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「「基礎」「過去問・答練」の反復ルーティン化(非常識合格法の実践)」 T.A さん

社会保険労務士合格体験記

T.A さん

受験回数:4回

1. はじめに

受験回数4回目でようやく合格できました。私自身、特に1年目は合格体験談を読み「どうすればいいのか」紆余曲折の日々だったので、できるだけ具体的な内容としたいと思います。

2. 受験歴

1回目は某通信講座受講。1月開始するも全くつまらなく聞き流すだけ。大量のDVDと教材に埋没し、どれもこれも中途半端のなか、某社の模試を受けて初めて内容に興味が持て、そこから3か月は集中し学習。しかしまったく全体像がつかめず、7月下旬に水道橋のクレアールを訪問し個別相談。「ヤマ当て」を受講し全体像がつかめた!

実質4か月くらいの学習で、選択23・択一38

2回目 某通学 クレアールと某通学と迷いに迷って…模試を受けた某通学を選択。

2年目が一番勉強しましたが結果は、選択28・択一38

「通学」なら「学習」習慣がつくだろうと考えたのですが、かけた時間と結果の乖離が大きく、また経済的な面からも撤退しようか迷いました。

クレアールのチラシ(受験のあと配布されていたもの)を見て金額と内容の充実からクレアールに決断。試験後の斎藤先生の「解説」を聞いて「過去問からの出題は多い」なる分析資料を見たのも要因でした。

3回目 クレアール 本試験後に「間違えた箇所」を分析した結果「基礎」問題が多いことを発見。「学習」と「受験」が混同し周辺知識がどんどんひろがる「ドーナッツ現象」でした。

そこで『社労士試験 非常識合格法』を何度も読み直し「基礎・反復」を意識して取り組みました。結果、選択28 択一50なるも選択で2科目基準点割れでした。

5月の模試から択一50以上で何度か優秀者の名前にも掲示されたのでかなりショックでしたが、実はこれがこの試験の本質だとも思いました。
3回目にしてようやく選択の壁にたどり着いたとも言えます。

ショックではありましたがクレアールの教材の信頼性は揺るぎないものとなる中、「リフレッシュスタートプラン」なる破格のチラシが送付され迷わずお世話になることとしました。(なぜこんなに安いのか?と事務局の人に問い合わせたくらいの内容です)。

4回目 択一は答練と過去問で50点はとれると確信したので、「選択対策」を意識して取り組みました。(後述)

結果、選択33 択一50でした。何より選択は3点以上、択一は4点以上であり救済を気にすることなく合格発表を待てたのはとても大きいです。
一方、選択も3点が3科目、択一の一般も4点とギリギリでさらなる長期受験の可能性も十分あったと思います。

3. 学習法

私は前述のように学習環境を3回変えました。回り道だったと思います。学習法に悩んだからです。

① 通学か通信か?

迷わず通信を勧めます。もっとも通学は「学習している」実感が最も得られます。社会人の場合「学生気分」にもなりいいものですが、そこに落とし穴があってライブ講義を聞くという受動的な立場になってしまうのです。また「講義ノート」などで自己満足しがちです。その点通信は2倍速で聞けるしペースさえつかめれば能動的な講義活用ができます。問題演習にあてる時間も確保できます。

② 理解か記憶か?

これは『社労士試験 非常識合格法』にもあるように、社労士の場合は「記憶」だと思います。記述ではないし、択一も論理的な思考を問う形式ではないです。しいてあげるなら、年金の事例でとても3分で解けないような問題がたまに出ますが、本試験の会場では教科書どおりの図を描いて解答する時間はとてもないです。

解答できる人は年金の「基本」フレームがまず頭にあって、問題文の「キーワード」や年齢など条件をそのフレームにあてはめて、「解答を推測する力」を駆使し一瞬で解いているのです。5分以上あればちゃんと図で人に説明できるという前提ですが。あるいは飛ばして次の問題にいける人でないとタイムアウトしてしまいます。私の2年目のように。

③ 択一対策

クレアールを選択された場合は50点とれます。

「答練」と「過去問」だけでとれます。他にも良い教材がたくさんありますが「受験」という面から考えると教材の絞り込みができるかどうかにかかってくるので中心はこの2点でいいと思います。

ただし横断の教材につく「問題」は秀逸ですし、また「過去問」なのであわせてやると効果は高いと思います。私は横断の問題を猛スピードで解答する訓練用として活用しました。

頻出項目のチェックと過去問演習の刺激にもなります。(毎日過去問演習で同じことするので飽きてくるから脳に適度に刺激を与えるためです)

④ 過去問

講義と同時にどんどん解いていきます。可処分時間が少ない人は□□□の奇数とか偶数とかルールを決めてどんどん解くといいと思います。
まちがえても全く気にせず繰り返しどんどん解いていきます。

私の場合は起床後から出社まで30分、電車30分、昼休など会社で30分、帰りの電車30分毎日過去問を繰り返し説きました。

繰り返し解答すると解答のフレームのようなものができてきます。一方そもそも飽きてくるのとページとか位置で答えがわかったりするのでプリントアウトしてリフレッシュスタートしました。その際シニアなので文字を本試験くらいの大きさに拡大しました。

プリントアウトしたものは綴じ込みしないで解答し、2回連続で○がそのページ全問となればはじいて少しずつ少なくしていきました。

「2回連続○」をゲーム感覚とし回転数をあげて解答のフレームを固めていきました。

本試験前の7月下旬には全科目終了しましたが、再度3回以上まちがえた過去問で再セットし、弱点問題集として「2回連続○」に取り組みました。こうなると朝のハミガキと同じです。8月に過去問で総復習ができました。横断の猛スピードチェックは当然ノーミスです。

