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「育児との両立~8年目の合格」 宮井 陽子さん

社会保険労務士合格体験記

宮井 陽子さん

受験回数:8回

志望動機

公務員から一般企業に転職して人事採用業務に就く。主に新卒・中卒の採用業務、新卒セミナー等を行う。その後結婚の為退職をして出産。前職の人事採用業務で社労士に興味を持ち、将来子供の手が離れたらまた社会復帰したいとは思っていましたが、企業で勤務しながらというのはなかなか難しいと感じ、それなら起業して自分なりのスタイルで働けたらと思い、勉強を始めました。

クレアールを選んだ理由

5回目の受験までは他の通信講座を受講していました。5回目の試験後、根本的な勉強方法を見直さないと合格はないと感じ、クレアールの法改正セミナーに参加しました。北村先生に労基法である年次有給休暇の発生要件を問われ、「社労士試験は記憶の試験。これが試験前にはスラスラいえるようにならないといけません」と言われ、衝撃を受けました。私がやっていた今までの勉強は勉強ではなかった。ただテキストにマーカーを引き、問題を解き、その日その日の目標までこなせていればOKという作業の繰り返しでした。どおりで択一式で40点を越えられなかった訳だ、と思い知らされ、クレアールで心機一転頑張ってみようと思ったのがきっかけです。

具体的な勉強方法

1~5年目まで 他社の通信講座 択一 30~38点

長女が産まれてから勉強を開始。朝、子供の昼寝時間、夜と1日2~3時間。直前記は日曜日に半日子供を主人に預けて勉強していました。3年目に臨月で受験後、次女を出産。なんとか1日2時間はとれたものの、上記の通り、過去問をテキストにマーカーでチェックし、問題を解き、という流れでしたが、問題を解くということにフォーカスしすぎてただ「こなす」だけの学習になっていました。

6年目 選択 29点 択一 47点(労一 2点)

6年目からはクレアールで勉強を始めました。北村先生の「非常識勉強法」にのっとり、講義→過去問フィードバック→個数管理の順で取り組みました。 過去問は、①問題を解く ②翌日も解く ③週末再度解く 1回転につき計3回解きました。そして、間違えた問題に付箋を貼り、2回間違えずにできるようになるまで解きます。2回転目からは、答練マスター、ハイレベル答錬にも取り組み、直前期は他社も含めて模擬試験を2~3回受けました。

また、この年の4月から下の娘が入園し日中の時間がとれるようになったので、他校の答練のみ通学で通い、その他の平日は昼食を持参して図書館へ通いました。往復の時間がもったいないと思ったのですが、自宅で学習するとどうしても家の事が気になってしまい、あれこれ家事を始めてしまうので、少しの時間でも図書館へ行くようにしました。

この年は選択式で足きりにあい、不合格となってしまいましたが、択一式が前年より10点近く上がったので、勉強法は間違っていないと思い、合否発表後すぐ学習を再開しました。

7年目 選択 37点 択一 43点

前年が労一の2点による足きりにあってしまった為、何か対策をと考え、毎日取り組み始めたのが「新聞をながめる」です。時事問題対策の一環として、やはり社労士たる者、最低限一般常識も知識として持っていないといけないという意図で本試験に出題されるのではないかと思い、とにかく深く読む時間はなかったので、全体を眺める程度ですが、毎日行いました。しかし、この年は今度は択一式で基準点に2点満たないという結果になってしまいまたも不合格でした。しかも、本試験直前に第3子の妊娠が分かり、どうしたら合格できるのか、そして来年も受験できるのだろうか、、、と途方に暮れました。

8年目(今年度)選択 30点(社一2点) 択一 46点

合格した本年は、妊娠による体調不良が少し落ち着いて私のメンタルも少しずつ修復されてきた10月頃から学習を再開しました。とはいえ出産予定が4月下旬。出産後はさらに学習できる時間がとれないと思い、できるだけ進められるよう取り組みました。そして無事出産。産前産後は1ヶ月勉強できず、産後2週間後から学習を再開。この時点でまだ1回転目の一般常識と答錬マスターの徴収法が終了しただけで、次々に来る教材に焦るばかりでした。

とにかく本試験までに全てこなせないのが目に見えて感じていましたので、再度学習スケジュールの建て直しをしました。そしてまず、1回転を終了させ、答練マスターを全科目2回取り組む事にしました。そしてこの時点で既に7月も下旬になっていました。ハイレベル答練や模試は時間がなく捨てる事にして、法改正と横断、白書のみ取り組みました。

