
充実したカリキュラムが良かった
社会保険労務士資格を目指した理由
きっかけは、お世話になっていたハローワークの担当者が社労士資格を有しており、その方から資格の勉強を勧められたことでした。当時、体調を理由に新卒での就職活動がうまくいかず焦っていた私は、とにかく何か将来につながることをしたいという思いで、さっそく社労士や試験の内容について調べてみました。テキストに目を通して感じたのは、社労士になるかどうかは別として、これらの法律の内容を知らずに社会に出るわけにはいかない、今後の人生に役立つ知識ばかりで、勉強して損はない、ということでした。また、それと同時に、知識を活かして人や社会を支えることができ、働き方の選択肢も広げられる「社労士」という仕事に魅力を感じました。
予備校選びのポイント
当たり前のことかもしれませんが、社労士の勉強における自分の状況(受験経験年数、弱点など)や勉強スタイルをふまえたうえで、何を重視するかの優先順位を決めておくことが大切です。
私の場合、1年目は、当時名前を知っていた予備校の講座をホームページ上で調べただけで、あまり迷うことなく申し込みました。2年目も、教材が使いやすく、ある程度点数をとれていたので、予備校を変えることなく勉強を続けました。
しかし、3年目に関してはかなり悩みました。2年間の勉強のなかで他社の情報に接することも多く、講義はここのほうがわかりやすそう、とか、テキストはこっちのほうが読みやすそうなど、調べれば調べるほど決められなくなってしまいました。選ぶときは、ホームページ上の情報だけでなく、実際に資料を取り寄せてみたり、気になる点について問い合わせてみたりすることもポイントの1つだと思います。
クレアールを選んだ理由
他社の通信講座で過去2回の受験勉強をやってきて、正直、教材をやり尽くしてしまった感じがありました。また、2回とも選択式の足切りで不合格となったこと、1年目と2年目で点数がほぼ変わらなかったことから、何か変化をつけなければ今の状態から抜け出せないと考えました。
クレアールを選んだのは、答練の魅力にひかれたからです。過去問以外の問題や論点に多く触れられることで、初見の問題への対応力や応用力が鍛えられると感じました。実際にサンプル教材を手にしてみると、各科目の項目ごとに問題が掲載されていることや、1問1問詳しい解説がついていることがわかり、自分の苦手分野が明確になって復習にも最適な教材だと思ったことも、決め手となりました。
印象的なカリキュラム・教材
コンプリーションノートです。持ち運びにも便利なコンパクトサイズでありながら、おさえるべきポイントはきちんと整理されたうえで掲載されていて、直前期の見直しにはとても役立ちました。テキストを読み直すのはちょっとしんどいなというときにも、コンプリーションノートなら気軽に読むことができました。
また、単元ごとに出題ランクが示されているため、どこを優先的に見直せばよいかが一目瞭然で、限られた時間のなかでメリハリをつけて勉強することができました。
苦労を乗り越えたエピソード(仕事との両立など)
試験勉強をするうえでの私の課題は、モチベーションの維持でした。とにかく何でも吸収してやろうという1年目に比べ、2年目と3年目はどこか集中力に欠けていたり、机に向かうものの内容があまり頭に入っていなかったりしていました。そのような状況を乗り越えられたのは、受験生勉強会に参加したことが大きかったです。他の受験生の勉強方法を聞いたり、自分の悩みを聞いてもらったりするなかで、毎回新たな発見がありました。
また、問題への解答に対して先生方からその場で質問を受けることで自分の理解度を把握することができ、よい緊張感のなかで勉強することができました。気分の上下はありましたが、勉強会に参加したことで最後まであきらめることなく取り組めたと思います。
今後の展望
現在私は社労士事務所で勤務しているので、ひとまずはこのまま実務経験を積んで、勤務登録をしたいと考えています。将来的に資格をどう活かしていくかはまだ明確に描けていませんが、さまざまな研修会に参加したり社労士の先輩方とのつながりをつくったりするなかで、自分の強みを見つけ、社労士として活躍していきたいです。