⑤ 答練

答練も過去問と同じです。
クレアールを選んだ理由のひとつが「答練」だったので問題数の多さに最初は大変でしたが間違えてもどんどん解きました。
紙ありコースで頼んだのですが○×表示が10以上となると紙もクタクタになりこれも解答だけ思い出すなど現象がでてきたので、プリントアウトしてリフレッシュスタートしました。

「2回連続○」方式は同じです。
8月総復習の際には再度プリントアウトしスピードにこだわり1セット30分で解きまくりました。択一は本試験の問題全体を固まりとして1つとして解答する力が必要です。

本試験では最低でも1時間は余るスピードが合格する人はみなついていると思います。
1回目の受験は時間が不足するのはもちろんで、2回目以降の場合です。

⑥ 選択

1、2年目の場合は択一中心でいいと思います。
ただし3年目以降ないしは1、2年目でも択一で50とれるレベルの人は「選択の1点でもう一年」と考えると対策は必要と思います。

具体的に私は某社と某社の選択問題集を解きました。(ひとつは北村先生)

これも5点2回連続で○とし繰り返しましたが結局最後まで何問も残りました。
一方で10月あたりから取り組んだので「問題文」を読み込む力がでてきた実感がありました。実際5月以降の模試もほぼ各科目3点以上で30点以上と安定してきました。

選択の中にも「基礎」の要素はあると思います。
北村先生の言われる「キーワード」と文章を読む力のようなものでしょうか。
選択の問題集を択一と同じように時間をかけて取り組むのはかなりハードです。
会社名がだせないので抽象的な話で恐縮ですが「難しい方」の問題集です。

3年以上受験されている方で、選択で悔しい思いをされているかたは検討してみてください。一般常識の基礎点という意味でも重要な戦略です。

⑦ 一般常識

これは克服できたとはとても言えませんが取り組んだ内容をお伝えします。

一般常識のテキストは厚すぎて「何回転」もできるものではありません。活用したのは一般常識講座のテキスト、白書講座の問題集です。一般常識講座には問題も豊富についており「基礎」はこれで十分と思われます。

あと前述の「選択問題集」とで「基礎」を固めて白書講座で臨むのですが、複数受験生としてはやはり不安との戦いとなります。そこで私は各種模擬試験を5月から受験し、復習後に一般常識だけ切り取って「問題集」として活用しました。また直前対策講義を他校で受講し(選択と択一)、特に一般常識を重点に復習しました。ベース知識をクレアールで固めて予想問題を取り入れたということです。

今回合格できたのはクレアールのおかげですが、直前講義から一般常識で1問ですがヒットしそれが功を奏しました。このたった1問で合否が最後決まる怖さがあります。

⑧ 模擬試験

「非常識学習法」の教えを守った部分と守らなかった部分があります。5月以降会場受験は3回です(含むクレアール)。一方自宅受験は4回と冊子の模擬試験は10回です。模擬試験は1回復習してあとは前述のように一般常識問題集として活用しました。

データがでる会場と自宅受験は1回復習した後は、70%以上正解率で×ないしは正解しているが△表示したもの(迷った箇所にマーク)にしぼりました。

何冊もあって復習しづらいので、70%×△だけ切り取って「重要模擬試験」を作成し繰り返し説きなおしをしました。クレアールで2年目、受験も4回目なので自分に喝をいれる意味で「高地トレーニング」の発想で1日2模試やった日もあります。

⑨ 科目別学習法

労基

最もはいりやすくつかみづらかった印象です。改正など試験に出そうなところが出ず以外に点が伸びない。過去問でそのような傾向をおさえることと選択の判例対策はとった方がいいと思います。見たことあると筋が読めるのが所見では読めず見当違いの選択をする。

安衛

労基の補充として2点は確保したいので過去問を固めることだと思います。

労災

スライド制の図と表を問題文とつけあわせて理解する。

雇用

体系図を書けるようにする。そのほうが早いです。問題演習だけだと結構似たキーワードが多く混乱しがちです。私の場合2年目の某学校で雇用保険の答練で0点でした。今年本試験では選択5 択一10でした。フレームが頭にあれば問題文を適切にあてはめることができます。そのうえで、ある人を例にして退社⇒求職の申し込み⇒就職⇒再就職手当⇒就業促進定着手当などの手続きをイメージすると問題文が読みやすくなります。基本手当の日数は「ハナムコ・イチイチクヤム・クヤムケッコン・ヤムナムシ・ムシサ」のゴロで一度覚えたら楽勝です。

徴収

過去問を毎日やることにつきますが混乱しがちな箇所をコンプリートノートにメモ書きで追記するなど工夫するといいと思います。

健保

やはり過去問が重要と思います。理解という意味では労災との関連性も意識してテキストを読むなどしました。

年金

厚年・国年はセットで問題演習です。国年の合算とかマクロ経済などは最低限の問題対応だけとし深入りしないほうが得策です。年金はパズルなので数学の公式のように「型」さえ覚えれば実は簡単ですが、理解しようとすると年金の歴史の世界に踏み込むことになるので時間がかかります。図で覚えるようにしました。

老障

遺の厚年・国年の65歳以上の併給可能についてもまず図を書いて問題文にあてはめるようにしました。

一般

前述のとおり最後まで苦戦しましたが、ベースはつくれます。

4. 最後に

2年間にわたりクレアールにお世話になりました。教材の素晴らしいのはもちろんのこと事務局の方も丁寧にいつも対応いただきました。
通信だけどアットホームなクレアールなら必ず道は拓けると思います。

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