直前期の8月は、まず答練マスターの間違えた問題のみ切り取り、一度も間違えていない問題は捨てました。(実際には倉庫へ)そして、過去問も10年分で頻出項目のみ解き、本試験1週間前はテキスト読みと暗記の最終確認をしました。

私が実践した暗記法

私は暗記が得意ではなく、毎年超直前期にならないと取り組めなかった為に、本試験までに間に合わず、中途半端な知識のまま本試験に臨んでいました。そこで、今年は1回転目から常に暗記を意識し、テキストを読み進めました。

暗記法ですが、1冊A5ノートを用意し、各科目項目ごとに付箋紙に暗記する項目を書きます。ここで、重要箇所はオレンジのペンで書いておくと、赤下敷きを当てると重要箇所が消えるので、覚えたらその項目の付箋紙を捨てる。その繰り返しで覚えました。覚えたら付箋紙を捨ててしまうので、確実に覚えられたという自信がつくまで何度も見ました。また、A5サイズのノートは持ち運びしやすかったので、子供の習い事や行事等で机に向かう時間はなくてもスキマ時間はわりととれたので、有効活用できました。

今年の本試験を振り返って

受験生8年目にもなると、本試験の過ごし方もルーティーン化してしまい、まず朝食は必ずご飯。昼食におにぎり、ヨーグルト、お茶を持参。択一式問題を解く順番は、健康保険からスタートし、後半に労働科目、最後に一般常識です。これは、単純に年金科目に時間を取られるので焦らないようにする為です。しかし、今年は模試を受けていなかった為、時間配分がうまくいかず、社会保険科目に時間をかけてしまい、後半の労働科目でかなり焦ってしまいました。やはり模試は1度は受けておいた方が得策だと痛感しました。

そして、私はこれまでの人生の中で本番には割りと強いタイプだと自負していましたが、社労士試験のここ3年前辺りからは本試験が開始すると腹痛に見舞われるという事態が起こりました。当然今年も択一式試験開始後すぐは退席できないのにかかわらず腹痛が襲い、なんとか脂汗をかきながら問題を解きました。今となっては懐かしい思い出ですが、人間歳をとるといろんなものを抱えるようになる事からくるプレッシャーだったのだと感じます。

クレアールでよかった点:なんと言っても講師陣の講義です!北村先生の非常識勉強法を生で聴き、頭にガツンときました。(笑)その他、横断講義や7点アップセミナーを動画視聴しましたが、何度も音声で視聴していると、本当に頭に入ってきます。横断講義で教わったわがまま図表は試験直前期では何度も書いて覚えました。また、講義の大半は斎藤先生でしたが、運転中や家事の合間に音声のみ聴いていても、流暢な言い回しが頭にスーっと入っていくのがわかりました。覚えるべきポイント、サラッと流すだけでよいポイント等、重要な箇所を要所で説明していただき、いつもスキマ時間に聴いていました。私はクレアールの教材の中で一押しは答練マスターなのですが、この講義もとても分かりやすく、

この演習のみで合格できると言っても過言ではありません。私は直前期、答練マスターを解く事により、「基本」が頭に入るようになります。問題を見て重要ポイントがすぐ頭に浮かぶまで何度も解きました。

終わりに

長々と書いてしまいましたが、8年の受験生活を経て、私が合格するに必要なものとは、、、やはり「合格したいという気持ち」これに尽きるのかなと思います。私は出産後3ヶ月での受験でしたが、産後思うように身体は動かず、家事も勉強もはかどらず、何度も今年の受験は諦めようと思いました。しかし、家族の一押しがあったお陰でなんとか受験し、合格を手にすることができました。特に小学生の一番上の娘には、夏休みに家にいるのに遊びや宿題に付き合ってあげることができず、旅行に連れて行って思い出を作る事もできませんでした。こんな思いはもうこりごり、来年は真ん中の娘も小学生なので、来年は夏休みに思いっきり子供と楽しい思い出を作りたい、そして、長い間テレビ越しで応援できなかった東京オリンピックを家族で楽しみたい、ただその一心でした。

運がよかったのだと思います。ギリギリの点数でしたが、みなさんも、是非合格を勝ち取ってください。応援しています。

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