配分や問題の量に慣れるためにも、模試は他校も含めて複数回受験されることをお勧めします。
本試験を振り返って
試験範囲は膨大でどんなに勉強しても完璧ということはありません。当然わからない問題も出てきますが、満点を目指すわけではないため、クレアールで学んだことで十分合格は目指せると思います。後はうっかりミスをしないよう、自信をもって落ち着いて受験するように心がけました。長時間の受験ですが、途中トイレに行くとロスタイムになるため、昼休みの水分補給は必要最小限にとどめ、また午後眠くならないよう、ランチは炭水化物を控え消化の良いものを選んで持ち込みました。
最後に
試験勉強は想像以上に辛く、クレアールのセーフティーコースでなければ2回目の不合格で諦めていたかもしれません。合格した今、自分を誇らしく思え、諦めなくて良かったと思っています。お世話になりました講師陣、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。